核兵器

ロシアから侵攻を受けているウクライナ。現代戦が行われ大規模な戦闘となっているのですが、娘に関してイギリスメディアは、仮にアメリカがウクライナ支援を今後撤回するなどした場合、直ちに核兵器開発を行う可能性があると主張しています。

これはイギリスのザ・タイムズ紙が報じたもので、詳細は不明ですがウクライナ国防部に伝達された報告書として、次のトランプ政権で仮に軍事支援が撤回され終了するとなれば、ウクライナは1945年に日本長崎に投下された原子爆弾と同様の技術を適用した核爆弾を開発することは可能だとする内容が記載されていたとしています。

これは2024年10月に欧州連合の首脳会議でゼレンスキー大統領も切迫した立場を強調したうえで核兵器開発に言及しており、そこでは「自国を守る核兵器を保有したり、ある種の同盟締結が必要だ」という主張はしていたものになります。

ただこの発言はウクライナが核保有国となる意味と解釈されたことで議論になり、ゼレンスキー大統領は「現在、我々は核兵器を作っていない」とし「あくまでNATO加入を超えるような強力な安定保障方法はないという意味だった」と解明しました。

ウクライナの核開発も現実味を帯びはじめる…?

一方、ザ・タイムズによるとこのゼレンスキー大統領の発言よりも今回の報告書は核兵器開発に一歩踏み込んだような意味合いの文章となっていたとしており「米国が開発したように単純な原子爆弾を作るのは難しいことではない」「ウクライナは原子爆弾を製造できるプルトニウムを7トンほど保有していると推定される」などの内容が書かれていた」と伝えています。

核兵器については現代の技術があれば当然難しいものではないとしており、大出力の戦略核兵器ようのうなものではなくあくまで基地や周辺をふっとばすような低出力の戦術核の威力だと予想しているとしています。

この報告書は一部のみ公開されたもので仮にウクライナが今から核兵器を秘密裏に開発したとすれば数ヶ月以内に開発することはできるだろうとザ・タイムズは報じています。

いずれにしてもウクライナ侵攻も既に年単位となっており終わりは見えていません。次期トランプ大統領は「24時間内ウクライナ戦争終結できる」などとよくわからないことを主張していますが支援が終われば確実にウクライナは負けます。現状としてはウクライナ東部はロシア側に渡したうえでのウクライナに対して安全保障を約束しての終結というのが現実的な案となっているのではないかと考えられます。