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短時間で対象を描く「ジェスチャードローイング」、2000ポーズ目まで来ました。
▼1000ポーズ、1500ポーズでのふり返り記事はこちら
ドローイングをする目的
わたしは「イメージをシンプルに描きだす」ためにジェスチャードローイングを続けています。あとで再構築できるくらいの最低限の情報で描きとめるのが目標です。
1500体描いた前回のふり返りでは、頭部の位置や大きさのズレを直したいという課題が上がりました。今回はそこも意識しつつ、1501体〜2000体目のドローイングをふり返っていきます。
500体分振り返り
頭部はなぜ、ズレるのか?
わたしはドローイング後、もう一度資料を見て「違うな」と思ったところに赤を入れるようにしています。
上のドローイングを見てわかるように、頭部の位置をずらして描いてしまうことが時々ありました。振り返って「ぜんぜん違うじゃん」と気づくのですが、描いているときは気づきません。
ではなぜ、描いているときにはズレに気づかないのでしょうか。
頭部のズレに気づかない理由
頭部をいつ描いているか思い返すと、最後の最後、時間切れになる手前で思い出したように描いていました。焦って描き足すので、モデルをよく見ないで位置がずれていました。
それでは、なぜ頭部は後回しになっているのでしょう?
頭部が後回しになる理由
頭部を最後まで描かない理由。よく考えてみると、それは頭部の描き方がわからないからでした。正確に言うと、頭部のどこを描き留めればいいかがわからない。
わたしはそれまで、頭部は「たてなか流」で描いてきました。
たてなか流とは、アニメーターの立中順平さんの書籍で紹介されていた描き方です。
簡略化した捉え方でしたが、それが自分の中で理解できないようでした。そのため、自分が理解できるアタリを考えることにしました。
自分が理解できるアタリ
まずわたしが頭部のアタリとしてほしいのは、角度がわかるアタリです。
上向きか下向きか、正面か斜めか、などです。
ある時、メガネをかけたモデルだと、あとから見返しても顔の角度がわかりやすいと気づきました。
わたしは眼鏡の上部のフチを一本の線で描くようにしていて、それがそのまま頭部(顔)の角度になります。メガネをかけていなくても、この線を意識できればアタリのひとつにできそうです。
よくある十字線のアタリと同様だと思うのですが、横線のみのほうが認識しやすく感じました。
自分が理解できるアタリ2
もうひとつは、鎖骨の付け根と首筋のつながりを意識して描いたときです。ここが意識できていると、胴体に対する頭部の位置もあまりずれないようでした。
この画像の上のドローイングでは、鎖骨と首筋が同じ点に集まることが意識できています。首筋と耳の位置も連動するので、それで頭部の位置もずれなかったようです。
2000体目までで変わったこと
苦手な理由を分析し、対処法を考えるようになった
いままで「描きまくっていれば、そのうちうまくなるだろう」と考えるようなところがありました。反対に「どこがうまく描けないのか」「なぜうまく描けないのか」にあまり意識を向けていなかったように思います。
うまくいかない例だけでなく、うまくいっている例も分析することで、どこが成功への鍵かを認識することができます。どこかで習った方法が効かない時は、自分ができる方法を探すのも大切だと気づきました。
今後の目標
引き続き頭部のアタリのとり方を模索しています。どこをランドマークにするか、もう一度整理する必要がありそうです。
まとめ
いろいろと描き方を変えて試すことは実験のようで楽しいですし、自分に合わなくても別の知識が身についたりします。
自分にはやる気や才能が無いからうまく描けないんだ…と自信をなくすのではなく、「この方法ならできる」という自分流のカスタマイズを重ねていきたいです。
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