最近、軍事兵器のトレンドといえば超音速・極超音速技術です。中国で開催された航空ショーで展示されたのはGDF-600というものでマッハ7~10で滑空・飛行できる兵器だとしています。
極超音速兵器のメリットは敵の迎撃や反撃する暇をあたえず打撃を加えることができるというものになるのですが、今回発表されたGDF-600という謎の兵器はどのようなものになっているのでしょうか。
あくまで発表された資料として射程は500~1000km、最高飛行速度はマッハ7~10、これを高度40kmの低高度まで打ち上げ、そのあと巡航飛行させます。対地、及び対艦攻撃が可能な兵器と位置づけています。ちなみに機体の最大搭載量は5トンなどとしています。
China unveils GDF-600 hypersonic boost glide vehicle
予想では搭載量ではなくそれを含めた弾頭質量もしくは兵器全体の質量が5トンではないか?と思っていますのですが、このGDF-600は固体ロケットなどで加速させ高度40kmに送られたあと本体のラムジェットで高速飛行・滑空するものになっていると考えられます。
ラムジェットは大気圏内でしか動作させることができないため40kmというのはあくまで最高到達点で実際飛行はもっと低高度の20~30km程度になるかもしれません。
発表された写真とその構造からはラムジェットのようなものは見られず弾頭のみの展示物だったのかはよくわかりません。予想では展示されていない後部に何らかのエンジンがついており弾頭だけが切り離される形で標的に突っ込むという可能性も考えられます。当然ですが、衝突寸前の飛行速度はどのくらいなのか想像するのも難しいということになります。
「将来こんなの作れたらいいな」という展示・兵器なのかもよくわからないのですが、いずれも対艦攻撃としており中国がアメリカの空母を強く意識している兵器であることは紛れもない事実です。
あくまで発表された資料として射程は500~1000km、最高飛行速度はマッハ7~10、これを高度40kmの低高度まで打ち上げ、そのあと巡航飛行させます。対地、及び対艦攻撃が可能な兵器と位置づけています。ちなみに機体の最大搭載量は5トンなどとしています。
China unveils GDF-600 hypersonic boost glide vehicle
予想では搭載量ではなくそれを含めた弾頭質量もしくは兵器全体の質量が5トンではないか?と思っていますのですが、このGDF-600は固体ロケットなどで加速させ高度40kmに送られたあと本体のラムジェットで高速飛行・滑空するものになっていると考えられます。
ラムジェットは大気圏内でしか動作させることができないため40kmというのはあくまで最高到達点で実際飛行はもっと低高度の20~30km程度になるかもしれません。
発表された写真とその構造からはラムジェットのようなものは見られず弾頭のみの展示物だったのかはよくわかりません。予想では展示されていない後部に何らかのエンジンがついており弾頭だけが切り離される形で標的に突っ込むという可能性も考えられます。当然ですが、衝突寸前の飛行速度はどのくらいなのか想像するのも難しいということになります。
「将来こんなの作れたらいいな」という展示・兵器なのかもよくわからないのですが、いずれも対艦攻撃としており中国がアメリカの空母を強く意識している兵器であることは紛れもない事実です。