2024年 05月 25日
「墨のゆらめき」三浦しをん著
2024年 05月 19日
「今日でなくてもいい」佐野洋子著
<収録>
一
〔犬が死んだ〕/〔また、母が赤ん坊を産んだ〕/青い空、白い歯/百日草/二つ違いの兄がいて/とおい草のにおい/「鈴木医院」の鈴木先生/清濁あわせ飲んで噓も方便
二
葬式が好きです/死んだふり/鳥が空をとんでいても気の毒には思わない/女の老人とおばあさん/銀の杖/こわーい/フツーに死ぬ/そうならいいけど
三
やがて子供は大人になる/スカートをけって歩きなさい/こんぐらがったまま、墓の中まで/ねえねえ、うちの子だけどうしてあんなに可愛いのかしら/何も知らない/あとのまつり/年寄りは年寄りでいい/シュワーッと消える/大人も子供もあるもんか
四
〔父が死んだのは〕/自分らしく死ぬ自由/今日でなくてもいい/そのとき/〔六十の還暦を〕/母のこと、父のこと/〔仕事が嫌いだと〕/〔私が愛する人は皆〕/〔MRIで〕/どんどんわからなくなる
2024年 05月 06日
最近読んだ本

2055年、東京。
大手医療機器メーカーに勤める浩平は、疲れたような毎日を送っていた。
そんなある日、突然受け取った父の訃報。
生前、親交が薄れていた父が、浩平に残した唯一の遺産、
それは、鍵がかかったままの「書斎」だった……。
自己啓発小説の旗手・喜多川泰が大人たちに贈る感動作。
――この本を読んだあなたは、
自分という存在の価値を感じずにはいられないだろう……。
【著者からのメッセージ】
自分が持っている逃げ場に入り込んで、幸せになることを放棄している人がたくさんいます。実際には、たくさんどころか、誰もが心の中に、そういう逃げ場を持っている。それが邪魔をして、幸せになれないでいます。
本作を読んでいただいたあなたにも、過去に背負った苦しみや、自らが作り出した逃げ場から抜け出して、今、目の前にいる人の人生を幸せにするために、遠慮なく幸せになって欲しい。このことが、この作品によってうまく伝わっていたら幸いです。(「あとがき」より抜粋)
2024年 04月 03日