『プログラミング言語Go』翻訳作業が終了しました [golang]
2015年4月20日から原著の原稿のレビューを始めて、レビューが終わったのが2015年9月5日でした。その間に、二回読み返しています。翻訳は2015年9月13日に着手し始めて、私のすべての作業が昨日(2016年5月8日)終了しました。今日、入稿となり印刷所での印刷の準備が始まりますので、予定通り6月15日刊行となります。
今回は、原著のレビューに98時間、翻訳に473時間を費やしたことになります。ちなみに『APIデザインの極意』は、翻訳だけでしたが500時間を費やしています。これは、私が私的時間に費やした時間であり、出版社の担当者やレビューアによるレビューを加えると多くの時間が費やされたことになります。また、社内のGo言語研修では翻訳原稿の第7章までを渡して研修を今まで行っていますので、受講生からの誤りの指摘も行われています。
翻訳作業は、すべてMacBook Air 11インチかMacBook 12インチのどちらかでLaTeX(TeXLive)※を使って行いました。翻訳作業そのものは自宅だけでなく、通勤電車(「通勤電車の書斎化」)、スターバックスやマクドナルドなどとさまざまな場所で行いますので、常に持ち歩いているのは軽い方のMacBook 12です。2台持っている理由は、一台が壊れて修理に出している間に作業ができなくなるような事態を想定してです。幸い、今回の翻訳中にどちらかが壊れることはありませんでした。LaTeXファイルはすべてgithub.comのプライベートリポジトリで管理しています。出版社への納品はLaTeXファイル一式です。今回は、翻訳途中で不測の事態に備えて、ファイルの一式をほぼ毎日、出版社に送っていました。
※ 英語版はtroffで組版されたようです。詳しくは、こちら。
本文だけでは分かりにくいと思われる箇所に関しては、訳注を追加しています。今回は、33か所に訳注を追加しています。また、原著の正誤表の5月8日時点までの修正はすべて反映されています。原著の原稿のレビューを含めて、著者のアラン・ドノバンやブライアン・カーニハンとやり取りした電子メールは350通を超えました。
以下のサイトでも予約注文可能です。
2016-05-09 08:24
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