こんにちは!なの(@nanonnpi)です!
体調を崩してしまいまして、更新ができず…
移動手段が徒歩しかないと病院行くのも大変です😭
体調が回復してきたので、ずっと発信したかったお仕事の投稿をしたいと思います!
都内でインテリアコーディネーターとして働いている私が、
小規模企業や個人設計事務所の闇や、設計職として担っていること、
なぜ転職を考えようと思うのかなどお話ししていきます!
●インテリアコーディネーターの現実
・働く場所や主な業務内容について
・学歴や資格、何か知識は必要?
・オススメしない設計事務所の業務環境
●インテリアコーディネーターを目指して気を付けるべき点
・転職のきっかけになったのは圧倒的〇〇!
・未経験でも挑戦可能?気になる条件や求人数は?
・実際経験した私が教えるブラック企業の見極め術!
インテリアコーディネーターの現実
働く場所や主な業務内容について
私は、インテリアコーディネーターとして都内の設計事務所にて働いています。インテリアに興味がある方やおしゃれで華やかな仕事として憧れている方は
たくさんいるのではないでしょうか?実際私もそのひとりでした!
私の今までインテリア関連の企業の経験数は3社です。
設計事務所が2社、建材メーカーが1社です。
住宅や施設、店舗と働く会社によって物件はさまざまです。
インテリアコーディネーターと記載しましたが、現在の事務所では
業務的に店舗デザイナーというほうが正しいかもしれません。
※違いはあまりよく分かってません!気になる方は検索してみてください…
美容室や個人病院など、小規模物件の設計に携わっています。
どこまで担当するかは本当に会社によって異なると思うので
一概にこうです!とは言えませんが、私の体験談として聞いてください。
設計事務所の経験は2社ありますが、どちらもやることはほぼ同じです。
簡単に言いますと、設計から施工、アフターフォローまで全て担います。
テナントが決まっていなければお客様と一緒にテナントの現調からCADに図面起こし、
新築ならA工事の方(建築担当)と連携し、図面にレイアウトを設計していきます。
先ほど記載しましたが、基本的に内装に関わることは全て担当します。
クロス、床材、建具、家具などインテリアに関するおしゃれなところだけではなく、
空調や照明、コンセント、水回りなどの設備関連の設計も必須です。
設計図が一通りできたら、機器や家具、建材の選定、3Dパースの作成など。
造作が必要な家具は全て家具図を作成します。(本格的なものではないです!)
既製品など発注が必要なものは全てリスト化し、「どこに何を」を明確にまとめます!
(クロスや床材は㎡で記載します。)
全て図面が完了し、お客様との相違もないようならば工事のお見積書を作成します。
設計などの業務を含め、実際に工事をして、お客様に引き渡し→完了するまでの請求金額です。
工事は私たちがするわけではないので、期間を伝えて各業者の手配が必要です。
店舗の改装だとだいたい工事期間は1週間程度です。(昼夜ほぼずっと何かしら工事してます)
期間中にどの工事をいつするのか。
クロスはクロス屋さん、照明は照明屋さんへ依頼となるので、各業者の空きを確認して予約!
いつどの業者が来てどの工事をするのか、工程表を作成し、お客様や各業者へ共有します。
各図面の作成や発注、見積りや工程表の作成が終わったら、現場の準備をします。
現場が遠方なら交通やホテルの手配は必要です!
また、音が出る工事もあるので、近隣の店舗や住宅などに工事のお知らせを投函したり、
業者のトラック等を工事の関係で道路に止める必要がある場合は警察署へ申請をしたり、
消防へ図面の申請をしたり、といろいろと設計とは別に必要なことがたくさんあります…
インテリア以外にいろいろあるんだな…くらいに思っていただけたら大丈夫です!
最後は現場での立ち会いです。
個人的にやっぱ現場は何回経験しても緊張します。。😅
実際、改装工事だと現場でイレギュラーなことが起こることも多々あります。
過去の図面に載っていない配管や柱など、実際壁を壊して発覚するものもあるので…
現場の管理者は自分なので、何かあった時業者さんにここどうしますか?と
全て投げかけられるのですが、私は無知で業者さんのが専門的な知識は当然あるので
どうするのがベストですか?と助けてもらうことがほとんどです🥺🥺(情けない)
建築業界なので現場の方達はやはり少し昭和な雰囲気がありますね。
コミュニケーションが苦手な方は現場作業のある事務所は向いていないかもしれないです…
私も向いていないのですが、ポンコツすぎて仕方ないな〜という感じで助けてくれてます!
厳しいけど面倒見は良くて、みなさん女性にはちょっと優しいかもです🤣
現場が終わったらオープンセレモニーに参加します!(ない店舗様もあります)
うわ〜〜〜無事オープンした〜〜〜〜よかった〜〜〜😭😭!!って感じです!!笑
最後会社に戻って報告や請求書の発行と送付など事務作業ですね。
恐ろしいのは他の物件も並行しながら進めるということですね。。
アフターフォローもあるので、以前工事したお客様より急にここが壊れた!とか
連絡をいただくこともあり、急いで現場に行ったり、業者を手配することも…
いろいろ長くなりましたが、「華やかな仕事だけじゃない」というのが現実です。
学歴や資格、何か知識は必要?
私は4年生大学の建築学科を卒業しているので比較的挑戦しやすかったです。特に資格は何も持っていません!
じゃあ学歴がないと無理なのか、というとそうではないと思います。
実際、全く関係ない大学を出ている人はたくさん働いていました!
ただ、ある程度名のしれた企業とかだと学歴や経験を必要とするところが多いですね。
個人的に重要視されるのはCADスキルじゃないかなと思います。
内装関連ではほとんどの企業で Vectorworks というソフトが使われています。
Vectorworks以外でもいいので、なんかしらCADのスキルは必須かなと思います。
あとたまに使用するのが IllustratorやPhotoshop などのAdobeソフトですね。
サイン図(看板)の作成にIllustratorを使うことが多いのでスキルがあると◎です!
資格は持っている人の方が少ないので優先順位としては低いかもしれません。
でも絶対プラスにはなるので、これから活躍したいという方は挑戦してみるのもおすすめです!
大手企業だと資格必須の求人もあるので余裕があれば見てみてください!
オススメしない設計事務所の業務環境
設計事務所といっても社員数が50人以上のところもあれば10人未満のところなど規模が大きいところから小さいところまでさまざまな会社があります。
求人も結構たくさんあるイメージです。
会社の規模が小さい少人数の事務所では、ビル等の一般的なオフィスというよりは
マンションの1室を事務所スペースにしているところも多数あるイメージです。
職場の環境として考えると、上記のような環境はあまりオススメはできません!
一度面接に伺った会社がマンションの1室をリフォームして事務所にしていたのですが、
近隣の生活音、どこかの部屋がリフォームしている工事の音、外の車の音など
とにかく周りの音がうるさいです!
住空間で狭い中に複数人がいることで、一人が感染症などにかかると
換気機能の面でも不安ですし、お手洗いもひとつです…🙄
私は耐えられないなと思ったので辞退しました。笑
小規模になるほど就業ルールがなかったり、自由度が高すぎたり…
この会社大丈夫?となる可能性大です!(完全に憶測です)
以前働いていた会社の同僚が個人の設計事務所で働いていたのですが、
給料が規定の日に振り込まれることの方が少ないと言っていました。
給料日を目的に働いているのに規定の日に振り込まれないとか
その時点で信用できないし辞める…と思ってしまいました☠️
そういう会社はだいたいまともに残業代が出ないところ多いです…😨
職場の内部事情は面接で見極めることってかなり難しいですよね…
小規模な設計事務所だとこういう現場も多くあるので慎重に検討が大事です。
インテリアコーディネーターを目指して気を付けるべき点
転職のきっかけになったのは圧倒的〇〇!
私が過去に働いた設計関連の会社を退職しようと思ったきっかけは圧倒的に残業関連です。新卒で入った会社は残業がかなり多く、毎日終電で退勤できるといいレベルでした。
週に数回は終電を逃しタクシーで帰ることも。。
土日はほぼ出勤していました。(隔週で土曜出勤がある会社でした)
入社した際、5月に先輩に今年休んでない…って言われてゾッとしましたね😰😰
残業代は上限35時間分しか出ないので残りはサービス残業です。
次の会社では、面接の時にあらかじめ前職で残業が多かったことを伝えました。
社長との面接だったのですが、みんな20時には帰ってるから大丈夫だよ〜と言われ入社。
入ってみれば嘘ばっかりですね。笑
先輩や上司に面接で20時には退勤してると言われたのですが…と伝えたら
社長はオフィスにいることが少ないから、みんなが残業していることも
知らないんじゃない?と言われました…衝撃ですよね😂
結局毎日終電…帰ったら1時前くらいです。
今思うとよくやってたなと自分で自分を褒め称えたいですね😂😭
勤怠とかもないので、何時に来て何時に帰ったかも記録されていませんでした。
途中からタイムカードが設置されましたが結局残業代はスズメの涙程度でした。
退職してからしばらくはもう残業は嫌だ!という思いが強くあったので
派遣社員として働いていました✌🏻
今は過度な残業はありませんが、残業代もでないしボーナスもありません…
他にもいろいろ現状に不満があるので転職したいなとは思っています。
東京や大阪などの都市部は、企業数が多く求人も多いので魅力的ですが
その分ブラック企業も多いので注意が必要です!!
未経験でも挑戦可能?気になる条件や求人数は?
「学歴や資格、何か知識は必要?」でも記載しましたが、未経験でもインテリアコーディネーターになることは可能です!
実際私は特に資格も持っていないですし、学歴も経験もない同僚も過去にいました!
結構小さい会社は役職が上の人との距離が近く、面接で社長と直接話せる会社は多いと思います。
面接で社長と話して気に入られたり期待されたりで入社した〜みたいなパターン結構多いです!
未経験で大切なのは、「インテリアへの興味と、どれだけ意欲があり、活躍できるのか」
自己PRをしっかり企業側に伝えることだと思います。
年齢に関わらずなぜインテリアの仕事に興味を持ったのか、なぜ転職するのか等
明確に理由や目標と意欲を伝えられるように準備しておきましょう。
好きなインテリアの設計者や雑誌、応募企業の実績の中で印象に残った点も
含めながら伝えられるといいかもしれません。(実際全て質問で聞かれたことがあります…🥲)
面接の最後にだいたい質問はありますか?の問いをいただくと思うので、
入社前に勉強しておいた方が良いことなどあるか聞いてみるのも熱意が伝わりそうですよね。
ちなみにですが、私はVectorworksもadobeも使用経験はありませんでした!
入社後にトレースから練習させてもらって、細かいところは実務をやりながら覚えました😂
もちろん今の会社では全て使用できるようになってから入社しています。
CADは思っているほど難しいスキルは必要ないのであまり不安に思わなくても大丈夫だと思います!
次にインテリアコーディネーターの条件や求人数についてです。
私も現在転職活動中なので、実際に求人サイトを見て感じたことですが、都内など都心部では
インテリアコーディネーターの求人自体は少なくないと思います!
条件としては、CADスキルや内装設計経験、インテリアコーディネーターの資格取得者を求める企業が多いです。
私は地元が徳島県なのでかなり田舎なのですが、地元での転職も検討しているので
徳島や香川などの地方の求人も検索することが多いです。
都心に比べてやはり企業数が少ないので、地方では求人自体少ないです。
ですが、ハウスメーカーでのインテリアコーディネーターの求人は比較的多いと感じました!
ハウスメーカーでの求人は割と営業も込みと記載されているところが多い気がします。
未経験可のところが多いですが、一部営業経験や設計経験を求める企業もありました。
営業経験がある方は活かしながらインテリアコーディネーターとして働くことができそうです🌟
就活中のため、実際に複数の求人サイトでインテリア関連の仕事を検索しているのですが、
数ある求人の中にも未経験の方でも挑戦できる企業はたくさんあると感じました!
未経験でバリバリ働いている先輩方もたくさん見てきたので諦めず探してみてください!
実際経験した私が教えるブラック企業の見極め術!
これは完全に会社によるのでこれが絶対ではないですし、正しいかも正直断言できません!私の個人的な主観で判断していることになるのでその点を踏まえてお聞きください。
私はブラック企業に入社してから、残業がすごい、みんなが殺伐としている、
業務負担が大きすぎる、残業代や正当な評価など、いろいろと不安に感じることが多かったです。
入社前に見落としていたことやもっと見極められたんじゃないか、と思うこともたくさんありました。
まず求人情報について、見落としたと思う点は残業代や業務内容についてです。
求人情報で確認したのは勤務内容、月給と賞与、勤務時間です。
検討すべきだったと感じる点として、給与のところに記載されている見込み残業の点です。
私が入社した会社は、残業代を見込みとしてを月給に含んでいると記載がありました。
実際入社すると勤怠記録をとっていないので見込み残業の時間を超過しているのか判断できない…
賞与が割と高めだったのでそちらで補われていると先輩方は仰っていましたが
実際損をしているのか得をしているのかも証明は誰もできませんでした…😭😭
見込み残業代が月給に含まれていると記載がある会社は要注意です。
そもそも残業が少なければ見込みではなく残業分を支給でいいと個人的には思ってしまいます…
会社経営や採用をしたことがないので企業側の意図を代弁はできませんが😭
あと完全に経験談ですが、業務内容の設計から施工まで一貫して携われるみたいに書かれていると
インテリア以外の全ての業務も担う可能性が高いことを覚悟してください…
次に実際面接に行った時に確認すべきだったと思う点です。
私が面接に行った際、面接の後に実際の業務の雰囲気を見せていただく時間がありました。
今ならその時に判断できたな…と思うことをお伝えします。
就業環境は、社員の9割が男性、独身の若い女性が少数いる程度でした。
問題点として聞いていただきたいのは、既婚女性が一人もいないという点です。
みなさん結婚とともに退職していくそうです。
実際にブラック企業に在籍していた一社員という目線から言わせていただくと、
働きながら出産や育児ができる環境ではないです。
毎日終電で深夜に帰宅、現場の予定が入ると休日や年末年始関係なく現場に立ち合いです。
これだけでも妊娠出産に良い環境だとは言えませんよね。
既婚女性が活躍できていないことが、長期的に働いていく環境として適しているとは
考えにくいことをお分かりいただけるかと思います。
面接の際に実際の就業環境を拝見する機会があれば、全体の雰囲気と併せて確認してみてください!
確認する機会がない場合は、男女比や女性の活躍について質問してみるのもいいかもしれませんね。
入社前に長期的に働くことが可能か、実現している人がいるのかを確認することをオススメします。
まとめ
今回お話しした内容を簡単にまとめます!インテリアに関する図面だけでなく、設計から施工、アフターフォローまで一貫して担う!
空調や照明などの設備関連の設計に、発注リストの作成など事務的な業務もたくさんあります。
全てが完了した後は現場の立ち合い、引き渡し後も劣化や故障など依頼があれば対応します。
華やかな印象を持たれがちですが、いろんな知識が求められる仕事でもあります。
詳細は「働く場所や主な業務内容について」をご覧ください。
実際在籍していた会社には、建築関連の学歴や経験のない方もたくさんいました!
求人情報を見ても、未経験可の求人もたくさんあります。
企業は絞られるものの、未経験でもインテリアコーディネーターに挑戦することは可能です!
詳細は「学歴や資格、何か知識は必要?」をご覧ください。
少人数の個人設計事務所はオススメしません!
偏見かもしれませんが、周りの騒音や設備、給与の支払い等不安に思う企業が多いです。
小規模でもしっかりとしたオフィス環境が整っている企業をオススメします。
詳細は「オススメしない設計事務所の業務環境」をご覧ください。
私が過去に働いていた会社を転職したきっかけとして、1番の理由としては「残業が多すぎる」ことです。
毎日残業して終電で帰宅し、休日も休めず出勤、なのに残業代が出なかったり…
今となると、よく続けていたな…と思いますが、入社してすぐ辞める勇気はありませんでしたし、
すぐにまた就活をするのも辛いので結局ダラダラ数年働きました。
入社前に見極められると良かったなと今では感じます…
詳細は「転職のきっかけになったのは圧倒的〇〇!」をご覧ください。
都内など都心部ではインテリアコーディネーターの求人自体は少なくないです。
企業が求める条件としては、CADスキルや内装設計経験、資格取得者が多いです。
未経験可と記載していても、歓迎スキルとして記載している企業がほとんどです。
詳細は「未経験でも挑戦可能?気になる求人数や条件は?」をご覧ください。
確認すべき点は「見込み残業代」と「女性社員の活躍」についてです。
見込み残業代を月給に含む場合、毎月の残業時間と超過分の残業代が支給されるか確認しましょう。
そして、既婚者の女性が前線で活躍していない企業は、結婚や出産、育児等の問題で
女性が長期的に働くことが難しい可能性が高いので注意してください。
詳細は「実際経験した私が教えるブラック企業の見極め術!」をご覧ください。
いかがでしたでしょうか?
分かりずらい点や知りたい点などあればお気軽にご質問ください!
あくまで実際に働いた私の個人的な感想と考えになりますので、その点ご了承ください。
長くなりましたが、今回もご覧いただきましてありがとうございます🙇🏻♀️🙇🏻♀️