「発達障害かも?」という人のための「生きづらさ」解消ライフハック」 姫野 桂:著 ディスカヴァー・トゥエンティワン
ストーリー
仕事、日常生活、人間関係、体調管理―なんでこんな簡単なことができないんだろう…と思っているあなたへ。「ちいさな工夫で毎日がラクになる」を集めました。#発達ハック!当事者の声から生まれた1冊!
引用: 「BOOK」データベース
プラス情報
フリーライター。1987年生まれ。宮崎市出身。日本女子大学文学部日本文学科卒。大学時代は出版社でアルバイトをし、編集業務を学ぶ。卒業後は一般企業に就職。25歳のときにライターに転身。現在は週刊誌やウェブなどで執筆中。専門は性、社会問題、生きづらさ。愛玩動物飼養管理士2級を取得
引用: BOOK著者紹介情報より
読むネコポイント
発達障害ADHD LD の傾向が強いとカミングアウトされている姫野桂さんの著書です。
管理人きょまタロー自身が発達障害グレーゾーンなのではないかと思い始めたのは、姫野さんが「グレーゾーン」という言葉を
メディアで発言されていたのを耳にしたことが、一つのきっかけでありました。
「障害」という言葉に引っかかって、なかなか自分で受け入れられずにいたのですが、
小綺麗な年若い女性が、自らメディアで「発達障害」について語り、認知を広めようとしていたのを見て
「そんな自分を自分で差別しちゃいけないよな・・・」と気がつかせてくれたのでした。
それ以後、姫野さんの著書はチェックし続けています。
こちらの本は、発達要害、また一般の人に向けて、働く中でや日々の生活での困りごとに対し
それを実際に克服(もしくは飼い慣らし共存)した人が、具体的なライフハック「工夫」を紹介しています。
発達障害は「困りごと」を生活の中で特に感じなければ、発達障害ではないとも言えます。
障害は、脳の凸凹機能により日常生活でストレスを感じて過ごしている、それが人により濃度やパターンが全然違う、ことが大前提です。
ですので、この本には 「うーーん ぜあまり当てハマらないなぁ・・・」や
「おっーーー! 求めていたのはまさにそれ!!」
と、受け取り側がまさにチョイスできるよう沢山の意見が載っています。
例を挙げると「転びやすい、生傷アザがたえない」には「ヒールの靴はやめよう」
「雑談が苦手」には「コミュニケーション上手の人の声のトーン、リアクションを研究しよう」
書いてあることは実にシンプルだけど、実は奥深いし参考になります。
個人的には「電話が苦手」は「目をつぶる」が最高にグッときました。
視覚情報に惑わせれないよう、遮断して電話すれば集中できるのが、想像できたからです。
お医者さんの意見だけではなく、発達障害当事者の意見が沢山載っているので
より身近なお悩みにことえてくれる本です!