2024年 10月 16日
にゃーん |
小さなグラシン封筒にあう紙をあわせて、カードを作ってみた。
出かける前にどうでもいいことをしたくなる。
かしこまった場が二度あるから、それなりの服装と靴を、というだけで荷が増える。
あとは普段着でよい。
旅行前にはシーツを取り換える。
帰ってきてきれいなシーツにもぐりこむと、あー、うちはいい、とほっとする。
自分で交換したのを意図的に忘れて、誰かがそうしてくれたと騙すとなお嬉しい。
でも今回はみあが泊まりに来てココとミルキーの世話をすることになっているから、わたしのベッドに眠るのかもしれない。
みあの勤務時間中は、ルームメイトのケイトリンが講義の合間に来てくれることになっている。
ケイトリンはケンネルでアルバイトした経験もあるし、いまも飼い主の留守中、ペットの世話をしているし、彼女は信頼できる。
留守中の家にひとを入れるのは難しい。
Pinterestを捲りながら、菓子を作りたい衝動にも駆られる。
出かける前に作れない。
学生時代、試験前になるとそういうことをしたくなったり、読みたい本を思い出したりしたものだ。
まだ逃げようとしているのだ。
栗の季節で生栗はないけれど、冷凍のマロングラッセはあるから、ムースみたいなものを食べたい。
でもリタ叔母のところで生栗にありつけるかもしれない。
ひょっとしたら、栗拾い、という贅沢もあるだろうか。
家にいれば、1週間なんてあっという間のこと。
今朝の散歩をしながら、ごめんよ、一週間留守にするよ、と心のなかで謝った。
声にしたら、賢いココは理解して悲しむと思った。
でもどっちも賢いから、わたしが思っただけで、荷造りの様子を見ただけで、わかっているのかもしれない。
かつての愛猫は、荷造りを始めたとたん、スーツケースのなかに滑り込むか、上に座り込んで、行くな、と恨めしそうにわたしを見つめて、にゃーん、と鳴いた。
携帯電話に朗読本を5冊ダウンロードした。
旅のたびに何冊ダウンロードしても、1冊聴き終えたためしがない。
いったん出かけると、そこの風景、ひと、匂い、音が珍しくて、五感全開すると、本を聴くのも読むのも惜しくなるのが常だから。
by ymomen
| 2024-10-16 08:10
| アメリカの季節
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