7月27日
6時45分出発。ぐっすり寝て、体調復活。しばらく森の中を歩く。平坦だし、気持ちがいい。森を抜けたところにあるカフェで朝食。ドイツ人親子と会う。
生ハムサンドとカフェコンレチェを注文。生ハムはもちろん美味しいけど、何か別のトロッとしたものも美味しい。開いてみるとピーマンみたいな...でも苦くなくて、ピクルスみたいに酸っぱくもなくて美味しい。あとから調べて、バスク地方名物のピメントだと知った。
小さなスーパーでフランスパン等買い物。知らない土地のスーパーはワクワクする。
歩いてるとたくさんのバスク文字、バスク様式の家があって可愛い。Saint-Jean-Pied-Portと見た目一緒だけど、ちょっと違う様な...何が違うかは分からない。
目があった中国人カップルとちょっと話す。
素敵な川でみんな休憩してたので、私も休憩。さっき買ったパンとレバーパテを食べる。持ってきたナイフ、スプーンが早速役に立って嬉しい。
カフェで naranja(オレンジジュース)を飲む。どこにでもあって美味しいのでたまに飲んでたけど、本当はシーズンじゃないらしい。カフェで、昨日水をくれたベルギー人男性と会って、話した。彼はNikonの大きなカメラでいつも写真を撮っている。
てくてく歩いてると、みんなが通り過ぎる、小さな川の前で一人座ってサンドイッチを作ってる男性がいた。「食べる?」と聞かれたので、お言葉に甘えて、隣に座った。座ってみると、なんでここに座っているのか分かる綺麗な景色だった。サンドイッチはトマトとチーズ、ハムで美味しい。彼は漫画好きなベルギー人で母国語はドイツ語との事なので、ちょっとドイツ語交えて話しをする。食べ終わって一緒に歩き始める。漫画や食べ物の話をしながらしばらく歩いてたけど、日陰が無い登り道に差し掛かったので、先に行ってもらう。5分ほど登ると彼が戻ってきて、道が無いから戻ろうと言う。まさか2日目で迷うなんで...しかも炎天下の、登り坂だったのでショック。15分ほど、どこで道を間違えたか話しながらきた道を戻っていると、地元のおばあさんが、こっちだよと道を教えてくれて、なんとか合流。一息つこうとしたら、ベルギー人の彼は先に行ってしまい、ちょっと寂しい。
正午を超えてどんどん暑くなってきて、手持ちの水が無くなって、めちゃくちゃ息があがる。ゼーゼー言いながら登っていると、目の前を歩いてた男性が、「Are you OK ?」と聞いてきた。全然OKじゃなかったので、正直に、お願いして水をもらう。彼はバロセロナで教師をしているスペイン人カルロスで、一緒に歩いてたのはキュートなイタリア人パウロ。3人でたくさん話をしながら歩く。スペイン語とイタリア語はとても似ていて、お互い大体分かることを初めて知った。イタリア語の語尾にsをつけて話せばなんとかなるって言ってた(Grazie→Graciasみたいな感じかな)。
彼が、「水飲もうかな〜あ、あげたからもう無いんだった」って言って、笑って歩いてたけど、どんどん暑くなってきて、笑えなくなってきた。もう限界って時にカフェが見えて、Eden だ!って言いながらみんなで水を飲んだ。
カルロス、パウロと午前中に歩いてたらしい韓国人のヨハンも来て更にまったり。なかなか立ち上がれない。残り4kmが遠いなあ。なんとか気持ちを奮い立たせて、4人で歩く。とにかく暑かったから、Zubiriに到着したときはみんなでハイタッチ。
今日のアルベルゲはキッチンがあるので、イタリア人パウロがパスタを作ってくれることに。韓国人の女の子2人も合流して、みんなで買い物して、バーでちょっとつまんで、トマトパスタ作って、庭で食べた。同じアルベルゲの人みんなと適当に座って適当にワインを飲んで話した。イスラエルの女の子2人が、韓国人に、北朝鮮のことを聞いてた。「いっっつも政治について聞かれるから、たまには聞きたいんだけど!」って言ってたのが印象的。
巡礼宿(ムニンシパル) 8€ ★★ シャワー、ベッドは微妙だけどキッチンと庭がある。