2015年9月30日
被災地の環境再生をめざして
~放射性物質による環境汚染からの回復研究~
環境儀 NO.58
2011年3月11日に発生した東日本大震災から4年半が過ぎました。福島県をはじめとする被災地では徐々に環境回復・復興が進みつつありますが、いまだに、地震、津波、そして放射性物質による環境汚染によって引き起こされた大きな問題・課題を抱えています。
国立環境研究所では、長年にわたり培ってきた環境研究の蓄積をもとに、発災直後から、がれきなどの災害廃棄物や放射性物質に汚染された廃棄物などの処理・処分、放射性物質の環境動態や生物・生態系への影響、地震や津波による環境変化と影響、被災地の復興まちづくりと地域環境創生などの災害環境研究に取り組んできました。そして2016年度からは、福島県三春町に設置される環境創造センターに国立環境研究所の支部を開設し、被災地に根ざした調査研究を力強く継続的に進めます。さらには、東日本大震災の経験と教訓を踏まえて、将来の災害に備えた環境創りを追求する研究に取り組む予定です。
本号では、東日本大震災後に進めてきた災害環境研究の中でも、特に力を注いできた放射性物質による環境汚染からの回復について、これまでと今後の研究を紹介します。
目次
- 災害環境研究 これまでとこれからInterview 研究者に聞く
- 国立環境研究所が進める災害環境研究コラム1
- 放射性物質・放射能・放射線、放射性セシウムについてコラム2
- 放射性物質によって汚染された廃棄物の問題コラム3
- 放射性物質によって汚染された廃棄物の処理・処分に関する研究コラム4
- 放射性物質の環境中での動きコラム5
- 環境中の放射性物質の動きと影響に関する研究コラム6
- 福島県にできる環境創造センターと国立環境研究所福島支部コラム7
- 放射性物質による環境汚染からの回復研究Summary
- 環境回復研究の現状と国立環境研究所で進める災害環境研究研究をめぐって
- 国立環境研究所の災害環境研究(環境回復研究)のあゆみ
- これまでに公開した災害環境研究(環境回復研究)関連の文書
- PDFファイル環境儀 NO.58 [9.5MB]
目次
- 災害環境研究 これまでとこれからInterview 研究者に聞く
- 国立環境研究所が進める災害環境研究コラム1
- 放射性物質・放射能・放射線、放射性セシウムについてコラム2
- 放射性物質によって汚染された廃棄物の問題コラム3
- 放射性物質によって汚染された廃棄物の処理・処分に関する研究コラム4
- 放射性物質の環境中での動きコラム5
- 環境中の放射性物質の動きと影響に関する研究コラム6
- 福島県にできる環境創造センターと国立環境研究所福島支部コラム7
- 放射性物質による環境汚染からの回復研究Summary
- 環境回復研究の現状と国立環境研究所で進める災害環境研究研究をめぐって
- 国立環境研究所の災害環境研究(環境回復研究)のあゆみ
- これまでに公開した災害環境研究(環境回復研究)関連の文書
- PDFファイル環境儀 NO.58 [9.5MB]