2019年の昇給額
4月初旬に定期昇給とベアの金額が決まった。
世間一般でもそうだが、アベノミクスのメッキが剥がれてきたので、昨年よりも低い水準で妥結した。
但し、会社平均での金額なので、私個人の昇給額は給料をもらうまでわからない。
過去の推移は以下の通り。
2015年 7,000円
2016年 7,000円
2017年 5,500円
2018年 6,000円
昨年より低い妥結額だったので、私の昇給額は5,000円か5,500円だと思っていた。
ところが、実際は6,000円だった ( ノД`)シクシク…
なぜ予想より多いのに悲しいのか、それは6,000円だと反対に手取りが減るからだ。
社会保険料の負担増
下表は厚生年金保険料額表である。
標準報酬月額は38万円以上は3万円単位なので、1ランク上がると2,745円(3万円×9.15%)厚生年金保険料の負担が増える。
同様に健康保険料も1,053円(3万円×3.51%)の負担増、介護保険料も246円(3万円×0.82%)の負担増となる。(※パナの健保組合の料率を借用)
等級が変わると、厚生年金、健保、介護保険の3つで4,044円/月の負担増になってしまう。
社保負担増による可処分所得の逆転
去年の報酬月額は、次の等級の下限まで2,500円しか余裕がなかった。
このため、今年の4月~6月の算定期間の報酬月額を減らそうと、福利厚生ポイントの利用を7月以降に遅らせた。
これにより、算定期間の報酬月額を3,500円減らして、次の等級まで6,000円の余裕幅をもたせ、昇給が6,000円未満なら等級が上がらないようにしておいた。
ところが、昇給額がちょうど6,000円だったので、折角の苦労が水の泡、一つ上の等級の下限額になってしまった。
パターン1 | パターン2 | |
昇給幅 | 6,000 | 5,500 |
社保増 | ▲4,044 | 0 |
税金増 | ▲1,800 | ▲1,650 |
計 | 156 | 3,850 |
昇給額が6,000円と5,500円の場合を比較すると、昇給幅は500円多くても、社会保険と税金の負担増で、実質的な実入りは5,500円の方が3,694円(年間44,328円)多くなる逆転現象が起きる。
しかも、昇給6,000円だと僅か156円しか可処分所得が増えない orz
去年より妥結額が低かったのに、意に反して私の昇給額は去年と同じだったので、実入りが減ってしまった (´ω`)
報酬月額を調整して社保の等級をうまくコントロールしつもりだったのに無念。
それもギリギリ等級の下限にひっかかったのがムカつく・・・。