雨宮まみさんが2016年の11月15日に亡くなられて、それからもう7年経つのに時の流れのはやさを思うが、彼女が最後に連載していた『40歳がくる!』が来月書籍化されるのに驚いている。
以前から、自分にとって大事な人が亡くなった場合は、何かしらこのブログなりに書くよう心がけている。雨宮まみさんは間違いなくワタシにとって大事な人だったが、当時その死が信じられなかった度合いが強すぎて、すぐには書けなかった。
それからおよそ一年後に発売した『もうすぐ絶滅するという開かれたウェブについて 続・情報共有の未来』に収録したボーナストラック「グッドバイ・ルック」の中で、彼女(の死)についても書くことができた。その部分だけを抜粋してウェブ公開してもよいのだが、中で名前が出てくる人にご迷惑がかかるのを恐れて一般公開できないでいる。
そこでも書いたが、彼女は基本的に努力の人であり、最新作が常に一番良い人だった。そうした意味で、連載『40歳がくる!』が完結したときにどこまでの高みに到達したかと思うと、今回の書籍版は残念ながら完全な形ではないのだが、買わないわけにはいかないのである。