松橋 啓介 室長、金森 有子 主幹研究員が土木学会環境システム委員会より優秀論文賞を受賞|2024年度|国立環境研究所
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2024年11月18日

受賞のお知らせ~
松橋 啓介 室長、金森 有子 主幹研究員が土木学会環境システム委員会より優秀論文賞を受賞

概要

受賞者氏名: 松橋 啓介(社会システム領域)、金森 有子(社会システム領域)
賞の名称:  優秀論文賞
授賞機関:  土木学会環境システム委員会
受賞年月日: 2024年11月3日
受賞対象:  車検証走行距離データに基づく全国市区町村別乗用車・軽乗用車CO2排出量の推計, Japanese Journal of JSCE, 79 (26), 23-26020, 2023

ひとこと

環境システム研究論文集第51号(土木学会論文集79巻26号)に掲載された論文が、環境システムに関する独創的な業績を挙げ、学術・技術の進歩・発展に顕著な貢献をなす優れた論文として認められ、表彰されました。石河正寛、崔文竹、有賀敏典との共著です。19年前にも、全国道路・街路交通情勢調査の自動車起終点調査の個票データを用いて全国市区町村別の走行距離の違いを考慮した乗用車CO2排出量を推計した論文について同賞を受賞しました。しかしその後、調査規模が縮小されたため大規模な市を除いては信頼性の高い推計が困難になっていました。今回、軽乗用車を含めて、車検証等に記載される走行距離計のデータを活用することで、全国市区町村別の軽乗用車と乗用車の走行量を分析し、CO2排出量をこれまでより高い信頼性で推計することができました。地域の特徴を生かした脱炭素施策の検討に役立つものと期待しています。今後、地球温暖化対策地方公共団体実行計画の策定に新たな推計手法が活用されるよう、知見の普及に努めます。 なお、推計結果は下記にて公開しています。
https://doi.org/10.34462/0002000048