2024年 10月 15日
きょうは何の日 |
人間が生きる年月を重ねるにつれて、記念日が増えていく。
日本では三連休というので、またなの、と思っていたら、こっちでもそうだった。
きょうはコロンバス・デイ。
銀行も郵便局も休み。
アメリカ大陸にはすでにヒトが住んでいたのだから、コロンバスがアメリカ大陸を発見したというのは、勝手な言い分だ、彼らを追いやり土地を奪った日を祝うのは野蛮なことだという見解が強まっていて、Indigenous People's Day・先住民の日という呼び方も生まれた。
みあが市の文化施設でバレエを習っていたころ、催し物があって、イタリア同盟会が集っていた。
何の祝いですか、と通りがかったひとに尋ねたら、コロンバス・デイだからね、とイタリア人のコロンバスを讃える年に一度の会で、そう答えたひとは、はっ、としたようにわたしをじっと見ていたのは、わたしの容貌のせいではないかと思う。
アメリカン・インディアンに間違えられることもあったし、みあは数年間ハロウインにポカハンタスのコスチュームを着ていたものだった。
月曜日に祭日があると、こどもたちが学齢のころは、もちろん喜んだものだった。
彼らが学齢のうちに、ここでは金曜日も休校になって、そのうちコロナ禍でまったく休校になった時期もあって、何日登校したかと数えたいくらいである。
ママがこどものころは土曜日だって登校したんだ、とこどもに話すのは、父母がこどものころは、と反り返った白黒写真のなかの話をするような気がした。
この宅地では月曜日がゴミ収集日で、勤労感謝、独立記念日が重なるとゴミ収集業者も休むが、そのほかの祝日はやってくる。あんまりしょっちゅう祝日があると、その日収集しないぶんがほかの日にしわ寄せされて不都合もあるだろう。
ゴミ収集容器をサイドウオークに出しておくのは夫の役目で、ほかの祝日でも、きょうは来ないというけれど、もしや、と気になるわたしは一応だしておいて、ほら、やっぱり来たじゃないの、ということもある。
携帯電話で、きょうは何の日、と検索したら、コロンバス・デイのほかにいくつも覚えきれないくらい羅列されたのにびっくりしたが、いまや、365日のうちのどの日を調べてもそうらしい。
それにしてもいちばん最初にでてきたのは、
Be Bald and Be Free Day
剥げ頭であれ、自由であれ、
とでも訳すのか。
そんな日があるとは知らなかった。
もちろん一年毎日祝日を仕事も学校も休みにするわけにいかないけれど、どんどんそういう日が増えている。
それでも地球は廻っている。
アイスホッケーのシーズンも始まって、アヴァランチの選手のリストを見ていたら、生年月日も記載されていた。
自分と同じ6月生まれが多いのと、夫の生まれた12月はひとりもいないのに気がついた。
旅支度も始めるべきなのに、それから逃れたくてこうして書いている。
これからジムに行って、またしばし逃れる。
by ymomen
| 2024-10-15 02:16
| アメリカの季節
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