月村了衛さんの「黒涙」を読み終えました。
前作「黒警」で、警視庁の組織犯罪対策部の沢渡は、義水盟の沈と兄弟の契りを結び、警察内部の黒色分子として活動することになりました。
今回は、中国に対する防諜が大きな問題となり、特別チームが編成されることになりました。その中に、なぜか冴えない警察官の沢渡も選ばれました。沢渡は中国語に堪能だったために、今回のメンバーに選ばれました。しかし、捜査チームが調査を続けても、全く成果が上がりません。
そこで沢渡は、沈の人脈を頼り、インドネシアの青年実業家ラウタンに捜査への協力を求めました。表向きは実業家のラウタンですが、沢渡と同じく沈とは兄弟の契りを結んでいました。ラウタンからの情報により、捜査は急激に進展します。
ところが、ラウタンにシンシアという中国諜報機関の美女が接触してきました。ラウタンは危険を承知で、シンシアとの関係を続けます。そして物語は、悲劇的結末を迎えます。
前作と比べて、中盤以降が物足りませんでした。ラウタンとシンシアの関係が、物語に予想外のイレギュラーをもたらすのかと思えばそうでもなく、後半の展開が駆け足すぎる上に残虐すぎて読み終えた後に気分が悪くなりました。(+.+;
前作「黒警」で、警視庁の組織犯罪対策部の沢渡は、義水盟の沈と兄弟の契りを結び、警察内部の黒色分子として活動することになりました。
今回は、中国に対する防諜が大きな問題となり、特別チームが編成されることになりました。その中に、なぜか冴えない警察官の沢渡も選ばれました。沢渡は中国語に堪能だったために、今回のメンバーに選ばれました。しかし、捜査チームが調査を続けても、全く成果が上がりません。
そこで沢渡は、沈の人脈を頼り、インドネシアの青年実業家ラウタンに捜査への協力を求めました。表向きは実業家のラウタンですが、沢渡と同じく沈とは兄弟の契りを結んでいました。ラウタンからの情報により、捜査は急激に進展します。
ところが、ラウタンにシンシアという中国諜報機関の美女が接触してきました。ラウタンは危険を承知で、シンシアとの関係を続けます。そして物語は、悲劇的結末を迎えます。
前作と比べて、中盤以降が物足りませんでした。ラウタンとシンシアの関係が、物語に予想外のイレギュラーをもたらすのかと思えばそうでもなく、後半の展開が駆け足すぎる上に残虐すぎて読み終えた後に気分が悪くなりました。(+.+;
最終更新日 : 2022-10-30