まさかリーマン・ブラザーズが破綻?
本日の日経225先物は超大幅反落。
日経先物(左) /上海総合(右)
リーマン・ブラザーズの破綻により銀行株が急落。
日本法人であるリーマン・ブラザーズ証券も今日16日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請した。
負債総額は約3兆4000億円。戦後2番目の大型破綻。
予想外の破綻。
おとといまでは市場関係者はリーマン・ブラザーズがそう簡単には破綻などしないと高をくくっていたのだろう。
週末に頭をよぎった思いはやはり後者だった。
やはり日本市場にとって地獄の一丁目だったのか。
金融機関というのは連鎖している。
まさに一蓮托生の世界ではないか。
例えるなら、優良な銘柄で信用取引をしていて含み益のポジションだと安心していたら担保にしている長期保有株が倒産しいきなり追証になって破産するのに似ている。梯子をはずされるようなもので身近で誰にでも起こりうること。どこがどう絡んでくるかわからない。
表面的な財務だけ見て投資するのは博打と同じということ。
黒字倒産はこうして起こるのだろうか。
リーマンのおかげで突然の債務不履行に見舞われた金融機関はさぞ多いことだろう。
まさに風が吹けば桶屋が儲かるの逆版だ。
ここは大丈夫と思われる国内の大手金融機関もわかったものじゃない。
メリルリンチはバンクオブアメリカに身売りで決着。2社の破綻の余波は当面続きそうだ。
これでも米国の対処は早かった方ではないだろうか。
日本の山一証券の破綻とだぶるが、日本と違いまさかの破綻まであっという間だった。
日本がバブルの精算に15年。アメリカは何年でどうこの困難を切り抜けるのか。
ここまであっさりバッサリ斬れるとなると案外回復は早いかもと期待してしまうのは私だけだろうか。日経平均は急反落。600円を超す下落となり2005年7月以来の安値で引けている。リーマン・ブラザーズの破綻を受けて世界的な金融システムリスクへの懸念が再浮上。
朝方から銀行株を中心に売り先行。みずほフィナンシャルグループ(8411)がストップ安で引けたほか、新生銀行(8303)も一時ストップ安をつけるなど軒並み全面安の展開だった。株価水準が下がったことでリンク債のノックイン価格を意識した先物売りも相俟って一時15000台まで下値を下げ幅を拡大。
今日は朝から600円の超大幅GD。
祭りが始まるかと思えばヨコヨコかぁ。
デイトレにとってはつまらない1日だ。
しかし朝から銀行株が急落していたが、とても美しいトピックスと日経225の裁定現象を目の当たりにした。
まさにリスク回避の妙を見た気がする。
アービトラージの妙。
今朝のような裁定場面をいうのだろう。
戦略のバージョンアップで追加されたアービトラージだが、まさにタイムリーといえる。
前場 +10円(5枚)
後場 +20円(5枚)
本日の損益
デイ +30円×5
寄り引け 買い +10円(1枚)
現在の資金
99,680,000円 (+160,000)※手数料考慮せず