国内最大級の鉄道車両工場の日立製作所笠戸事業所は山口県下松市（くだまつし）に位置し、ここで新幹線は製造されています。製造された新幹線はここから各車両基地へ海上輸送や陸送で輸送されています。鉄道ファンならずとも一度は訪れてみたいスポットですね。
この鉄道車両工場の先にある長さ476.2mの笠戸大橋（ランガートラース橋）で笠戸島は結ばれています。
瀬戸内海にポコッと飛び出した、小さな笠戸島は入り組んだ海岸線が変化に富み、大小無数の奇岩が点在する海と緑が美しい島です。島の周囲は約30kmと自転車でも3時間ほどで回れます。

笠戸島でひらめを養殖する下松市栽培漁業センターがあります。
近年、自然環境の変化によって水産資源が減少し、漁業生産が不安定になっています。下松近海の水産資源の維持拡大および漁業生産の安定化を目指して「つくり育てる漁業」である栽培漁業を推進しています。
種苗生産→親から生まれた卵をかえし、プランクトンや人口の餌を与え育てます。自然の海では死んでしまうことが多い時期に室内の水槽などで飼育管理します。
中間育成→人の手で大切に育てられた種苗は、自分で餌をとる能力や外敵から襲われても逃げたり隠れたりする能力が不足しているためある程度大きくなるまで育てます。
早くから漁業者とともに「つくり育てる漁業」を実践し放流効果が上がってきています。
1983年にヒラメ養殖を始めてから、「笠戸ひらめ」はくだまつの重要な特産品になりましたが、近年の価格低迷等によりひらめ養殖を撤退しトラフグ養殖に切り替えたため、今では山口県内の瀬戸内海側のヒラメ養殖はセンターのみになりました。センターでは、これからも下松の観光資源を守るため、「笠戸ひらめ」の養殖を継続し、安定供給できる体制づくりに取り組んでいます。
この養殖ヒラメがネット販売で買えるのは、今回ご協力いただいた下松タウンセンターで店を構える水産店舗を運営する「山一」のみです。
笠戸島で養殖された笠戸ひらめは、引き締まった身が特徴で、コリコリとした食感が楽しめます。肉厚で脂がのり、ほのかな甘さもあり、噛めば噛むほど味わい深い下松自慢の高級食材です。
新幹線の車両工場、養殖ヒラメこのアンマッチな笠戸島の魅力をお楽しみください。

■セット内容：笠戸ひらめの薄造り2人前(129g(身65g))×１皿、紅葉おろし×1、刻みネギ×1、出汁酢×1

◆賞味期限：冷蔵で出荷翌々日
◆保存方法：冷蔵で保存