たまたま3月に本をいくつもご恵贈いただいた。すぐにすべての本について感想を書けないので、ひとまず紹介させていただく。まずは、日経 BP の竹内さんから3冊ご恵贈いただいた。yamdas.hatenablog.com1冊目は、ノア・スミス『ウィーブが日本を救う 日本大好…
refactoringenglish.com新山祐介氏の投稿で知ったのだが、Hacker News で人気のある個人ブログのランキングを作った人がいる。昔取り上げたHacker Newsのコメント(投稿)で紹介される数の多い30冊と同様、Hacker News のコメント欄でリンクされることの多い…
www.usenix.orgSchneier on Security で知った論文だが、これは面白い研究ですね。Abstract をざっと訳してみる。 ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI)や心理学といったヒューマンファクター分野において、研究者は参加者の多くがWEIRD(西洋、高…
mainichi.jp見逃がしていたのだが、上村里花記者による不定期連載「本を巡る場」の新作がおよそひと月前に公開されていたんですね。過去回は主に福岡の書店、出版社(の編集者)に取材した記事だったが、今回は長崎で出版活動をしている編集室 水平線を取材…
カンヌ国際映画祭パルムドール、アカデミー賞作品賞、監督賞を受賞した『パラサイト 半地下の家族』から5年以上ぶりのポン・ジュノの待望の新作である。なのだが、本作については、ニュースになるのは公開の延期ばかりで、ワーナー・ブラザーズは本作につい…
WirelessWire Newsで「ポイント・オブ・ノーリターン:プログラミング、AGI、アメリカ」を公開。これまで WirelessWire News で足掛け何年連載してきたか忘れたが、今回が書くのにもっとも苦しんだ。本来なら一週間前に書きあげる予定で、しかし、週末かけて…
www.404media.coWikipedia の著名人のページに、その人の写真が掲載されていることが多々あるが、撮影時期が古かったり、当然ながら宣伝写真じゃなくて、一般人が撮影したものが多いため、往々にして写真としてのクオリティは低かったりする。というか、Bad …
The Future, Now and Then で知ったが、『ウェルス・マネジャー 富裕層の金庫番――世界トップ1%の資産防衛』(asin:4622086808)の邦訳があるダートマス大学経済学教授のブルック・ハリントン(Brooke Harrington)の新刊 Offshore が昨年秋に出ていたのを知…
低予算ホラー映画が見事に大ヒットということで、(本作のプロデューサーも務める)ニコラス・ケイジのファンとしては喜ばしいのだが、日本公開されると結構評判が芳しくないようでどうかと思った。が、ワタシは楽しみました。やはりニコラス・ケイジがどん…
これは何度も書いているが、ワタシ自身はカトリックの洗礼を受けている。が、それは単なる事実であって、自分のことを敬虔なカトリック信者とはまったく思っていない。それでも、ローマ教皇を選出する選挙であるコンクラーベを舞台とする本作がしょうもない…
COMWARE PLUS の「デジタル人材のためのブックレビュー」に寄稿することになりました。第1回目は宮内悠介『暗号の子』です。暗号の子作者:宮内 悠介文藝春秋Amazon暗号の子 (文春e-book)作者:宮内 悠介文藝春秋Amazonおよそ2年ぶりに COMWARE PLUS の「デジ…
本格的に対策が求められる生成AI向け検索対策「GAIO」、企業は何をすればいいのか? 【生成AI事件簿】検索エンジンとはだいぶ異なるChatGPTの検索結果、SEOからGAIOにシフトして起きること(1/5) | JBpress (ジェイビープレス) AI検索の要約機能でトラフィッ…
ワタシがさくらインターネット福岡オフィスで横田真俊氏のトークを椅子の上で正座して拝聴していた頃、増井俊之慶應義塾大学環境情報学部教授の最終講義が行われていたようだ。明日は増井俊之教授の慶應義塾大学SFCでの最終講義です!当社テクニカルフェロー…
wirelesswire.jpさて、この文章の中で、ウェブページ中のリンク先が消えてしまう問題、内容が変質してしまう問題に対して、「文中に張るリンク先をすべてインターネットアーカイブのWayback Machine(の検索結果)にしてしまうのは、さすがにやりすぎという…
yamdas.hatenablog.com3年近く前にデヴィッド・グレーバーの遺作を紹介したのだが、その邦訳となる『啓蒙の海賊たち あるいは実在したリバタリアの物語』が来月刊行されるのを知る。啓蒙の海賊たち あるいは実在したリバタリアの物語作者:デヴィッド・グレー…
内容に踏み込みますので、未見の方はご注意ください。近年の映画の長尺化については、膀胱的プレッシャーの面でいい加減にしろよと思っており、本作も3時間半超という上映時間を知っただけでキレそうになったのだが、この映画はその点素晴らしい。どういうこ…
本作について書く前に、ボブ・ディランについて書いておきたい。兄の影響で洋楽を聴き始めた1980年代、ワタシのボブ・ディランに対する印象がひどく悪かった。何より彼の声が受け付けなかったし、当時明らかに作品的に低迷していたのに、チャリティー企画で…
www.nytimes.comコロナ禍はそちら方面の記事が主になっていた印象があるゼイナップ・トゥフェックチーだが、最近は『ツイッターと催涙ガス ネット時代の政治運動における強さと脆さ』の著者らしい文章もぼちぼち New York Times に寄稿している印象がある。…
www.itmedia.co.jpとうとうこの日が来てしまった。一昨年に「Skypeの隆盛と凋落の20年史」というエントリを書いているが、それから特に何のトピックもないまま、Skype は22年の歴史に幕を閉じる。Skype の破壊性を考えるうえで、以下のツイートが的を得てい…
130 Amazing Women Who Changed the World 歴史は必ずしも見かけ通りではない、という書き出しで始まる記事だが、これは DNA の二重らせん構造の発見に不可欠な研究を行ったのにノーベル賞受賞の名誉に預かれなかったロザリンド・フランクリンのことを指して…
note.comこれは発見というか、ワタシが無知なだけかもしれないが、読んで驚いたので紹介しておきたい。この note の最初に「桜町にある純喫茶ルパン」とあるが、実はこの喫茶店、ワタシの実家から徒歩圏内にあるのだが、それは余談である。ガブリエル・ガル…
Palantir CEO’s New Book Is a Call to Arms, and a Sales Pitch - Bloomberg パランティア・テクノロジーズといえば、「シリコンバレー随一のヴィランにしてカリスマ」ピーター・ティールが立ち上げたデータ解析企業であり、国防総省など米国の政府機関と深…
note.com伊藤ガビンさんの「はじめての老い」は毎回感じ入るところがあり、ワタシも「黒電話と『1973年に生まれて』とらくらくホン」で取り上げさせてもらった。そこでも書いたが、氏より10歳年少のワタシは、まさに氏のあとを追って「老い」に向かっている…
Threads を見ていて、『ファクトリー・レコード全史』なる本が今月出たのを知る。930ページとは大変な労作である。ファクトリー・レコード全史作者:ジェームズ・ナイスシンコーミュージックAmazonファクトリー・レコード、並びにトニー・ウィルソンについて…
www.openculture.com昨年9月に第50シーズンが始まり、今年放送開始50周年を迎える「サタデー・ナイト・ライブ」だが、先日 SNL50: The Anniversary Special が放送され、復活ニルヴァーナをはじめとする豪華音楽ゲストも話題となった。さて、それにちなんで…
WirelessWire Newsで「生成されたAIビジネス~OpenAIとAGIというナラティブ」を公開。先日某所で、人間的な好き嫌いは別としてその仕事には常に敬意を払っている八田真行氏から「長すぎて読んでられない」というディスり言葉をいただいたワタシの WirelessWi…
www.newcartographies.com新刊『Superbloom』が先月出たニコラス・カー先生が、AI について面白い文章を書いている。彼はまず、20世紀のドイツの哲学者であるギュンター・アンダースの言葉を引く。 人間は作られるのではなく、生まれてきたことを恥じている。…
ユーゲニー・モロゾフのことをここで最初に取り上げたのは、当時の新刊『To Save Everything, Click Here』が出る少し前で、もう10年以上前になる。その後、彼の『Freedom As a Service』という新刊が出るぞ! と紹介したが、この本は結局現在まで出ていない…
www.indiewire.comなるほど、この切り口は面白いな。今やストリーミング動画配信サービスが映画を観る主要な手段になっているが、あらゆる映画をカバーするサービスは存在しないし、ストリーミング配信自体されていない映画もいくらもあるのは自明である。こ…
やはり坂元裕二脚本というのに惹かれて観に行った。松村北斗は『夜明けのすべて』に続く好演ということになる。ワタシは実は役者松たか子よりも歌手松たか子のほうが好きだったりするのだが、本作における要所のヤング松たか子は眩しかった。タイムトラベル…