[猫に腎臓ケアフードを食べていただく16の方法_その6]
猫の腎臓ケアに役立つ「腎臓ケアフード」ですが、猫界の評判は「食べたくない」が、もっぱらのようです。そんな腎臓ケアフード「サイエンスダイエットy/d」を、ルゥに4年7ヶ月に渡って食べさせてきたノウハウを順番にご紹介しています。
6.小分けして出す
一日3回のうちの1回分のフードを、一気に出すのではなく、何回かに分けて出しています。一気に全部食べることはまずないので、必ず残します。残したフードは香りが弱くなっていたり、ルゥの唾液が付いたりでまず食べません。なるべく新鮮で香りが立つフードを出すためには小分けして出すほうが効果的なようです。そのためには、フードを「量」で図るのではなく、粒の「数」で数えています。体重3kgちょっとのルウの場合、y/dを一日150粒を目標に与えています。1回当たり50粒です。最初に20粒出して8粒残したら食べたのは12粒、次に10粒出して7粒残したら、食べたトータルは15粒・・・という感じで50粒を目指します。ケージの上に、書き込みスペースが多めの卓上カレンダーが置いてあり、そこに出した数と食べた数を毎日毎回書いて記録しています。朝少ししか食べなかったら、夕方か夜を多めにしたり、前日たくさん食べたから今日は少なめでいい・・・とかの調整のためでもあります。カレンダーには、いつトイレをしたかとか、時々測る体重も書くようにしています。病院で使うカルテのようなものです。また、小分けしてフードを出す時に、猫の反応の変化を読み取ることも重要です。まだ食べるのか、もう食べないのか、少し時間をおけば食べるのか・・・それらは猫の視線、表情、動作に表れます。この点は、ルゥの写真を撮る際、ファインダー越しに一挙手一投足を観察してきたノウハウが役に立っています。
約200,000ショットの中から選んだベストショットを、元データから再現像したリマスター版です。