時々の記録

「BIRDIE WING」も今回で最終回です。

18番ホールの最後のパットを決める前に、葵は倒れてしまいました。そんな葵の状況に全く動じることなく、ユーハは普段通りのゴルフをします。コースに残された葵のボールを、ユーハが取り上げようとすると、イヴがそれを制止しました。そのボールに触れていいのは、葵だけだとイヴは怒鳴りつけました。

結局、それまで首位に立ちながらも、葵は途中欠場で試合から離脱しました。そんな葵のところに、イヴがやってきました。あくまでもイヴは、葵との勝負に、葵との約束にこだわっていたのです。そんなイヴに、葵はある提案をもちかけました。

その頃、イヴにもたいへんなことが起きていました。イヴがプロになる前に賭け試合をしていたこと、マフィアとつながりがあったことがマスコミにリークされたのです。それはユーハのキャディ・カレンが、リメルダから情報を得て行ったことでした。ユーハはそんなことしなくても、イヴには勝てたと余裕をみせます。

そして最終日、イヴとユーハの対決が始まりました。そんなイヴのキャディをつとめるのは、なんとイチナではなく葵でした。ユーハに勝つために、葵は自分からキャディをすることを提案したのです。さらに葵は、自分用に調整された48インチのクラブをイヴに使わせました。

そして対決が始まりました。シャイニングウィングとレインボーバレット・バーストの力を合わせたイヴのショットは、これまでのショットを上回るものでした。短い練習でシャイニングウィングの特性をつかんだイヴは、300ヤードを超えるショットでユーハを圧倒します。

そんなイヴを見て、ユーハは目標スコアを15アンダーへと引き上げました。しかしイヴが見ていたのは、目の前にいるユーハではありませんでした。最終日に葵が出すであろうスコアだけが、イヴの目標だったのです。そしてイヴは、ラストホールでイーグルを決めて勝負を決着させようとします。しかし、残念ながらそのショットはカップを外しました。

結果はイヴが15アンダーでトップ、ユーハは14アンダーで２位という成績でした。しかしイヴの過去が原因で、イヴの有償は取り消されて、トロフィーを手にしたのはユーハでした。そしてイヴはペナルティーとして、３年間公式試合に出場することを禁じられました。

そしてイヴは、イチナの前からいなくなってしまいました。あっという間に３年が過ぎ、イチナは敷島零華プロからの誘いを断って、普通のキャディとして過ごしていました。そんなイチナの前に、青色の弾道が通り過ぎました。イヴがイチナのところに帰ってきたのです！

３年の間に葵の病気の治療法がみつかり、葵は病気を克服していました。そして、さらに１年が経過して、イヴと葵は再び全英オープンの舞台に立ちました。イヴと葵の勝負は、これからもずっと続いてゆきそうです。

というわけで、２クールに渡ったシリーズもこれで完結しました。イヴや葵のゴルフはとんでもないですが、現実ではありえないアニメだからこその展開は面白かったです。最後が少し駆け足で都合がよすぎるところは気になりましたが、へんにドロドロした展開になるより、爽快感があってよかったと思います。(^^)