時々の記録

ひよりの幼なじみ、恋と一緒に釣りに行くお話でした。

高校でひよりと小春は、残念ながら別々のクラスでした。でも、ひよりは幼なじみの恋が同じクラスだったので、一安心です。人見知りなひよりですが、恋とは昔からの友達でした。それはお互いのお父さんが、釣り好きで一緒に釣りに行くことも多かったからでした。

とはいえ、恋のお父さんはかなりの釣りバカで、恋が生まれた時にも釣りに熱中しすぎて、病院にやって来たのが恋が生まれた５時間後だったり、その時に鯉が連れたからと恋を鯉と名づけようとしたり^^;、学校から恋が帰って来るやお店を任せて釣りに行ってしまったり、けっこう困った人でした。

恋の家は、フライフィッシングの釣り具を専門に扱っていました。学校帰りにそこに立ち寄ったひよりは、そこで買い物をしたひよりは、小春を自分のお気に入りの場所に連れて行きました。そこはひよりのお父さんが、ひよりを連れてきてくれた灯台でした。高いところを怖がる小春と、幼い頃の自分の姿がひよりには重なって見えました。

そして、ひよりと小春は恋のお父さんと一緒に釣りに出かけることになりました。初めての釣りに、小春は意気込みますが、最初から上手くはいきません。そんな小春に、ひよりはいろいろとアドバイスします。そんな小春を、恋はうらやましく思っていました。

ひよりのお父さんが亡くなった時、恋はどんな風にひよりを励ましたらいいのかわからなかったのです。思ったことをすぐに口にする小春のように、あのとき自分も小春のようにひよりに声をかけられたらと、恋は思ったのです。でもそんな風に落ち込んでいた恋も、小春は元気づけてくれました。ひよりを巡って、小春と恋の三角関係が始まるのかなと思いましたが^^;、どうやらその心配はなさそうですね。

というわけで、今回もほっこりとした展開で和みました。今回は幼なじみの恋と釣りがメインだったので、釣った魚がどんな風に料理されたのかが見られなかったのが、ちょっとだけ残念でした。(^^;