達人出版会において Michael Weinberg『3Dプリンティングと著作権を考える』のβ版が公開になった。
yomoyomoの執筆、翻訳活動にも追加させてもらった。訳書というには分量が少ないが、今回は紆余曲折があった。
最初に達人出版会(つまり id:takahashim さん)から話があったのが3月だが、ちょうどその時期出張があり、仕事にかかれず高橋さんにはご迷惑をかけてしまった。その後予定ではゴールデンウィークに一気に仕上げるつもりでいたのが、貧乏暇なしでやはり出張でゴールデンウィークが吹っ飛ぶことになってしまったため、4月以降はなかなかひどい有様になった。しまいには久方ぶりに風邪をひくというダメ押しで、高橋さんには総じてご迷惑をおかけした。
クリス・アンダーソンの『MAKERS』があり、今年に入って日本でもメイカームーブメント、特に 3D プリンタがやたらと話題になっているが、家庭で銃を作るWiki Weaponプロジェクトの話などあり、その可能性とともに問題もいろいろ考えられるようになってきた。
著作権もその一つで、これから問題となることが多いだろう。そうした意味でキャッチーな話題とも言えるし、翻訳に携われてよかったと思う。読めば分かるのだが、一刀両断にすっきりした答えを出す文章ではない。それにアメリカの法律に準拠した話である。しかし、ここでの議論は日本でも多いに参考になると思う。