今日から新しいブログ、”パリのおいしい日々6”に移ります
ギュスターヴ・カイユボットの”コレクション”@オルセー美術館(パリ7区)Collection de Gustave Caillebotte a Musee d'Orsay Paris
Caillebotte etait non seulement peintre mais il etait aussi un grand collectionneur des tableaux de ses camarades d’impressionistes. Sa collection deient la base de la collection actuelle de Musee d’Orsay, on pourrait dire. Magnifique collection, quel gout il avait! Merci Caillebotte!
「オルセー美術館」の午後。
ギュスターヴ・カイユボットの企画展を堪能した後、5階の印象派ギャラリーへ。目的は、カイユボットの”コレクション”。
実家がとってもお金持ちのカイユボットは、画家であると同時に、印象派&印象派の仲間たちに、精神的&経済的にとても尽くした。2回目の印象派展から参加し、開催費を援助したり売れ残り(ほぼほぼ売れ残り)から何枚も作品を購入したり。
そうして出来上がった、”カイユボット・コレクション”。死後は国に寄贈し、リュクサンブール美術館、のちにルーヴル美術館に所蔵展示されることを望んだ。
遺言執行人だったルノワールが尽力するも、アカデミー保守派から、国のコレクションにモネたち”なんか”加えるなんて!とクレームがつき、結局、コレクションの半分ちょっと、40点ほどのみの寄贈。(寄贈に選ばれなかった作品がどれか、今どこにあるのか、知りたい。)
モネ、”サンラザール駅”、”昼食”、私がモネにはまったきっかけの”アルジャントゥイユのレガッタ”、ルノワール、”陽光の裸婦”、”ぶらんこ”、名作中の名作”ムーラン・ド・ラ・ギャレット”(企画展に出ている自画像に、カイユボットの家が映り込んでいて、この作品も描かれている。鏡見ながらなので、ムーラン~の構図が逆になってて楽しい)。シスレーやピサロ、セザンヌもたくさん。
印象派ではないけれど、マネが亡くなった時、傑作”バルコン”も買い取った。
そんなコレクションが、カイユボット企画展に連動し、一部屋にずらり勢揃い(ドガのパステルだけは、光に弱いので別部屋)。ありがとー、オルセー!前から一度、このコレクションをまとめて観てみたいと思ってた。
カイユボットと印象派の仲間たちの関係に想いを馳せながら(決して、みんなが仲良しだったわけではない。それぞれ個性あるし、サロンに戻りたがる画家もいた)、ゆっくり鑑賞。
”カイユボット 人間を描く”展「オルセー美術館」(パリ7区)“Caillebotte Peindre les hommes” a Musee d’Orsay Paris
“Caillebotte Peindre les hommes” a Musee d’Orsay.
L’exposition que j’attendais comme tout depuis plus d’un an.
On sent tres bien sa personalite ainsi sa vie.
Tres tres contente, revenir vite!
”カイユボット 人間を描く”展、「オルセー美術館」。
2年くらい前から待ち焦がれていた企画展。足取り軽やかに、オルセーに向かう。
ギュスターヴ・カイユボットって、印象派になりたかったのに写実から逃れられなかった、というイメージがある。
オルセーの宝の一つ”床削り”や、シカゴからはるばるやってきた”パリの道、雨”といった代表作をみると、それは明らか。
でも、おぉ、これはかなり印象派!というのもちょこちょこあって、新鮮。
”床削り”の習作なんて、完全に印象派。”ヨーロッパ橋”も、本作は写実寄りだけど、秀作はぐっと印象。力入れると、写実になっちゃうのかな(笑)。
家族や友人知人、住居周りを描いた作品が多いので、カイユボットの人となりや人生を強く感じられて、画家との距離が近くなる。
いつも見ている”床削り”、もう一つ小さな”床削り”が存在するのは知っていたけれど、初見。おぉ、いいなぁ。個人蔵。これに限らず、個人蔵多いのも、カイユボットの人生や生活によるところ多いだろうな。
数年前、「オランジュリー美術館」の企画展に飾られた、3点の川遊びの連作が、今回もまた並んでいて、うれしい♪ オランジュリーのときと、並べ方違って面白い。壁の色は、オルセーの方が、絵にぴったり寄り添っていて、より絵画に没入できる。
川遊びシリーズといえば、去年、LVMHのおかげでオルセー所蔵となった作品ももちろん登場。カイユボットの川作品多々あれど、正装している人物が描かれているのはこの作品だけだそう。言われてみれば、確かに。
大好きな作品との再会あり、画家の人となりもよくわかる、とても楽しい企画展に、うきうき大満足😊
でも、この展覧会だけ観たのでは、カイユボットのr魅力半減。上の印象派ルームも一緒に観て初めて、画家としてだけではなく、印象派コレクターであり印象派ムーヴメントを守った、カイユボットのもう一つの魅力を感じられる。
なので、5階へレッツゴー♪
ラビス(パリ8区) L'Abysse (Paris 8e)
Ca fait 3ans. Le temps passe si vite….
Nouveau chef, Katsutoshi Tomizawa, nous ragale😋
ヤニック・アレノの和食店「ラビス」へ。
最後に来たの、3年前。時間の流れが速すぎて恐ろしい、、。
ヤニックのエスプリ効いたおいしいつまみ&鮨に舌鼓打ちつつ、自然や食に対する日仏の意識の違いについて知人たちとおしゃべりしながら、楽しくおいしいお昼ご飯。
サレント・マレ(パリ3区)Salento Marais (Paris 3e)
Tres bonnes pates ainsi flan de legumes.
パスタ食べたいね〜、と、ネットで探して、「サレント・マレ」へ。
ピーマンとクルジェットのフランは、香り高いソースも含めて、ふわふわとろとろで大好きなタイプ♪
パスタは、パッパルデッレの仔牛&セープ茸。フォンドヴォーがしっかり出ていてとってもおいしい。
Salentoって?と聞くと、プーリア地方、とのこと。ちょうど、プーリアとかの南イタリア行きたいね〜、と話していたところ。
プーリア、オリーヴオイルやパスタ絶品と聞いてるし、古代ローマ好きに取ってはターラントやブリンディジといった一度は見てみたい都市もある。
おいしいパスタですっかりご機嫌。
お天気最高だし、光合成しながら帰ろう。
Journal de Yukino KANO, journaliste culinaire.パリ在住ライター加納雪乃が綴る、フランス食文化&アートを中心にしたおいしい日々の記憶。1.2.3.4もあります。文章&写真の無断転載禁止。
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