2015年05月 : キイロイトリ3776のブログ

キイロイトリ3776のブログ

平成後半に10年がかりで富士山御百度参りを目指した自分用の覚書と、その後の備忘録です。アクセスは電車バスがメインで、山経験はなく、体力は年齢相応か、それ以下です。膝痛が悪化して、日帰り富士登山はそろそろカウントダウン。 P.S. キイロイトリ好きです。

2015年05月

小屋の裏手にまわって最後の登り。息切れ、足パン、かなり不安。
イメージ 1

雪が緩んでいるので、時々ズボンッ、ズルンッと踏みぬきます。それでバランスを崩して思いっ切りストックを突くと、スノーバスケットを着けていないので、残雪に深く刺さって、今度はひっこ抜くのにエンヤコラ。両方のストックを同時に突いてストックにも体重をのせるようにして登ると、足にかかる力が分散されて、滑りにくいんだとか。御殿場の登りもコツは同じとのことですが、なかなかパワーのいるフォームです。慣れないと、上腕、肩まわり、背筋にきそうです。多大なるご支援の元、雪渓を登りきれました。
イメージ 2

最後の登りです。
イメージ 3

岩登りというほどではないのですが、段差が大きいからもう足が上がらない。なのにタッタと走り上がる人。
イメージ 4
山頂の山友さんから「あと少しだよ~がんばれ~」とエールがありましたが、見上げるだけで精一杯。返事も出来ず。情けない・・・
イメージ 5
うぉぉぉ~~~~。
イメージ 6
ヨレヨレです。13:18、なんとか5時間切れました。ありがとうございました。下山もよろしくお願いします。
イメージ 7
イメージ 8
イメージ 9
山頂には、常連さんと思わしき方々が談笑中。プロ集団をこっそり眺めてエネルギーを補給。
イメージ 14
ガスと風で寒くなってきました。山頂の雪はザクザク。コノシロ池のブルーアイスもありません。
イメージ 10
登頂しても剣ヶ峰は見えず。
イメージ 11
鉄柵が見えてきました!
イメージ 12
馬の背も鉄柵沿いは雪が溶けたようです。
イメージ 13
もう少し体力と時間に余裕があれば行きたいのですが、もう時間的に無理。(;_;)

P.S. 47は登頂の数字です。
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

登山道をジリジリ上がって元祖7合目。
イメージ 1
麓もすっかりガスにつつまれてしまいました。
イメージ 2
ここから傾斜がきつくなって必ず失速します。
イメージ 3
八合目手前のココ、すごく苦手。
イメージ 4
スキー板をもったパーティーが道を譲ってくれましたが、慣れない状況に困惑。先に行かせてもらったはいいけど、後ろにぴったりこられないかとプレッシャーを感じながら、なんとか8合目に到着。
イメージ 5
8合目の裏手は雪がいっぱい。
イメージ 6
でも、ほんの少しの距離でした。
イメージ 7
お地蔵様、2週間前には赤頭巾が取れてしまっていましたが、どなたかかぶせてくださいました。
イメージ 8
再び青空です。しばらくキツイ斜度が続きますが、ほんの少し緩む区間もあって、息を整えながら最後の登りに備えました。
イメージ 9
9合手前でまた斜度があがり、ゼィゼィ、ヨロヨロしながら歩いていると、ジグザグをターンした時に眼下に迫っている人が見えました。なんとか9合目に到着。
イメージ 10
背後からせまっていた山友さんと山ちゃんさん。お久しぶりです。今年もよろしくお願いします。
イメージ 11
お二人のランチタイムにつられて、私もオニギリを半分かじりました。疲労は既に9合5勺。現実はまだ9合。
イメージ 13
さぁ、さぁ、もうそこに山頂が見えているんですけれど、遠い、遠い・・・。
イメージ 12
ヨロヨロ進みます。2週間前よりキツイ。一人で歩いていると毎回「なんで富士山登ってるんだったっけ」と自問自答。
イメージ 14
時折日がさしたり、ガスったり。
イメージ 15
9合5勺。胸突きまくりです。
イメージ 16
焼印の案内。今年こそ、金剛杖焼印コレクション完了なるか。
イメージ 17
ここまで夏道を使わずに、雪渓を登って来る人もいます。
イメージ 18
(つづく)
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

2015.5.30 Sat 晴れ→霧多め 無風で暑いくらい(電車での帰路、地震に遭遇して身動き取れず。深夜、ヨレヨレで帰宅)

ありがたいご提案をいただき、久しぶりに始発を乗り継いで御殿場駅にやってきました。昨晩は緊張して眠れず。3時過ぎからガタガタと準備して、車内ではワイワイうるさいグループをものともせず爆酔。

週末のお天気は心配されていましたが、ドピーカン、ほぼ無風、気温高めの1日となりました。
イメージ 1

コゴミ。もう少し早く、クルンとしている状態が食べごろ。
イメージ 2
御殿場駅ではきれいな富士山が見えていましたが、富士宮5合目に着く頃にはガスが沸いてきました。
イメージ 3
この2週間で、残雪もかなり溶けて、6合目までの登山道の除雪が完了していましたので、夏道の登山道からスタートできます。
イメージ 4
8:40、出発。今日は前回よりもスタートは1時間半以上遅いので、少しペースを上げて、山頂まで5時間切りを目標にがんばります。(←富士山デビューの方の標準時間程度)
イメージ 5
雪はありません。
イメージ 6
6合目に向かうトラバース道。
イメージ 7
雪渓のトレースを横切るつもりでいたのですが、除雪されていました!
イメージ 8
足元には、溶けた雪がプチ幻の滝のようになって流れていました。この水、少し流れると、富士山の地面に吸収されていてしまい、麓まで小川が下っている様子はありません。しみこんだ水がろ過されて湧玉池や忍野八海から湧き出るのでしょうか。
イメージ 9
6合目です。まだ山開き前ですが、道標も準備完了しています。山小屋が営業を開始すると、宝永山ハイキングにいい季節になりますね。
イメージ 10
登ります。
イメージ 11
見上げれば、山頂は霧で見えず。
イメージ 12
見下ろせば、6合目の山小屋の屋根。下界は見えず。
イメージ 13
このあたりでかなりの息切れ。やっぱり一人で登っていると、気持ちを紛らわすものがないので、呼吸や足の筋肉の張りなどに気持ちが集中してしまいます。時々深呼吸しながら、酸素を取り込むことを心がけて進みました。5月の遅めのスタートなので、前後に人はいませんでしたが、ノロノロしていたら下からTシャツにジャージで、すごいスピードで登ってくる方がいましたので、道をあけて先に行っていただきました。
イメージ 14
新7合目の下の雪渓に入ります。ここは夏道が出ていません。クッキー&クリーム?オレオのシェイク?みたいで美味しそう。
イメージ 15
急傾斜ですが、足元は緩んでいるので、トレースを使いながら登る分には問題なし。なんというタイミングなのか、このあたりで霧が晴れて、雪焼け必須?!
イメージ 16
ちなみに今日は買ったばかりのヤケーヌをかぶってます。
ヤケーヌは耳にかけて装着するのですが、メガネにオーバーサングラスに帽子のフチなど、耳が支えきれず、どれもすぐに落ちてきてしまうので、次回に向けて小改造が必要です。でも、それを除けば、呼吸がしやすいし、誰も私に気づかないし?(逆に気づくか・・・)なかなかいい買い物でした。新7合目に到着して歩いて来た雪渓を見下ろしています。
イメージ 17
息はあがりますが、まだ元気です。
イメージ 18
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

ここからは車道をゆるゆる下っていくと、さきほど案内が出ていたうどん屋さんが見えてきました。
イメージ 1

浅見茶屋。
イメージ 2

こちらのう手打ちどんはすっごく有名で、わざわざここまで、うどんだけを食べに来るお客さんも多いそうです。う~ん、今日は何も食べずに歩いていて、時刻は13時半。お腹ぺこぺこでしたが、初めてのコースの残りの所要時間が分からない上に、列車の本数も少ないので、泣く泣くパス。この先でも、うどん屋さんを目指していると思われる観光客やドライブの方々とたくさんすれ違いました。いつか来たいです。
イメージ 3

シューズが少し大きいこともあって、足が動いてつま先が痛くなってきましたが、騙し騙し下りきると、秩父御岳神社という立派な神社がありました。信州木曾御嶽山を本山と仰ぎ、その御分霊を奉斎する御嶽信仰の神社で、境内がひろく、東郷公園を神苑としています。
イメージ 4

ここから駅までは、大きな道路沿いを歩くのかと思ったら、最後の最後に再び土道に誘導されてゆるやかながら登り坂。あとは車道を下るのみ、と楽観していた私の足はチト重かったです。
イメージ 5

ちょっと登ると、西武鉄道沿いの高台に出ました。なかなか面白い景色。
イメージ 6

秩父方面に出かけると、いつも気になっていた線路脇の砕石工場のすぐ脇を通過しました。
イメージ 7

ここは、砕石工場を出入りする車のタイヤをきれいにするところ。公道を汚さないように、という配慮がすばらしいです。
イメージ 8

間に合わないと思っていた列車が通過していきました。
イメージ 9

まだ先は長いから仕方ない、と思っていたら、なんと駅はすぐそこでした。もう少し早歩きしていたら乗れました。
イメージ 10

吾野湧水という案内板がありました。吾野駅に向かう小道は最後に線路下のトンネルをくぐります。そこに向かっていると、道端に水道がありました。道の右奥の黒いパイプは豊富な吾野湧水の水を放流する管のようで、ザァザァという音が聞こえていました。
イメージ 11

次の列車まで時間があるし、こちらでシューズやストックをきれいにさせていただきました。冷たいお水でした。
イメージ 12

身も心も?きれいに禊をした気分で線路下のトンネルを通過。向こう側には新たな世界が待っていそうです。(そんなことはないけど)
イメージ 13

トンネルを抜け、階段を上がります。
イメージ 14

吾野駅です。
イメージ 15

なんと、さすがは水が豊富な吾野。靴洗い場が駅前に常備されていました。
イメージ 16

休暇村送迎バスの案内があり、よく見ると、日帰り入浴もやっているではありませんか。これはいつかお邪魔してみたいものです。(帰宅後に調べた見たら、温泉ではないようですが、露天風のお風呂など十分堪能できそうでした)
イメージ 17

イメージ 18

吾野駅にはきれいなWCがあり、入口には、熊に注意の警告がありましたが、オリジナルの熊よけ鈴の宣伝のようにも見えてほほえましいです。(鏡に映っているのはクマではありません)
イメージ 19

吾野駅前の茶屋は、そばやうどんが美味しいそうです。なんといっても、きれいな水が自慢の吾野。ご馳走になる時間はないので、いつもは飲まないビールを購入。ビール290円。あとからきたおじさまが500mlペットボトルの狭山茶を買っていましたが、320円でした。ビールより高い?高級なお茶なのかしら?
イメージ 20

茶屋の女将さん、3年位前までは、ハイカーはうじゃうじゃ来ていたのに、近頃はさっぱりなのよ、と困り顔でした。確かに、関東近郊ではアクセスしやすい人気スポットなので、混雑しているだろうと思って犬猿していたのですが、今日すれ違ったハイカーは15kmちかく歩いても、20人くらいだったかな。そのうちの何割かは車でしょうし。

ホームでスーパードライをあけて、帰路につきました。


******コースタイム******
8:00  正丸駅
8:30  正丸峠分岐
9:05  正丸峠(休憩20分)
9:40  小高山
9:55  五輪山
10:10 伊豆岳(休憩10分)
10:45 古御岳
11:15 高畑山
11:35 中ノ沢ノ頭
12:00 天目指峠
12:50 子ノ権現(参拝10分)
13:25 浅見茶屋
    (吾野湧水の水道脇で小休止 10分)
14:20 吾野駅

総歩行時間 5時間50分

・伊豆岳、古御岳など一気に延々と下る箇所あり
・フラットな尾根道は長く続くない
・伊豆岳を越えると全体的に杉の植林で眺望はほとんどないが
 途中のアセビの群落はきれい。
・正丸峠と子ノ権現に茶屋あり。
・正丸峠のWCは茶屋、売店を使った方のみ使用可能。
・子ノ権現のWCは使用に耐える(積極的に立ち寄りたくはない)
・吾野駅は靴洗い場完備。
・吾野駅から送迎日帰り入浴あり。

伊豆岳と子ノ権現は一度行ってよかったです。吾野駅は靴洗い場、きれいなWCが高ポイント。リピートのトレーニング目的だけなら駅やバスのアプローチが充実している高尾エリアに一票かな。
(おしまい)


このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

子ノ権現の裏手に出ました。「通路→」の案内にしたがって進みます。
イメージ 1
立派な本坊です。
イメージ 2
そして、こちらが本堂。
イメージ 3
足腰守護で有名なお寺。巨大なわらじに鉄製の下駄。登山にも効果がありますように。
イメージ 4
イメージ 5
近くまで車で来れて、広い駐車場もあるので、ハイキングの格好をしていない参拝者もたくさんいました。
イメージ 6
裏手から回り込んだので、これから正面に向かっていくところです。立派な仁王像の後姿が見えてきました。
イメージ 7
振り返って。
イメージ 8
茶屋があります。みやげ物など除いてみたかったのですが、時間の都合でスルー。
イメージ 9
入口付近の御神木。
イメージ 10
伊豆岳を越える道、は単調な道が多かったのですが、子ノ権現は印象的でした。
イメージ 11
案内に沿って下っていきます。
イメージ 12
キイロイハナ。
イメージ 13
駐車場には眺望が開けていました。奥武蔵野山々。山肌が削られているのは秩父方面に多く見られる砕石工場だと思います。
イメージ 14
ここからは、車道下りかな、と思いましたが、
イメージ 15
ちょっと進むと車道沿いに手打ちうどんの案内看板があって、そちらに山道が続いていました。車道を下っていくと西吾野駅に出てしまうようです。
イメージ 16
正丸駅から10.5km、吾野駅まで4.0km。がんばろう。
イメージ 17
右下にサラサラと水の流れる音がしてきました。
イメージ 18
子ノ権現への参道らしく、立派な石段がありました。
イメージ 19
先ほどの水の音が大きくなって小川となり、先に小さな橋がかかっていました。俗世と神聖な領域を分けているみたいです。
イメージ 20
降魔橋。この地を訪れた権現様に対して、悪鬼(魔?)が火事を起こしたが、権現さまの力により豪雨が起こり、鎮火したという伝説があるそうです(つづく)


このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

↑このページのトップヘ