先週読んだ翻訳文章だが、この文章の本筋と違うところが興味をひいた。
それはアップルの長時間勤務の伝統って変わってないんだな、ということ。
ワタシが読んだものでは、ジョブズが激怒したという噂で、日本のアップルファンの間でもあまり評判が芳しくない『スティーブ・ジョブズ 偶像復活』において(手元に本がないので具体的に引用できないのが申し訳ないが)、スティーブ・ジョブズその人自身が長時間勤務の人で、社員にも長時間働くことを望んだという話が何度か出てくる。
上にリンクした文章にも「拘束時間と長い通勤にはすぐに辟易した」「勤務時間に融通が効かないせいで、僕はほとんど(ほとんどというのは、全く)娘に会えなくなった」とあるが、これもスティーブ・ジョブズの遺産の一つだったりするのだろうか(違ったらすいません)。
現在のアップルについてもなおジョブズの名前を引き合いに出してどうこう言う人がいるが、そうしたジョブズに心酔する人は、やはり彼が好んだ長時間労働も賞賛するのかな、とやはり先週「MSやグーグルが「長時間労働」を忌避する理由」という文章を読んだので考えたりした。
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