ここ2~3日肌寒い日が続いてますね。
そんな中でも少しずつですが、花をつけ始めた植物が増えてきました。
コブシは満開を迎え、色が変わり始めたものもではじめました。
開花と同時に小さい葉が一枚出てきます。
去年はほとんど花をつけませんでしたが、今年は例年並みの花付きになりました。
コブシと似ている花を付けるものにハクモクレンとタムシバがありますが、この2種は
コブシと違い花の下に葉が付きません。
そのほかの違いを簡単に上げるとコブシはいろんな方向に向けて花をつけますが
ハクモクレンはすべて上向きに花を付けます。
タムシバは葉が細めで、コブシに比べるとより標高の高い所に自生していることが
多いようです。
鮮やかなエゾムラサキツツジも満開になりました。
これは植栽されたもので、本来この辺にはないものですが、自生しているところは
少なくなってきているのだそうです。
エゾとついてもエゾツツジのように東北に自生しているものもありますが、この樹は
国内では北海道がメインのようです。
カツラが目立たずひっそりと花をつけています。
上向きに花を付ける雌花の雌株と下向きに付く雄花の雄株に分かれます。
カツラの雌花です。
カツラの雄花です。
下はカツラと花の色が似ているハウチワカエデの花です。
ハウチワカエデは雌雄同株で、一つの花序に雄花と両性花が混じって咲きます。
もう少し進むと両性花の子房には翼がはっきりと見えるようになってきます。
下のソメイヨシノが終わったころにお花見が楽しめるヤマザクラ(オオヤマザクラ)が
ほころんできました。
「さまざまの事おもひ出す桜かな」(by芭蕉さん)
カタクリの花も見ごろになってきましたよ。
今年はいろんな花がいちどきに楽しめるかもしれません。