花展とは
「花展」とは、いけばなの展覧会の事です。花展は、デパートの催事場を使って総数で400作を超えるものから、公民館や老人ホーム、駅などで行われる10作ほどのミニ花展まで様々です。いけばな作品を実際に見に行きたいけれど、どこで開催しているのかわからない。いけばなを習ってないのに観に行ってもいいのかな?と思われている方もいらっしゃると思います。池坊の花展では、いけばなを知らない方々のご来場を歓迎します。どの花展も、見ごたえがあり、いけばなの多様な魅力にひかれるでしょう。ぜひ一度、お越しいただき、季節のいけばな作品にふれてみてください。
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本部展
札幌、仙台、東京、名古屋、京都、大阪、福岡において、本部主催の花展を開催します。本部展では、家元・次期家元の作品を観ることができます。京都・池坊本部で開催する「春のいけばな展」と「旧七夕会池坊全国華道展」は、池坊が開催する最大の花展で、期間中に累計約1500作を展示します。全国から最高クラスの門弟が集まる花展です。
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連合支部花展
地区連合花展と県連合花展があります。地区連合花展は、北海道、東北、北陸、中国、四国地区で開催します。その地区に所属する各支部より選抜された会員による作品展示と、華道家元賞をはじめ後援団体による名士賞を目指すコンクールを開催します。県連合花展は都道府県単位で開催する花展です。県や市など行政と連携して開催することが多く、地域の文化振興に貢献しています。
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支部展
池坊には各地域ごとに組織する支部が全国にあります。その支部が開催する花展が支部展で、支部の若手華道家達で組織する青年部の花展を同時開催することもあります。また、5年や10年ごとに創立記念支部花展を開催する支部も多くあり、支部の歴史を感じることができます。
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ミニ花展、社中(しゃちゅう)展
地域に密着した小規模の花展です。いけばな教室の先生が生徒と一緒に開催する花展を社中展といいます。いけばなの友達や仲間と数十人で開催する花展をミニ花展と呼びます。地域で活躍する先生や教室の雰囲気を知ることができます。