大和和紀さんの「眠らない街から」を読み終えました。
佐那子は銀座のネオン街にお父さんと2人で暮らしています。2人が住んでいるおんぼろビルの中は、空中庭園のように植物でいっぱいです。このあらすじを読んだ時、榛野なな恵さんの「Papa told me」を連想して、同じような設定の物語を別の漫画家さんがどう描くのか確かめたくて読んでみました。
最初は佐那子はお母さんと死に別れたのかと思ったら、お母さんは育児ノイローゼになって、お父さんと離婚してしまっていました。そんな佐那子がお母さんと再会するエピソードもありましたが、結局は佐那子はお父さんのところへと帰ってくるのでした。
本の帯には、「現代のフェアリー・テイル」と書かれていましたが、物語的にはフェアリー・テイルというより都会の人情話という感じがしました。佐那子とお父さんが暮らしているおんぼろビルの空中庭園という設定は面白いのですが、ビルを地上げ屋に壊されそうになったり、サラ金の取り立て屋が出てきたりと、暗い気分になるお話も多くて残念でした。
佐那子は銀座のネオン街にお父さんと2人で暮らしています。2人が住んでいるおんぼろビルの中は、空中庭園のように植物でいっぱいです。このあらすじを読んだ時、榛野なな恵さんの「Papa told me」を連想して、同じような設定の物語を別の漫画家さんがどう描くのか確かめたくて読んでみました。
最初は佐那子はお母さんと死に別れたのかと思ったら、お母さんは育児ノイローゼになって、お父さんと離婚してしまっていました。そんな佐那子がお母さんと再会するエピソードもありましたが、結局は佐那子はお父さんのところへと帰ってくるのでした。
本の帯には、「現代のフェアリー・テイル」と書かれていましたが、物語的にはフェアリー・テイルというより都会の人情話という感じがしました。佐那子とお父さんが暮らしているおんぼろビルの空中庭園という設定は面白いのですが、ビルを地上げ屋に壊されそうになったり、サラ金の取り立て屋が出てきたりと、暗い気分になるお話も多くて残念でした。
最終更新日 : 2022-10-30