歴史と映画の島
真鍋島（まなべしま）は、岡山県笠岡市にある笠岡諸島の島で、港には石積みの堤防があり、のどかな漁村の面影を残した家並みがあり、風情のある本浦の町並みと、映画のロケ地にも使われたこの島は、岡山県が「ふるさと村」に指定しています。
島名は真南辺の島、つまり備中国小田郡の南端にある島という意味で、後に真鍋の字をあてたと考えられたとされ、 歴史を今に伝える記録や史跡・行事もたくさんあります。

赤にんにくの栽培は、10年余り前に真鍋島ではかつて経験したことのないような過疎化と耕作放棄地の増大を前にして、「おおきなことでなくてもいい、百姓として最後に小さい花を咲かせたいな」という老いた農婦のつぶやきから始まりました。
真鍋島にはなかった最良の品種を選定し、地域の古老から加工の手ほどきを受けながら試作を続けました。そこでわたし達が気づいたのは、にんにくというのは、加工が完了したと思った時点からもなお進化を続ける、、、ということでした。失敗作として頭を抱えたしょうゆ漬が、そのまま1年経ち2年経った時、全く違った味わいのものになっていたのには本当に驚きました。にんにくとオリーブオイルの組み合わせは、真鍋島の伝統的な食文化にはなかったものですが、わたし達の赤にんにくを食べたイタリアの人が、「あんなおいしいにんにくは他所にはどこにもないよ！」と言って、向こうの農業関係者を連れてわたし達の畑に見学に来たことでした。
その時、にんにくは上質のオリーブオイルと組み合わせることによってさらにおいしいものになるということを教えてもらい、それから加工の手ほどきまで受けました。使用しているオリーブオイルはすべて、イタリアシチリア島製造のエキストラヴァージンオリーブオイルです。
『真鍋島の赤にんにくの伝統食品』を、わたし達は新しい食文化を生み出すものとしてお届けしたいと思っています。
周囲約7kmのこの小さな島から。

■セット内容：真鍋島赤にんにくしょうゆ漬(100g)×１、真鍋島赤にんにくオリーブオイル漬(100g)×１、真鍋島赤にんにくオリーブオイル漬（ペースト）(100g)×１、真鍋島赤にんにくにんにく卵黄（粉末）(20g)×１

◆賞味期限：2025年12月31日
◆保存方法：真鍋島赤にんにくしょうゆ（漬瓶詰してから3年以上熟成）・真鍋島赤にんにくにんにく卵黄（粉末）：常温で保存、真鍋島赤にんにくオリーブオイル漬・真鍋島赤にんにくオリーブオイル漬(ペースト)：25℃以下で保存