「apt」って何?
「apt」は「Advanced Package Tool」の略で、DebianベースのLinuxディストリビューション(Ubuntuなど)で使用されるパッケージ管理ツールです。これを使うと、ソフトウェアパッケージのインストール、アップグレード、削除、そしてシステム全体のアップグレードが可能になります。
「apt」はどこからパッケージを取ってくるの?
先ず、パッケージとは、IT の分野では、関連する様々な要素を一つにまとめたもの、複数の製品を組み合わせた複合的な製品、市販・出来合いの製品などの意味で使われます。
具体的には以下のような意味合いがあります
1. ソフトウェアパッケージ:市販されている既成のソフトウェアのことです。システムやソフトウェアを顧客の要望に応じてオーダーメイドで開発する場合と対比して、市販されている出来合いの製品のことをパッケージと呼ぶことがあります。
2. 配布パッケージ:ソフトウェアを配布・販売する際に、実行可能なプログラムや関連するファイルなど、ソフトウェアの実行に必要な資源を一つにまとめた提供単位のことを配布パッケージと言います。
3. プログラムのパッケージ:いくつかのプログラミング言語や開発環境では、ある機能や対象に関連するクラスや関数などの宣言やコードをひとまとめに集めたプログラム部品をパッケージと言うことがあります。
これらの定義は、使用する文脈によります。
「apt」はソフトウェアパッケージをインターネット上のリポジトリからダウンロードします。これらのリポジトリは /etc/apt/sources.list
ファイルや /etc/apt/sources.list.d/
ディレクトリ内のファイルに記述されています。
「apt」の使い方
例えば、sudo apt update
コマンドを実行すると、「apt」はリポジトリの情報を更新します。そして、sudo apt install [パッケージ名]
コマンドを実行すると、「apt」は指定したパッケージをリポジトリからダウンロードし、システムにインストールします。
これにより、ユーザーは手軽にソフトウェアのインストールやアップデートを行うことができます。これが「apt」の基本的な機能となります。
まとめ
Linux の世界は広くて深く、学ぶことがたくさんありますが、「apt」のようなツールを上手に使いこなすことで、その世界をもっと便利にしてくれるのでは?と初心者ながらに感じています。まだ学んだばかりで実践は乏しいですが、もっと「apt」に触れて挙動を確認していきたいと思います。