学校長挨拶 – 横浜国立大学教育学部附属 横浜中学校

学校長挨拶

「未来社会をよりよく生きるために必要となる幅広い能力」を育てる

学校長 木村 奨

 令和6年4月1日に校長として着任いたしました。どうぞよろしくお願いいたします。 

 私事ですが、附属横浜中学校には平成9年度から平成13年度までの5年間勤務しておりました。49期生から55期までの技術科を担当し、51期生のクラス担任を3年間勤めました。伝統ある附属横浜中学校に戻ってこられたことを大変うれしく思うとともに、重責に身の引き締まる思いです。

 本校は横浜国立大学教育学部の附属学校として大きな使命を三つ担っています。「研究推進校として教育上多様な試みを行う」「教育実習校として教育実習を行う」「かながわの中等教育の先導的モデルを構築する」ことです。これら三つの使命を果たす本校の取り組みは、県内をはじめとした各中学校における教育活動の向上を図る一助となるものと自負しております。

 一方で、あくまでも本校は中学校であり、すべての生徒が、安心して、豊かな学校生活を送り、「未来社会をよりよく生きるために必要となる幅広い能力」を身につけてもらうことが最も大切な使命であると考えています。まずは安心して学校生活を送ってもらうためハード・ソフトの環境を整えてまいります。そして、在校生が社会で活躍する10年後、20年後、30年後の日本、世界はどのようになっているのか? その社会で幸せに、豊かに生きるために必要な力とは何か? その力を身につけるにはどのような学びが必要なのか? をしっかりと研究・実践し、豊かな学びにつなげてまいります。はじめに述べた附属学校としての三つの使命を果たすことは、本校生徒の豊かな学びにつながるものと考えております。

 今後も、生徒一人一人が、「未来社会をよりよく生きるために必要となる幅広い能力」を獲得・更新しつつ、豊かな自己形成を図ることができるよう、学校組織を挙げて教育研究に努め、教育活動をアップデートし続けてまいる所存です。

 本校の教育活動にご理解、ご協力、ご支援をいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。