ホソスジキヒメシャク.ゴマダラベニヒトリ.アトヘリアオシャク.オオケンモン.リンゴカレハ.キシタエダシャク.ウチスズメ.
朝,同僚が「もう秋だねえ」と声をかけてくる.実際うすら寒い.時々小雨が降る.
夜,とりあえず降っていない.出撃する.暖かくない(気象庁のデータでは14℃だった).
<温泉看板>
今夜はヒトリガ系の姿が見えない.
看板の中央付近に黒っぽい小シャクガ.
前翅長9mm.小さい蛾は絵合わせに時間がかかる.ホソスジキヒメシャクにたどり着くまで一苦労.後で見た保育社の図鑑ではもうなんだか小さすぎて
(`Д´≡`Д´)??な状態.
ちょうどシラナミナミシャクのネガ(デジカメの普及と共に死語になるんだろうな)みたいな感じだ.この黒さは,きっと内蔵が悪いに違いない.
・センモンヤガ(19mm),下に落ち.キクビヒメヨトウ(11mm),電球の直下で色出ず.
<駐車場>
ここも虫気がいつもより少ない.
・ウチキシャチホコ(24mm).ホソバナミシャク(13mm).
アトヘリアオシャク.前翅長19mm.なんだかレタスを湯がいたようなぱっとしない色.ディスプレイを見て冴えないので,あらためて眼視でよくよく見てもこんな色あいだった.
てっきりリンゴケンモンかと思って撮ったが,ブログを書いていて首をひねった.調べ直し.
前翅長が26mmもある.これはオオケンモンだ.7日のリンゴケンモンは18mm.極端に♀が大きいという種類ではないから,8mm違うとだいぶん違う.よく見ると腎状紋の癖も違うなあ.
中途半端に目が慣れてきたので,現場での見立て違いが相当あるようだ.とりあえず労を惜しまず撮っておくこと,測定しておくことが大切だと痛感.
これは初物.一目カレハガ系.
リンゴカレハ.前翅長27mm.ちょうど蛾LOVEさんの「虫我掲示板」にμ.comさんが♀とおぼしき個体を貼っていたので,自分の画像を調べてみるとどうやらサイズ的にも触角的にもこちらは♂らしい.というわけで向うにも画像を使い回しで貼り.
横から.
シャクガみたいに地面に貼り付かない… というよりは「胴体が太い」んだな.
・その他.「あれ」の残骸(右上画像).エゾエグリシャチホコ(17mm).
※クロエグリシャチホコ?
・ギンモントガリバ(未計測).
<温泉看板>
・ヒトリガ系がやってきている.
キシタエダシャク.21mm.
ブログ内検索をかけてみると初見である.どうもここらの白黒マダラのシャクガ類は,わたしの頭の中で混ざり合っている.
これは後翅が全面黄色なので(本当なら)紛らわしくない.
この蛾も撮っている時はなんと「ウンモンスズメ」と勘違いしていた.車に戻る途中に気付いて慌てて引き返した.確認作業.
ああ,やっぱりウチスズメだった….
とうとう雨が降ってきた.これは台風の影響とかそういうのではなく,単に苫小牧の天気のデフォルトである.