2024年 11月 25日
サワークリーム・ツイスト |
スエーデンの焼き菓子。
クッキーでもなし、パンでもなし。
パイ生地を畳むように成型する。
生地そのものには砂糖が入らなくて、イーストが入って、低温熟成させる。
成型時に砂糖を惜しまず打ち粉がわりに使う。
できあがりの姿がおもしろい。
ねじりがほどけていくのもあるが、どれも愛嬌がある。
バター 225g
サワークリーム 250㏄
卵 2
塩 小匙半分
ヴァニラ 小匙 1
イースト 大匙1
小麦粉 445g
室温に柔らかく戻したバタ―を泡立て器で練り、材料を順に混ぜていき、小麦粉を混ぜるときにゴムベラに代えて混ぜ、粉っぽさがなくなるまで手でひとまとめにし、ラップに包んで冷蔵庫で一晩休ませる。
翌日、グラニュー糖300gを分けながら打ち粉代わりに生地を延ばし、そのうえに砂糖を振りながらパイ生地の要領で層にしていく。
最後に生地を切り分け、捩じって最終成型するときには、さらに100gの砂糖をまぶす。
180度のオーブンで20分ほど焼く。
17分焼いて、もうちょっと焼き色をつけたいと温度を上げて、夫の朝の茹で卵にかまっていたら、上の段が焦げた。
すぐにオーヴンから出して味見したら、わたしはむしろ焦げたのが好きだ。
砂糖がキャラメル化して香ばしい。
成型は木綿生地の上で行った。
生地を折るときにも布地ごと生地を折るのに都合がいい。
晒し木綿では薄いが二重にするか、キャンバス地が適している。
冷蔵庫から出してすぐの生地は固く延ばしにくいが、そのうちしなってくる。
無理に温めようとしないで、あるがままに麺棒を押さえながら伸ばしていく。
太い麺棒を使って、最初はいくらか生地を叩いたり体重をかけて圧力をかけたりした。
三つ折りを4-5回繰り返した。
さっくり齧って、中はふんわり柔らかくイーストの薫りが香ばしい。
紅茶、コーヒー、ココアとともに。
それらに浸しながら食べ始めると、ひとつでは物足りない。
成型に手間がかかるけれど、生地をまとめるのはほんの数分のことで、一晩のうちに冷蔵庫のなかで生地が寝かせられている間も大事な過程で一刻ごとに滋味を増している。
焼くあいだに漂う薫りもすばらしい。
ここで平穏でいられることに感謝し、そうでないひとたちが救済されることを祈る。
by ymomen
| 2024-11-25 02:32
| お菓子
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