コグンカンドリ - 迷鳥・珍鳥(東京近郊)
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コグンカンドリ

2023年07月19日
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迷鳥・珍鳥(東京近郊)
船橋三番瀬や谷津干潟ではシギチの立ち寄りが始まり楽しみな時期になってきました。
夏の鳥見は早朝から10時頃までとしてますが昨日の東京は午前6時で既に30℃を超してお昼頃には37℃、もう暑すぎて危険、
この暑さでは鳥見自体が楽しめず苦痛になりますので涼しく感じられる日か会いたい野鳥が現れない限り控えたいと思います。

今回は過去に撮影したコグンカンドリのリメイク版です。
MFでコグンカンドリは2015年10月27日と2017年7月16日に撮影していました。
2015年10月27日に撮影したコグンカンドリから、この日はとても強い南風でした。
センター前でクイナ類の現れるのを待っていると水族園方面にカラスにモビングされている鳥を見つけました。
ノスリかトビかと思って双眼鏡で確認してみると尾のシルエットが猛禽のものでなく燕尾。
思いついたのはコグンカンドリかオオグンカンドリでしたがカラスと比較しても大きさからはコグンカンドリだと思いました。
水族園方面で淡水池上空には来ず滅茶苦茶遠かったのですがこの時が初見初撮りのコグンカンドリでした。
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コグンカンドリ/Lesser Frigatebird 幼鳥 TL71-81cm            2015年10月27日 MFセンター前から水族園上空にて
頭の先端が白色で眼から後ろが錆色、腹が白く、腹の白色部が翼の中に伸びていることから幼鳥と思われます。

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コグンカンドリ/Lesser Frigatebird 若鳥 TL71-81cm            2015年10月27日 MFセンター前から水族園上空にて
南風の強風で上空を風に乗って左右に羽ばたかないで10分ほどグライダー飛行していました。

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コグンカンドリ/Lesser Frigatebird 若鳥 TL71-81cm            2015年10月27日 MFセンター前から水族園上空にて
グンカンドリ(軍艦鳥)和名は英名の意訳で英名は大型で全身が黒い羽毛で覆われることと他の鳥類の獲物を奪う事に由来しているようです。
熱帯・亜熱帯に広く分布するグンカンドリは数ヶ月にも渡り休まず飛び続けられる鳥です。

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コグンカンドリ/Lesser Frigatebird 若鳥 TL71-81cm            2015年10月27日 MFセンター前から水族園上空にて
MFらしく観覧車バックでも撮っていました。
センター前から400m~500mの距離がありました。淡水池上空や汽水池上空を飛行してくれず遠い遠いコグンカンドリでした。
その後西の方に飛んで行ってしまいました。

次に2017年7月16日に撮影したコグンカンドリ
初見初撮りの時は約10分で飛び去って行きましたがこの時は14日~16日の長い滞在で多くの方を楽しませてくれました。
東なぎさと鳥類園の間の水路を行ったり来たりの省エネのグライダー飛翔の繰り返しでたまにウミネコにちょっかいを出していました。
2時間観察していましたが餌取りの行動は見られませんでした。
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コグンカンドリ/Lesser Frigatebird TL71-81cm  2017年7月16日 MF東なぎさ鳥類園間水路にて
前回のコグンカンドリ幼鳥は遠かったですがこの時は頭上周辺を何往復もしてくれて
近くで撮影出来サービス満点でした。

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コグンカンドリ/Lesser Frigatebird 若鳥 TL71-81cm               2017年7月16日 MF東なぎさ鳥類園間水路にて
グンカンドリという名前にはいくつかの由来があります。
・全身が「軍艦」のように黒い羽毛で覆われていること
・他の鳥を襲って獲物を横取りすること
・雛や卵を食べてしまうこと
軍艦と言うと黒くて大きいイメージ、怖いイメージ、戦いのイメージなどがあるでしょう。
グンカンドリはまさに軍艦のように黒く他の鳥を襲って餌を奪っていく卵やヒナをかっさらって行など恐ろしいイメージがぴったりです。

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コグンカンドリ/Lesser Frigatebird 若鳥 TL71-81cm               2017年7月16日 MF東なぎさ鳥類園間水路にて
コグンカンドリがウミネコの獲物を横取りするため執拗に追いかけていました。トウゾクカモメの様に横取りすることがあるようです。
ウミネコは迷惑そうに鳴いていました。画像からも白波がたって南風が強い日でした。前回会えた時も風が強い日でした。

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コグンカンドリ/Lesser Frigatebird 若鳥 TL71-81cm               2017年7月16日 MF東なぎさ鳥類園間水路にて
カラスからのモビング  過去に2回コグンカンドリに会えましたがいずれもカラスからのモビングされていました。
カラスからは猛禽扱いのコグンカンドリでした。
<コグンカンドリの分布>
太平洋、インド洋、大西洋の熱帯の島や海岸地方で繁殖する。分布地の多くはオオグンカンドリと重なるが、数はそれほど多くない。
日本では、北海道、本州、九州の太平洋側や、伊豆諸島、小笠原諸島等に迷鳥として渡来する。日本海側や本州の内陸部で観察された例もある。
maru
Posted by maru
野鳥のブログ更新は週に一度程度です。
阿波踊りなど他の趣味も楽しんでいます。
 
撮影機材・Nikon D-500 ×2
    ・500mm f/5.6 PF(鳥撮り用)
    ・300mm f/5.6 PF(鳥撮り用)
     ・18-140mm(阿波踊り撮影用)   

Comments 4

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ゆうやけ~~

おはようございます~~
まだ高知は梅雨が明けていません・・早とちりでしたm(_ _ )m

アオバズクを検索していただき有難うございました
この暑さで高知城へ行くのは私には無理(階段が)のようです
でも、いつか是非見てみたい鳥の一つです

2023/07/20 (Thu) 09:11
maru

maru

Re: タイトルなし

ゆうやけ~~さん、こんばんは~♪
そうでしたか、梅雨明け宣言は後で変更になることがあります。
確かにこの暑さで鳥見は危険ですので涼しい日があれば見つけてみて下さい。
高知城や高知城公園?は鳥見に良さそうなフィールドに思えました。

2023/07/20 (Thu) 20:12

bran

maruさん、こんにちは〜(^^)/
私も何年か前に九十九里のほうで見ましたが、カラスやウミネコと並んでも
大きさが際立ちますよね。羽ばたかずにグライドしている姿は、海の猛禽の
ようで格好よいです!観覧車とのショットも臨海公園らしくステキですね♪
軍艦にそういうイメージをあてての命名だったんですね〜
名前は人間からのイメージですが、そういう生き方に進化していった自然は
改めて神秘だなーと思ってしまいます。

2023/07/20 (Thu) 22:04
maru

maru

Re: タイトルなし

branさん、こんばんは~♪
branさんも見た様でグンカンドリ、迫力ありますよね。
グンカンドリの翼は良く見ると飛ぶ恐竜の翼に似ている様に思えました。
野鳥の和名や英名は確かに人間からイメージや見つけた人の名前などですが、
変な名前が付けられてしまった野鳥もありますよね。
自然界での進化の過程はとても神秘的ですね。

2023/07/20 (Thu) 23:08