「1年目からうまくいくセミナー講師超入門」大岩俊之 実務教育出版 2017年 ③ /「教師が使えるカウンセリングテクニック80」諸富祥彦 図書文化社 2014年 ⑧(最終)【再掲載 2016.7】 [読書記録 一般]
今日は12月31日の火曜日、大晦日です。
本年も拙ブログにおつきあいくださり、ありがとうございました。
今回は、12月28日に続いて、大岩俊之さんの
「1年目からうまくいくセミナー講師超入門」の紹介 3回目です。
出版社の案内には、
「本書では、シナリオの作り方、集客、場の作り方まで、呼ばれる講師
になるためのノウハウを基礎から徹底解説します。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「イントロダクション(30秒~2分)は季節・天気記・地元の話・ホッ
トなニュース」
・「聞きやすいスピードは1分間に300字程度。一文を短くする。言い
切る。論理的で具体的に説明する」
・「当日配布するレジュメはセミナー修了後に要点をまとめたA4一枚
程度ものを配る。事前に配付するならブランク箇所を設定する」
もう一つ、再掲載になりますが、諸富祥彦さんの
「教師が使えるカウンセリングテクニック80」⑧を載せます。
<ラジオ放送のご案内>
いよいよ本日の深夜、
新年1月1日午前1時台に、
NHKラジオ第1で新春寄席が放送されます。
第一日目の新作講談は[昭和を彩った偉人たち]として
浜松市雄踏町出身のフジヤマのトビウオ「古橋廣之進」、
出演は浜松市出身の田辺一邑さんです。
とてもチャーミングな方です。
☆「1年目からうまくいくセミナー講師超入門」大岩俊之 実務教育出版 2017年 ③
2 セミナーの「シナリオ」を作る(2)
◇「幹」に「枝葉」を加える
幹以外に必要なもの
〇登壇者のフリートーク(開始時刻まで)
早めに会場に入り参加者と軽くコミュニケーション
前日のニュース 当日の朝刊
〇イントロダクション(30秒~2分)
季節・天気記・地元の話・ホットなニュース
〇自己紹介(5分)
〇アイスブレイク(5分)
参加者の緊張をほぐす
(例)参加者同士の自己紹介
〇セミナーのゴール、セミナーの流れを説明(3分)
〇本論(2~5つで合計65~80分)
フレームワークに沿って作ったものを
○ワーク(5~30分)
ワークの時間
○最後のまとめ(5分)
「今日からすぐできること」
「明日からすぐ始められること」
○質疑応答(10分+α 余った時間)
○5分の小ネタ(予備)
5分×4、5個
緊張をほぐす「アイスブレイク」
2時間ならば5~10分間
・参加者の自己紹介
①名前 ②仕事(さしつかえない範囲)
③ここに来た理由
= 参加者同士の人脈づくり
・講師から質問
知識が寄り深く身に付く「ワーク」
「質疑応答」には事前アンケートを
2時間なら10~15分間をあてる
慣れないうちは事前にアンケート形式で
「5分ネタ」を用意する
「シナリオ」は一字一句書き出して読む
聞きやすいスピード 1分間に300字程度
・一文を短くする
・言い切ること
・論理的で具体的な説明
◇効果的な「スライド」を作る
初心者は「スライド」をつくろう
ベテラン講師
大谷由里子、一圓克彦、東川仁、いむらきよし
- 「スライドに頼るな」
効果的なスライドは「シンプル」
スライド1枚 最大で5行まで
ポイント毎にスライドを分ける
スライド作成に一工夫
2時間セミナーで40~60枚
最終ページ「本日はありがとうございました」
5分ネタのスライドも準備
4~5枚 20分間くらい
スライドを利用したタイムキーピング法
A4一枚に9スライド 印刷
・進行時間
・話す内容も
当日配布する「レジュメ」は必要?
・セミナー修了後に要点をまとめたものを配る
A4一枚程度
・事前に配付するならブランク箇所を設定する
☆「教師が使えるカウンセリングテクニック80」諸富祥彦 図書文化社 2014年 ⑧(最終)【再掲載 2016.7】
[出版社の案内]
欠席がちで不登校になりそうな子がいる。学級がザワザワしていて真面
目な子の元気がなくなっている…。現場の教師が直面する問題に対して、
すぐに使えるカウンセリングテクニックを、イラストを用いてわかりや
すく紹介する。
◇チーム支援
73 すべての子どもにもれなく援助を提供するには部会や支援チームと
いう形でのシステム対応が不可欠です。
74 学級相談の基本は「事を荒立てる」こと。
「大変だ、大変だ」と騒ぐことで子どもの情報を共有しよう
75 スクールカウンセラーを活用する4つの鉄則
① 担当教員を必ず決める
② 職員室に机を置く
③ SC勤務日に教育相談部会を設定する
④ 相談が入っていないときSCは職員室にいる
76 学校や学級があれたときの対応で必要なのは3つ。
① 大声で怒鳴るのをやめる
② 追い詰めるのをやめる
③ 生徒のことを信頼し粘り強く関わり続ける
◇生徒への関わりの姿勢
77 生徒を決して切らない、見捨てない
「お前ならできると思うんだ」
◇メンタルヘルス
78 「カラオケ」や「アロマ」を使ってストレスをこまめに消していこ
う
79 鬱病は早期発見、早期対応が大切。
一週間以上よく眠れない日が続いたら気軽にメンタルクリニッ
クに行こう
80 教師の主な悩みは4つ
① 多忙さ
② 学級経営や生徒指導
③ 保護者対応
④ 同僚や管理職との対応
※ 教師にとって最も大きな支えとなるのは教師同士の支え合い
本年も拙ブログにおつきあいくださり、ありがとうございました。
今回は、12月28日に続いて、大岩俊之さんの
「1年目からうまくいくセミナー講師超入門」の紹介 3回目です。
出版社の案内には、
「本書では、シナリオの作り方、集客、場の作り方まで、呼ばれる講師
になるためのノウハウを基礎から徹底解説します。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「イントロダクション(30秒~2分)は季節・天気記・地元の話・ホッ
トなニュース」
・「聞きやすいスピードは1分間に300字程度。一文を短くする。言い
切る。論理的で具体的に説明する」
・「当日配布するレジュメはセミナー修了後に要点をまとめたA4一枚
程度ものを配る。事前に配付するならブランク箇所を設定する」
もう一つ、再掲載になりますが、諸富祥彦さんの
「教師が使えるカウンセリングテクニック80」⑧を載せます。
<ラジオ放送のご案内>
いよいよ本日の深夜、
新年1月1日午前1時台に、
NHKラジオ第1で新春寄席が放送されます。
第一日目の新作講談は[昭和を彩った偉人たち]として
浜松市雄踏町出身のフジヤマのトビウオ「古橋廣之進」、
出演は浜松市出身の田辺一邑さんです。
とてもチャーミングな方です。
☆「1年目からうまくいくセミナー講師超入門」大岩俊之 実務教育出版 2017年 ③
2 セミナーの「シナリオ」を作る(2)
◇「幹」に「枝葉」を加える
幹以外に必要なもの
〇登壇者のフリートーク(開始時刻まで)
早めに会場に入り参加者と軽くコミュニケーション
前日のニュース 当日の朝刊
〇イントロダクション(30秒~2分)
季節・天気記・地元の話・ホットなニュース
〇自己紹介(5分)
〇アイスブレイク(5分)
参加者の緊張をほぐす
(例)参加者同士の自己紹介
〇セミナーのゴール、セミナーの流れを説明(3分)
〇本論(2~5つで合計65~80分)
フレームワークに沿って作ったものを
○ワーク(5~30分)
ワークの時間
○最後のまとめ(5分)
「今日からすぐできること」
「明日からすぐ始められること」
○質疑応答(10分+α 余った時間)
○5分の小ネタ(予備)
5分×4、5個
緊張をほぐす「アイスブレイク」
2時間ならば5~10分間
・参加者の自己紹介
①名前 ②仕事(さしつかえない範囲)
③ここに来た理由
= 参加者同士の人脈づくり
・講師から質問
知識が寄り深く身に付く「ワーク」
「質疑応答」には事前アンケートを
2時間なら10~15分間をあてる
慣れないうちは事前にアンケート形式で
「5分ネタ」を用意する
「シナリオ」は一字一句書き出して読む
聞きやすいスピード 1分間に300字程度
・一文を短くする
・言い切ること
・論理的で具体的な説明
◇効果的な「スライド」を作る
初心者は「スライド」をつくろう
ベテラン講師
大谷由里子、一圓克彦、東川仁、いむらきよし
- 「スライドに頼るな」
効果的なスライドは「シンプル」
スライド1枚 最大で5行まで
ポイント毎にスライドを分ける
スライド作成に一工夫
2時間セミナーで40~60枚
最終ページ「本日はありがとうございました」
5分ネタのスライドも準備
4~5枚 20分間くらい
スライドを利用したタイムキーピング法
A4一枚に9スライド 印刷
・進行時間
・話す内容も
当日配布する「レジュメ」は必要?
・セミナー修了後に要点をまとめたものを配る
A4一枚程度
・事前に配付するならブランク箇所を設定する
☆「教師が使えるカウンセリングテクニック80」諸富祥彦 図書文化社 2014年 ⑧(最終)【再掲載 2016.7】
[出版社の案内]
欠席がちで不登校になりそうな子がいる。学級がザワザワしていて真面
目な子の元気がなくなっている…。現場の教師が直面する問題に対して、
すぐに使えるカウンセリングテクニックを、イラストを用いてわかりや
すく紹介する。
◇チーム支援
73 すべての子どもにもれなく援助を提供するには部会や支援チームと
いう形でのシステム対応が不可欠です。
74 学級相談の基本は「事を荒立てる」こと。
「大変だ、大変だ」と騒ぐことで子どもの情報を共有しよう
75 スクールカウンセラーを活用する4つの鉄則
① 担当教員を必ず決める
② 職員室に机を置く
③ SC勤務日に教育相談部会を設定する
④ 相談が入っていないときSCは職員室にいる
76 学校や学級があれたときの対応で必要なのは3つ。
① 大声で怒鳴るのをやめる
② 追い詰めるのをやめる
③ 生徒のことを信頼し粘り強く関わり続ける
◇生徒への関わりの姿勢
77 生徒を決して切らない、見捨てない
「お前ならできると思うんだ」
◇メンタルヘルス
78 「カラオケ」や「アロマ」を使ってストレスをこまめに消していこ
う
79 鬱病は早期発見、早期対応が大切。
一週間以上よく眠れない日が続いたら気軽にメンタルクリニッ
クに行こう
80 教師の主な悩みは4つ
① 多忙さ
② 学級経営や生徒指導
③ 保護者対応
④ 同僚や管理職との対応
※ 教師にとって最も大きな支えとなるのは教師同士の支え合い
「禅定山大通院本堂落慶記念誌」大通院2019年 /「半僧坊由来-引佐郡引佐町奥山」<引佐郡引佐町奥山(現在は浜松市)の伝説(3)>【再々掲載 2013.12】 [読書記録 郷土]
今日は12月30日、月曜日です。
今回は、
「禅定山大通院本堂落慶記念誌」を紹介します。
臨済宗方広寺派の大本山、方広寺(奥山半僧坊)の寺院です。
以前は中本山として広大な寺領に塔頭4寺がありました。
もう一つ、再掲載になりますが、方広寺についての伝説、
「半僧坊由来-引佐郡引佐町奥山」を載せます。
<ラジオ放送のご案内>
新年1月1日午前1時台に、
NHKラジオ第1で新春寄席が放送されます。
第一日目の新作講談は[昭和を彩った偉人たち]として
浜松市雄踏町出身のフジヤマのトビウオ「古橋廣之進」、
出演は浜松市出身の田辺一邑さんです。
☆「禅定山大通院本堂落慶記念誌」大通院 2019年
□大通院の山門 … 黒門
◇山門
黒門(265年前再建)
「禁葷酒」の碑(204年前再建)
◇由緒ある禅定山 大通院
昔 32町歩の寺領
総ケヤキづくり6間四方の舎利殿・開山堂・山門
修行道場
中本山として4か寺の塔頭寺院
末寺59か寺(現在42か寺)
◇開山
的伝一着禅師
方広寺開山・無文元選禅師の孫弟子
1401(応永8)年に大通院開山
◇大通院の歴史
方広寺派の由緒寺院 中本山
大通派(方広寺派6派)
寺領 境内約八千坪 山林約八万六千坪
田約二千坪 9万6千坪32町歩
今川氏真により永禄10(1567)年寄進された・安堵状
住職は輪番 明応2(1493)年~ 毎年の交代制
現在389世
通称・宗徹和尚 老師として弘化2(1845)年44歳~ 9年間
「通応様」
明治初め廃仏毀釈
新津小への建物・土地譲り渡し
大正15(1926)年 大火災
山門以外の堂宇をすべて焼失
戦後 農地解放
中学校、清明寮への譲り渡し
※ 厳しい仏道禅の修行道場のあった土地で現代の子供たちが学習・
人格育成
386世 昭和61年 礒貝光山氏 安泉寺住職 9年間
371世 明治35年 中嶋宗普氏 高福寺住職 3年間
☆「半僧坊由来-引佐郡引佐町奥山」<引佐郡引佐町奥山(現在は浜松市)の伝説(3)>【再々掲載 2013.12】
<方広寺-日本政府観光局HPより>
浜松地方での、明治のころの旅行の楽しみといえば、周智郡春野町犬
居の秋葉山詣でと、引佐郡奥山の、半僧坊参詣位のものであった。
半僧坊とは、臨済宗方広寺派本山、深奥山方広寺の境内に祀られてい
る一堂である。
600年の昔のことである。
奥山城には、奥山六部次郎藤原朝藤が、部下数千を率いて、この地方
を統治していた。
延元元年(1336年)京都では、南北に分れて兵乱が起った。
この時、後醍醐天皇の第二皇子、宗良親王が遁れてこの城に入った。
つづいて興国4年には、後醍醐天皇の第十一皇子、無文禅師が遁れて
きた。
無文禅師はこのごろすでに、人間相剋の世に無情を惑じて、剃髪して
憎となっていた。
奥山次郎朝藤は、
「ようこそ」
と、わが身を頼られる嬉しさに、奥山城の奥に、一寺を建立して、禅師
を迎えて開基とした。
これが方広寺である。
禅師がかくして方広寺を開くときくと、この裏山に数百年来住んでい
る山神は、不愉快でならなかった。
「おれの住居に寺を建てるとは、怪しからぬことだ」
と悠っていた。
そして噂にきけば、無文禅師は非常な名僧智識であるというが、
「人間ども、なに程のことやある」
と、彼はある日、山を下りて、方広寺を訪れてきた。
「われはこの山に、年久しく往む山神である。和尚と問答を試みんぞ」
といいだした。
「よし、やろう」
禅師はこころよく迎えて、問答を始めた。
多年山神として山に往み、仙術を会得している山男と、新進の学問に、
頭脳を磨き上げた名僧との問答は、言々火をはぎ、句々焔を燃したが、
ついに禅師の勝利となってしまった。
「私は到底、禅師にはかないません」
山男は兜を脱いだ。
そして禅師の名僧なのに、心から敬服して、
「この上は是非とも、御僧の弟子として下さらんか」
と願いだした。
「いやいや、あなたは仙術を会得した方、私如き凡人の弟子とならなくても」
「いえ、貴僧のお教えこそ、深く頃きたいもの、是非ともに」
山神のたっての願いに、禅師は弟子となることを許してやった。
「では、憎となるなら、頭を丸めて」
「是非にも」
禅師は剃刀を持って、山神の頭をそり始めた。
しかし年久しく山に住んで、頭髪には嘗て一度も櫛を入れた事がない
こととて、剃るその痛さはたえられなし。
「痛い痛い」
「もう少しだ。がまんしなされ」
「痛い痛い、もうこれでいい」
流石の山神もがまんがてきなくて、頭を抱えて逃げだしてしまった。
「駄目だよ。それでは半僧だよ」
禅師は笑った。
「いい、いい、半僧でよろしい。おれは半憎でこの土地を守護しよう」
山神はそういって、方仏寺の傍に一堂を建てて、そこに静かに往んで、
方広寺の守護神となったのである。
それでこれ以来、これを半僧坊というのであると。
この半僧坊は非常に霊験ある神であるという。
いつのことであったか、浜松市○○地区の、ある寺の住職が、方広寺
で無言の行を修めてしる時、ふとして禁を破った。とその時どこともな
く、
「今ただちに、物見せん」
という声がした。
住職ははっとして、身の震うのを覚えた。
住職は禁を破ったこととて、今は本山にもいられず、下山して自分の
寺に帰った。
ところがその時すでに、寺は焼けて灰となっていた。
「おお、何日火事が」
「昨夜の8時に」
「えっ8時?」
それは彼が、本山で禁を破って、不思議な声をきいたのと、同じ時刻
であったということである。
今回は、
「禅定山大通院本堂落慶記念誌」を紹介します。
臨済宗方広寺派の大本山、方広寺(奥山半僧坊)の寺院です。
以前は中本山として広大な寺領に塔頭4寺がありました。
もう一つ、再掲載になりますが、方広寺についての伝説、
「半僧坊由来-引佐郡引佐町奥山」を載せます。
<ラジオ放送のご案内>
新年1月1日午前1時台に、
NHKラジオ第1で新春寄席が放送されます。
第一日目の新作講談は[昭和を彩った偉人たち]として
浜松市雄踏町出身のフジヤマのトビウオ「古橋廣之進」、
出演は浜松市出身の田辺一邑さんです。
☆「禅定山大通院本堂落慶記念誌」大通院 2019年
□大通院の山門 … 黒門
◇山門
黒門(265年前再建)
「禁葷酒」の碑(204年前再建)
◇由緒ある禅定山 大通院
昔 32町歩の寺領
総ケヤキづくり6間四方の舎利殿・開山堂・山門
修行道場
中本山として4か寺の塔頭寺院
末寺59か寺(現在42か寺)
◇開山
的伝一着禅師
方広寺開山・無文元選禅師の孫弟子
1401(応永8)年に大通院開山
◇大通院の歴史
方広寺派の由緒寺院 中本山
大通派(方広寺派6派)
寺領 境内約八千坪 山林約八万六千坪
田約二千坪 9万6千坪32町歩
今川氏真により永禄10(1567)年寄進された・安堵状
住職は輪番 明応2(1493)年~ 毎年の交代制
現在389世
通称・宗徹和尚 老師として弘化2(1845)年44歳~ 9年間
「通応様」
明治初め廃仏毀釈
新津小への建物・土地譲り渡し
大正15(1926)年 大火災
山門以外の堂宇をすべて焼失
戦後 農地解放
中学校、清明寮への譲り渡し
※ 厳しい仏道禅の修行道場のあった土地で現代の子供たちが学習・
人格育成
386世 昭和61年 礒貝光山氏 安泉寺住職 9年間
371世 明治35年 中嶋宗普氏 高福寺住職 3年間
☆「半僧坊由来-引佐郡引佐町奥山」<引佐郡引佐町奥山(現在は浜松市)の伝説(3)>【再々掲載 2013.12】
<方広寺-日本政府観光局HPより>
浜松地方での、明治のころの旅行の楽しみといえば、周智郡春野町犬
居の秋葉山詣でと、引佐郡奥山の、半僧坊参詣位のものであった。
半僧坊とは、臨済宗方広寺派本山、深奥山方広寺の境内に祀られてい
る一堂である。
600年の昔のことである。
奥山城には、奥山六部次郎藤原朝藤が、部下数千を率いて、この地方
を統治していた。
延元元年(1336年)京都では、南北に分れて兵乱が起った。
この時、後醍醐天皇の第二皇子、宗良親王が遁れてこの城に入った。
つづいて興国4年には、後醍醐天皇の第十一皇子、無文禅師が遁れて
きた。
無文禅師はこのごろすでに、人間相剋の世に無情を惑じて、剃髪して
憎となっていた。
奥山次郎朝藤は、
「ようこそ」
と、わが身を頼られる嬉しさに、奥山城の奥に、一寺を建立して、禅師
を迎えて開基とした。
これが方広寺である。
禅師がかくして方広寺を開くときくと、この裏山に数百年来住んでい
る山神は、不愉快でならなかった。
「おれの住居に寺を建てるとは、怪しからぬことだ」
と悠っていた。
そして噂にきけば、無文禅師は非常な名僧智識であるというが、
「人間ども、なに程のことやある」
と、彼はある日、山を下りて、方広寺を訪れてきた。
「われはこの山に、年久しく往む山神である。和尚と問答を試みんぞ」
といいだした。
「よし、やろう」
禅師はこころよく迎えて、問答を始めた。
多年山神として山に往み、仙術を会得している山男と、新進の学問に、
頭脳を磨き上げた名僧との問答は、言々火をはぎ、句々焔を燃したが、
ついに禅師の勝利となってしまった。
「私は到底、禅師にはかないません」
山男は兜を脱いだ。
そして禅師の名僧なのに、心から敬服して、
「この上は是非とも、御僧の弟子として下さらんか」
と願いだした。
「いやいや、あなたは仙術を会得した方、私如き凡人の弟子とならなくても」
「いえ、貴僧のお教えこそ、深く頃きたいもの、是非ともに」
山神のたっての願いに、禅師は弟子となることを許してやった。
「では、憎となるなら、頭を丸めて」
「是非にも」
禅師は剃刀を持って、山神の頭をそり始めた。
しかし年久しく山に住んで、頭髪には嘗て一度も櫛を入れた事がない
こととて、剃るその痛さはたえられなし。
「痛い痛い」
「もう少しだ。がまんしなされ」
「痛い痛い、もうこれでいい」
流石の山神もがまんがてきなくて、頭を抱えて逃げだしてしまった。
「駄目だよ。それでは半僧だよ」
禅師は笑った。
「いい、いい、半僧でよろしい。おれは半憎でこの土地を守護しよう」
山神はそういって、方仏寺の傍に一堂を建てて、そこに静かに往んで、
方広寺の守護神となったのである。
それでこれ以来、これを半僧坊というのであると。
この半僧坊は非常に霊験ある神であるという。
いつのことであったか、浜松市○○地区の、ある寺の住職が、方広寺
で無言の行を修めてしる時、ふとして禁を破った。とその時どこともな
く、
「今ただちに、物見せん」
という声がした。
住職ははっとして、身の震うのを覚えた。
住職は禁を破ったこととて、今は本山にもいられず、下山して自分の
寺に帰った。
ところがその時すでに、寺は焼けて灰となっていた。
「おお、何日火事が」
「昨夜の8時に」
「えっ8時?」
それは彼が、本山で禁を破って、不思議な声をきいたのと、同じ時刻
であったということである。
「内藤忍の資産設計塾」内藤忍 自由国民社 /「教育本44」佐藤学 平凡社 2001年 ⑧【再掲載 2016.4】 [読書記録 一般]
今日は12月29日、日曜日です。
最初にご案内です。
新年1月1日午前1時台に、
NHKラジオ第1で新春寄席が放送されます。
第一日目の新作講談は[昭和を彩った偉人たち]として
浜松市雄踏町出身のフジヤマのトビウオ「古橋廣之進」。
講談師は浜松市出身の田辺一邑さん。
浜松を中心に各地の偉人を次世代に語り継ぐシリーズなど、
オリジナル講談の自作と口演に意欲的な方です。
田辺凌鶴さん,田辺一乃さん, 田辺いちかさん, 田辺一記さんも
活躍されています。
今回は内藤忍さんの
「内藤忍の資産設計塾」を紹介します。
2005年初版から幾版か出ていますが、どの版かは不明です。
出版社の案内(第4版)には、
「どうすれば資産運用で成功できるのか。自分の資産を守り、着実に殖
やす方法とは。リスクと向き合い、マーケットの急落にも対応できる
プロの実践スキルを公開。個人投資家の人気ベストセラー」
とあります。
もう一つ、再掲載になりますが、佐藤学さんの
「教育本44」⑧を載せます。
☆「内藤忍の資産設計塾」内藤忍 自由国民社
◇プロローグ
日本リスクを考える
インフレと円安への準備を始めておく
リターンよりリスクに目を向ける
2つの投資手法を使い分ける
目先のことを考えすぎない
◇資産設計を始める前の七つのマインドセット
1.まず「人生の夢 目標」を設定する
いつまでにいくら
5年後に500万円→塾 学習研究所
老後資金 2千万円
2.経営者視点で考える
個人投資家
= お金の経営者
人と関わるのが経営者の仕事
3.環境変化に柔軟に対応する
長期的視点から+情報収集
4.自分の頭で考え最終判断する
ブラックボックスには手を出さない
やってはいけない横並び
自分の頭で考える
5.資産運用の本当の目的を考える
インデックス運用とアクティブ運用
投資の費用対効果を意識する
6.長期で続けられる仕組みをもつ
成果が上げられないストレス
続けるためのストレス
→ 資産管理シート(3か月に1回)
7.常に自分自身を成長させる
自己成長する方法
模倣から想像を生み出す
探索
→模倣 → 自立 → 支援
◇資産を増やす七つのセオリー
1.リターンよりリスクを考える
リターン ←→ リスク
ハイリスクハイリターンかローリスクローリターン
「ゲームオーバー」を避ける方法を考える
リスク改善最善策は分散
アセットロケーション
2.アセットロケーションから決めていく
何にどれだけ配分するか
… 自分にあった配分 → バランス型ファンド
3.長期と短期の二つの視点をもつ
βとα
4.3の運用方法を使い分ける
① 自分のアクティブ
② 人に任せるアクティブ
③ インデックス運用
アクティブ運用は慎重さが必要
5.時間を分散する
ドルコスト平均法の目的は大失敗の防止
積み立ての活用
6.外貨資産は保有しないのがリスク
日本リスクを分散する
7.感情的な投資のデメリットを回避する
◇個人投資家が使える金融商品
1.金融商品のリスクを回避する
5つのリスク
① 価格リスク
② 金利リスク
③ 為替リスク
④ 信用リスク
⑤ 流動性リスク
1.投資信託
インデックス型とアクティブ型ファンド
コスト-販売手数料、信託報酬
2.外貨MMF
3.日本株式
4.ETF
5.海外ETF
6.日本債券
7.外国債券
8.FX
9.REIT(不動産投信)
10. オルタナティブ投資
11. コモディティ
<以下略>
☆「教育本44」佐藤学 平凡社 2001年 ⑧【再掲載 2016.4】
[出版社の案内]
新しい教育改革の実現が叫ばれている今こそ、問題を考えるヒントがいっ
ぱい詰まった名著の数々を読み直す必要がある。教育学者、佐藤学が44
冊を厳選!必読のブックガイド
◇ルソー「エミール」
近代教育学のパラダイムを提示
子供観察の確かさ
「消極教育」の方法
教育小説と教育論の文体の差異
小説的部分(現在形・未来形) 教育論部分(現在形)
「因習的」「積極的」教育に対する辛辣な批判
社会教育の主体をどう形成するか
1762年 「エミール」「社会契約論」
子供を悪しき社会状態から守るための消極教育
思春期は第二の誕生
成層をなす「大人」の記述の意味するもの
自分の子5人を次々と孤児院に棄てさせた父親・ルソーの懺悔
⇒ 自立した大人としてのエミール
◇デュルケーム「教育と社会学」
教育とは特定の社会が自らの存在条件を更新する手段
社会学上の巨人
教育理想教育内容は社会の創作である
社会的分業の進行と国民共通の知識
共通教育と専門教育
教育
~ 特定の社会が自らの存在を誇示
◇ケイ「児童の世紀」
矛盾と混乱を内包した児童中心主義の先駆者
新教育運動に格好のスローガンを提示
児童中心主義と共存する優生学の論理
子どもの権利を主張するパトスが含む混乱と現代
- 来るべき100年をよく予言していた
◇ベンヤミン「1900年頃のベルリンの幼年時代」
「私と世界」の経験が孕む豊かな可能性を示唆
現代への眼差しを一新したベンヤミン
反ノスタルジーのみの世界
最初にご案内です。
新年1月1日午前1時台に、
NHKラジオ第1で新春寄席が放送されます。
第一日目の新作講談は[昭和を彩った偉人たち]として
浜松市雄踏町出身のフジヤマのトビウオ「古橋廣之進」。
講談師は浜松市出身の田辺一邑さん。
浜松を中心に各地の偉人を次世代に語り継ぐシリーズなど、
オリジナル講談の自作と口演に意欲的な方です。
田辺凌鶴さん,田辺一乃さん, 田辺いちかさん, 田辺一記さんも
活躍されています。
今回は内藤忍さんの
「内藤忍の資産設計塾」を紹介します。
2005年初版から幾版か出ていますが、どの版かは不明です。
出版社の案内(第4版)には、
「どうすれば資産運用で成功できるのか。自分の資産を守り、着実に殖
やす方法とは。リスクと向き合い、マーケットの急落にも対応できる
プロの実践スキルを公開。個人投資家の人気ベストセラー」
とあります。
もう一つ、再掲載になりますが、佐藤学さんの
「教育本44」⑧を載せます。
☆「内藤忍の資産設計塾」内藤忍 自由国民社
◇プロローグ
日本リスクを考える
インフレと円安への準備を始めておく
リターンよりリスクに目を向ける
2つの投資手法を使い分ける
目先のことを考えすぎない
◇資産設計を始める前の七つのマインドセット
1.まず「人生の夢 目標」を設定する
いつまでにいくら
5年後に500万円→塾 学習研究所
老後資金 2千万円
2.経営者視点で考える
個人投資家
= お金の経営者
人と関わるのが経営者の仕事
3.環境変化に柔軟に対応する
長期的視点から+情報収集
4.自分の頭で考え最終判断する
ブラックボックスには手を出さない
やってはいけない横並び
自分の頭で考える
5.資産運用の本当の目的を考える
インデックス運用とアクティブ運用
投資の費用対効果を意識する
6.長期で続けられる仕組みをもつ
成果が上げられないストレス
続けるためのストレス
→ 資産管理シート(3か月に1回)
7.常に自分自身を成長させる
自己成長する方法
模倣から想像を生み出す
探索
→模倣 → 自立 → 支援
◇資産を増やす七つのセオリー
1.リターンよりリスクを考える
リターン ←→ リスク
ハイリスクハイリターンかローリスクローリターン
「ゲームオーバー」を避ける方法を考える
リスク改善最善策は分散
アセットロケーション
2.アセットロケーションから決めていく
何にどれだけ配分するか
… 自分にあった配分 → バランス型ファンド
3.長期と短期の二つの視点をもつ
βとα
4.3の運用方法を使い分ける
① 自分のアクティブ
② 人に任せるアクティブ
③ インデックス運用
アクティブ運用は慎重さが必要
5.時間を分散する
ドルコスト平均法の目的は大失敗の防止
積み立ての活用
6.外貨資産は保有しないのがリスク
日本リスクを分散する
7.感情的な投資のデメリットを回避する
◇個人投資家が使える金融商品
1.金融商品のリスクを回避する
5つのリスク
① 価格リスク
② 金利リスク
③ 為替リスク
④ 信用リスク
⑤ 流動性リスク
1.投資信託
インデックス型とアクティブ型ファンド
コスト-販売手数料、信託報酬
2.外貨MMF
3.日本株式
4.ETF
5.海外ETF
6.日本債券
7.外国債券
8.FX
9.REIT(不動産投信)
10. オルタナティブ投資
11. コモディティ
<以下略>
☆「教育本44」佐藤学 平凡社 2001年 ⑧【再掲載 2016.4】
[出版社の案内]
新しい教育改革の実現が叫ばれている今こそ、問題を考えるヒントがいっ
ぱい詰まった名著の数々を読み直す必要がある。教育学者、佐藤学が44
冊を厳選!必読のブックガイド
◇ルソー「エミール」
近代教育学のパラダイムを提示
子供観察の確かさ
「消極教育」の方法
教育小説と教育論の文体の差異
小説的部分(現在形・未来形) 教育論部分(現在形)
「因習的」「積極的」教育に対する辛辣な批判
社会教育の主体をどう形成するか
1762年 「エミール」「社会契約論」
子供を悪しき社会状態から守るための消極教育
思春期は第二の誕生
成層をなす「大人」の記述の意味するもの
自分の子5人を次々と孤児院に棄てさせた父親・ルソーの懺悔
⇒ 自立した大人としてのエミール
◇デュルケーム「教育と社会学」
教育とは特定の社会が自らの存在条件を更新する手段
社会学上の巨人
教育理想教育内容は社会の創作である
社会的分業の進行と国民共通の知識
共通教育と専門教育
教育
~ 特定の社会が自らの存在を誇示
◇ケイ「児童の世紀」
矛盾と混乱を内包した児童中心主義の先駆者
新教育運動に格好のスローガンを提示
児童中心主義と共存する優生学の論理
子どもの権利を主張するパトスが含む混乱と現代
- 来るべき100年をよく予言していた
◇ベンヤミン「1900年頃のベルリンの幼年時代」
「私と世界」の経験が孕む豊かな可能性を示唆
現代への眼差しを一新したベンヤミン
反ノスタルジーのみの世界
「1年目からうまくいくセミナー講師超入門」大岩俊之 実務教育出版 2017年 ② /「心いっぱいに育て」和田重良 くだかけ舎 2001年 ②【再掲載 2016.5】 [読書記録 一般]
今日は12月28日、土曜日です。
今回は、12月25日に続いて、大岩俊之さんの
「1年目からうまくいくセミナー講師超入門」の紹介 2回目です。
出版社の案内には、
「本書では、シナリオの作り方、集客、場の作り方まで、呼ばれる講師
になるためのノウハウを基礎から徹底解説します。」
とあります。
講師が考えていること少しがわかります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「伝えたいことより参加者が知りたいこと。参加者が困っていること
を解決すること」
・「ターゲットをできるだけ具体的に掘り下げ、ある特定のひとりを思
い浮かべるぐらいまで具体化する」
・「大きなゴール『伝えて変化を与えること』を目指す」
・「失敗談は参加者の心を開く。打ち明け話(失敗や汚点)が大切」
もう一つ、再掲載になりますが、和田重良さんの
「心いっぱいに育て」②を載せます。
☆「1年目からうまくいくセミナー講師超入門」大岩俊之 実務教育出版 2017年 ②
1 あなただから教えられることかある(2)
◇ターゲットを考える
「伝えたいこと」より「参加者が知りたいこと」
「参加者が困っていること」を解決すること
誰に伝えたいのか「ターゲット」を考える
①「同業種・同職種の中で、自分より知識・経験が浅い人」
②「異業種・異職種の人」=属性が全く違う人
ターゲットの属性を考える
ターゲットを決める
◎(例)読書セミナー
「こくちーずプロ セミナー告知サイト
ターゲットは狭く設定する
◎テーマ「本を読んで知識として残すコツ」
+ 成功者と呼ばれる人たち日本が与える影響
- 新しい習慣が身に付く人
「本気で人生を変えようとしている人たち」
ターゲットをできるだけ具体的に掘り下げ、ある特定の
ひとりを思い浮かべるぐらいまで具体化する
セミナーのゴールを考える
大きなゴール
- 「伝えて変化を与えること」を目指す
具体物や論拠となるデータを収集する
3~10冊、本を読み情報収集する
2 セミナーの「シナリオ」を作る(1)
◇まずは「幹」をつくる
フレームワークを活用しよう
幹 + 枝葉
フレームワーク
「PREP法」「序論・本論・結論」「ホールパート法」
-「大状況・中状況・小状況」「時系列(過去・現在・未来)」
「変速時系列(現在・過去・未来)」
「PREP法」
Point(要点) Reason(理由) Evidence(根拠) Point(要点)
Example(具体例)
「ホールパート法」
相手に伝えたい主張・結論を全体像(Whole)として話の最初
に提示し、それについての理由・根拠を各パート(Part)として
説明、最後にもう一度全体像に戻って話を締めくくる。
「序論・本論・結論」
序論:テーマを明確に打ち出す
本論:主張に沿って論拠を積み上げ
結論:伝えたいことをまとめる
「主張・理由・事実(具体例)」
「大状況・中状況・小状況」
「時系列(過去・現在・未来)」
組み合わせてよし、ざっくりでよし
「理由」や「根拠」は複数示す
伝わるシナリオはシンプル
情報を60パーセントに!
講師がおもしろく感じることが大切
失敗談は参加者の心を開く
打ち明け話が大切(失敗や汚点)
「時事ネタ」で参加者の注意を引き付ける
☆「心いっぱいに育て」和田重良 くだかけ舎 2001年 ②【再掲載 2016.5】
◇正しい答えを要求されて
応答せよ
→ 返事がないとき
◎ 「あのね、完全な答えじゃなくていいんだよ」
× 「返事をせよ」
→ 学校や家庭で「答える」「正しく答える」ことを徹底して訓
練した結果、人と人との気持ちの交流に大切な「応ずる」こと
ができなくなってしまった
◎ まず応ずる。そして答える。
◇いろいろなものから学ぶ心
「人生科」
味わう ← よく見てよく聞く
言葉での理解を捨てたとき、すっと入ってくる
学びにくい学校
= 教科の学習
学ばなければ進歩はない
自然(=言葉で教えてくれないところ)が一番
次に知的な欲求
◇あそびは人間をつくる
生活全体が遊び
子どもたちにとっての遊び
- 工夫があり創造性があること
くだかけ生活舎
「規則、年齢、強制のない共同生活」
大変気に掛かるのは青少年のアルバイト感覚
=[ろくに仕事ができなくても仕事として時間を潰せばお金を
もらえる]
こんな仕組みが蔓延している社会全体が小さな社会に
なってしまっている。
◎ 大きな夢や理想をもてない ちっぽけな社会
◇泣きながらでもいい - 劣等感のある子
劣等感ウィルス
「弱いまんまでいい」
テストはゲーム
そんなところに人間の価値はない
劣等感を取り込んで行けたら凄い力に
◇夜行性の正体
身体のリズムは地球の自転のリズム
→ 大人がそのリズムを!
◇気晴らしばっかり
気晴らしより打ち込むこと
◇まじめについて
わがままの横行
不平不満は不真面目
人間が文明の中で生活していて行き着いたところは何かという
と条件に不平不満を言うこと
◇ぼんやり指数
ぼんやり指数ゼロの生活を
3歳までは ぼんやり指数ゼロ
→ 小・中になると高くなる
= 外からの圧力に動かされそれに慣れてしまうと、その反動
としてぼんやりしてしまう
今回は、12月25日に続いて、大岩俊之さんの
「1年目からうまくいくセミナー講師超入門」の紹介 2回目です。
出版社の案内には、
「本書では、シナリオの作り方、集客、場の作り方まで、呼ばれる講師
になるためのノウハウを基礎から徹底解説します。」
とあります。
講師が考えていること少しがわかります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「伝えたいことより参加者が知りたいこと。参加者が困っていること
を解決すること」
・「ターゲットをできるだけ具体的に掘り下げ、ある特定のひとりを思
い浮かべるぐらいまで具体化する」
・「大きなゴール『伝えて変化を与えること』を目指す」
・「失敗談は参加者の心を開く。打ち明け話(失敗や汚点)が大切」
もう一つ、再掲載になりますが、和田重良さんの
「心いっぱいに育て」②を載せます。
☆「1年目からうまくいくセミナー講師超入門」大岩俊之 実務教育出版 2017年 ②
1 あなただから教えられることかある(2)
◇ターゲットを考える
「伝えたいこと」より「参加者が知りたいこと」
「参加者が困っていること」を解決すること
誰に伝えたいのか「ターゲット」を考える
①「同業種・同職種の中で、自分より知識・経験が浅い人」
②「異業種・異職種の人」=属性が全く違う人
ターゲットの属性を考える
ターゲットを決める
◎(例)読書セミナー
「こくちーずプロ セミナー告知サイト
ターゲットは狭く設定する
◎テーマ「本を読んで知識として残すコツ」
+ 成功者と呼ばれる人たち日本が与える影響
- 新しい習慣が身に付く人
「本気で人生を変えようとしている人たち」
ターゲットをできるだけ具体的に掘り下げ、ある特定の
ひとりを思い浮かべるぐらいまで具体化する
セミナーのゴールを考える
大きなゴール
- 「伝えて変化を与えること」を目指す
具体物や論拠となるデータを収集する
3~10冊、本を読み情報収集する
2 セミナーの「シナリオ」を作る(1)
◇まずは「幹」をつくる
フレームワークを活用しよう
幹 + 枝葉
フレームワーク
「PREP法」「序論・本論・結論」「ホールパート法」
-「大状況・中状況・小状況」「時系列(過去・現在・未来)」
「変速時系列(現在・過去・未来)」
「PREP法」
Point(要点) Reason(理由) Evidence(根拠) Point(要点)
Example(具体例)
「ホールパート法」
相手に伝えたい主張・結論を全体像(Whole)として話の最初
に提示し、それについての理由・根拠を各パート(Part)として
説明、最後にもう一度全体像に戻って話を締めくくる。
「序論・本論・結論」
序論:テーマを明確に打ち出す
本論:主張に沿って論拠を積み上げ
結論:伝えたいことをまとめる
「主張・理由・事実(具体例)」
「大状況・中状況・小状況」
「時系列(過去・現在・未来)」
組み合わせてよし、ざっくりでよし
「理由」や「根拠」は複数示す
伝わるシナリオはシンプル
情報を60パーセントに!
講師がおもしろく感じることが大切
失敗談は参加者の心を開く
打ち明け話が大切(失敗や汚点)
「時事ネタ」で参加者の注意を引き付ける
☆「心いっぱいに育て」和田重良 くだかけ舎 2001年 ②【再掲載 2016.5】
◇正しい答えを要求されて
応答せよ
→ 返事がないとき
◎ 「あのね、完全な答えじゃなくていいんだよ」
× 「返事をせよ」
→ 学校や家庭で「答える」「正しく答える」ことを徹底して訓
練した結果、人と人との気持ちの交流に大切な「応ずる」こと
ができなくなってしまった
◎ まず応ずる。そして答える。
◇いろいろなものから学ぶ心
「人生科」
味わう ← よく見てよく聞く
言葉での理解を捨てたとき、すっと入ってくる
学びにくい学校
= 教科の学習
学ばなければ進歩はない
自然(=言葉で教えてくれないところ)が一番
次に知的な欲求
◇あそびは人間をつくる
生活全体が遊び
子どもたちにとっての遊び
- 工夫があり創造性があること
くだかけ生活舎
「規則、年齢、強制のない共同生活」
大変気に掛かるのは青少年のアルバイト感覚
=[ろくに仕事ができなくても仕事として時間を潰せばお金を
もらえる]
こんな仕組みが蔓延している社会全体が小さな社会に
なってしまっている。
◎ 大きな夢や理想をもてない ちっぽけな社会
◇泣きながらでもいい - 劣等感のある子
劣等感ウィルス
「弱いまんまでいい」
テストはゲーム
そんなところに人間の価値はない
劣等感を取り込んで行けたら凄い力に
◇夜行性の正体
身体のリズムは地球の自転のリズム
→ 大人がそのリズムを!
◇気晴らしばっかり
気晴らしより打ち込むこと
◇まじめについて
わがままの横行
不平不満は不真面目
人間が文明の中で生活していて行き着いたところは何かという
と条件に不平不満を言うこと
◇ぼんやり指数
ぼんやり指数ゼロの生活を
3歳までは ぼんやり指数ゼロ
→ 小・中になると高くなる
= 外からの圧力に動かされそれに慣れてしまうと、その反動
としてぼんやりしてしまう
「忘れない技術 記憶するコツ」鶴田光敏 実業之日本社 2001年 ②後 /「シリーズ授業4社会 社会の仕組みと歴史」岩波書店 1992年 ①【再掲載 2016.4】 [読書記録 一般]
今日は12月27日、金曜日です。
今回は、12月24日に続いて、鶴田光敏さんの
「忘れない技術 記憶するコツ」2回目を載せます。
出版社の案内には、
「恩師・司馬遼太郎から教わったこと、最新の医学データに基づく『い
まからでも遅くない』脳活性法を全公開」
とあります。
脳の活性化につながるだろうな、と思います。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「左脳は言語脳で言語の記憶、論理的な思考、数字の記憶や理性を司
る。右脳は映像脳でイメージ、直感を司る」
・「脳リフレッシュに『ブラッシング法』。30分間、堅いブラシでブラッ
シング」
・「眠気を防ぐには『シッタリイ呼吸法』。舌を上あごにつける」
もう一つ、再掲載になりますが、岩波書店の
「シリーズ授業4社会 社会の仕組みと歴史」①を載せます。
☆「忘れない技術 記憶するコツ」鶴田光敏 実業之日本社 2001年 ②後
◇実践 かんたん記憶術 40 記憶の超人
島倉伊之助(のち司馬凌海)
41 左脳と右脳の違いを知って使い分ける
左脳 言語脳-言語の記憶、論理的な思考、数字の記憶や理性
|
学校教育
支配は体の右半分
右脳 映像脳-イメージ 直感
図形・絵画・空間
過去の思い出
42 日本人・欧米人
脳の違い
日本人は右脳を鍛えるべき
43 右脳を使った記憶術
年配者~体験が多い(映像記憶)
|
右脳勝負
44 記憶術
友寄秀哲氏
49 身体で覚える記憶術と場所で覚える記憶術
50 人の名を確実に覚える
◇脳リフレッシュ
66 「ブラッシング法」
30分間堅いブラシでブラッシング
71 眠気を防ぐ
「シッタリイ呼吸法」
舌 上あごにつける
75 ぬる湯入浴法
78 延髄瞬間冷却法
首の後ろ中心に30秒ぐらい上から下に水を掛ける
◇ヨーガピア協会記憶術事務局
愛知県春日井市
☆「シリーズ授業4社会 社会の仕組みと歴史」岩波書店 1992年 ①【再掲載 2016.4】
◇はじめに
授業
① 南哲朗(横浜市立三ツ沢小) 「私の町の開発」(4年生)
② 平野昇(千葉市立千城台南小 「蒙古襲来」(6年生)
ゲスト
宮原武夫(千葉大学教育学部)
「わかる教え方 社会科」国土社
黒田日出夫
◇「私の町の開発」の授業を批評する
□アメリカの教師・教育学者
「日本の社会科は社会科ではない」
① ディスカッションしていない
② 知識も結論も決められている
授業
教師の発言が少ない = 表情と身振りで発言
くつろぎと緊張感
交通という視点から考える
開発 = 交通の視点
山村の開発の結末の位置づけも!
人口の偏りの理由 = 交通
-バスの本数と医者
歴史の時間感覚
中世開拓史
平安後期~鎌倉中期 大規模開発がピーク
領主制-武士の成長 開発領主がリード
近世 川を分けて埋めるやり方
4年生で江戸にさかのぼれるのは開発教材のみ
- 交通を絡める
子供の常識をひっくり返したい
多様な価値観
手触りで得た知識
体験学習とは?
モッコを担ぐことではない!=自分で調べてきたことこそ!
実感データディスカッション
戦後の社会科
Ⅰ期 経験的なものをベースに議論するのが社会科
Ⅱ期(1960s) 社会認識の形成
社会科学的概念を具体的なデータで分からせて授業
Ⅲ期(1970s) イメージに着目
イメージ教材に相応しい素材をデータに
イフの世界を実感する
モノローク(独白)とダイアローグ(対話)
物と想像力
◎「定期的に今君は何しに学校に来るのか書かせる」
社会科とは何か
「素直」-日本にしかない言葉 ←→ 屁理屈
社会科衰退の要因
教師自身が以前のようには社会を背負っていない
社会科自由研究 圧倒的に地域素材が多い
◎ 社会を原理的に問うより歴史を構造的に構成するスタンス
が弱い
調べて発表すること自体が目的になる授業の傾向
今回は、12月24日に続いて、鶴田光敏さんの
「忘れない技術 記憶するコツ」2回目を載せます。
出版社の案内には、
「恩師・司馬遼太郎から教わったこと、最新の医学データに基づく『い
まからでも遅くない』脳活性法を全公開」
とあります。
脳の活性化につながるだろうな、と思います。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「左脳は言語脳で言語の記憶、論理的な思考、数字の記憶や理性を司
る。右脳は映像脳でイメージ、直感を司る」
・「脳リフレッシュに『ブラッシング法』。30分間、堅いブラシでブラッ
シング」
・「眠気を防ぐには『シッタリイ呼吸法』。舌を上あごにつける」
もう一つ、再掲載になりますが、岩波書店の
「シリーズ授業4社会 社会の仕組みと歴史」①を載せます。
☆「忘れない技術 記憶するコツ」鶴田光敏 実業之日本社 2001年 ②後
◇実践 かんたん記憶術 40 記憶の超人
島倉伊之助(のち司馬凌海)
41 左脳と右脳の違いを知って使い分ける
左脳 言語脳-言語の記憶、論理的な思考、数字の記憶や理性
|
学校教育
支配は体の右半分
右脳 映像脳-イメージ 直感
図形・絵画・空間
過去の思い出
42 日本人・欧米人
脳の違い
日本人は右脳を鍛えるべき
43 右脳を使った記憶術
年配者~体験が多い(映像記憶)
|
右脳勝負
44 記憶術
友寄秀哲氏
49 身体で覚える記憶術と場所で覚える記憶術
50 人の名を確実に覚える
◇脳リフレッシュ
66 「ブラッシング法」
30分間堅いブラシでブラッシング
71 眠気を防ぐ
「シッタリイ呼吸法」
舌 上あごにつける
75 ぬる湯入浴法
78 延髄瞬間冷却法
首の後ろ中心に30秒ぐらい上から下に水を掛ける
◇ヨーガピア協会記憶術事務局
愛知県春日井市
☆「シリーズ授業4社会 社会の仕組みと歴史」岩波書店 1992年 ①【再掲載 2016.4】
◇はじめに
授業
① 南哲朗(横浜市立三ツ沢小) 「私の町の開発」(4年生)
② 平野昇(千葉市立千城台南小 「蒙古襲来」(6年生)
ゲスト
宮原武夫(千葉大学教育学部)
「わかる教え方 社会科」国土社
黒田日出夫
◇「私の町の開発」の授業を批評する
□アメリカの教師・教育学者
「日本の社会科は社会科ではない」
① ディスカッションしていない
② 知識も結論も決められている
授業
教師の発言が少ない = 表情と身振りで発言
くつろぎと緊張感
交通という視点から考える
開発 = 交通の視点
山村の開発の結末の位置づけも!
人口の偏りの理由 = 交通
-バスの本数と医者
歴史の時間感覚
中世開拓史
平安後期~鎌倉中期 大規模開発がピーク
領主制-武士の成長 開発領主がリード
近世 川を分けて埋めるやり方
4年生で江戸にさかのぼれるのは開発教材のみ
- 交通を絡める
子供の常識をひっくり返したい
多様な価値観
手触りで得た知識
体験学習とは?
モッコを担ぐことではない!=自分で調べてきたことこそ!
実感データディスカッション
戦後の社会科
Ⅰ期 経験的なものをベースに議論するのが社会科
Ⅱ期(1960s) 社会認識の形成
社会科学的概念を具体的なデータで分からせて授業
Ⅲ期(1970s) イメージに着目
イメージ教材に相応しい素材をデータに
イフの世界を実感する
モノローク(独白)とダイアローグ(対話)
物と想像力
◎「定期的に今君は何しに学校に来るのか書かせる」
社会科とは何か
「素直」-日本にしかない言葉 ←→ 屁理屈
社会科衰退の要因
教師自身が以前のようには社会を背負っていない
社会科自由研究 圧倒的に地域素材が多い
◎ 社会を原理的に問うより歴史を構造的に構成するスタンス
が弱い
調べて発表すること自体が目的になる授業の傾向
「浜松まつり-学問的分析と比較の視点から」荒川幸二ほか 岩田書院 2006年 ⑤ /「心いっぱいに育て」和田重良 くだかけ舎 2001年 ②【再掲載 2016.5】 [読書記録 郷土]
今日は12月26日、木曜日です。
今回は、12月23日に続いて、岩田書院の
「浜松まつり―学際的分析と比較の視点から」の紹介 5回目です。
出版社の案内には、
「5月の連休中、静岡県浜松市は『浜松まつり』一色になる。ラッパの
音とお囃子の音、砂煙の上がる大凧揚げ、夜の街路での提灯の灯りと
練りの声…。その魅力を、日本史・社会学・古典芸能・ヨーロッパ史
の各分野から学際的に分析する。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「明治20~30年代、寄付金集めが常態化した」
・「明治末、共同体の祝いという性格よりは、たかり性を強め初節句の
家の生計を狂わせた。広がった報徳思想の勤労・勤倹という近代的
徳目にも反しているとして浜名郡下では凧揚げの風習が下火になっ
た」
・「下火にはなったが、たかりを許容できるだけの町の経済発展があった」
もう一つ、再掲載になりますが、和田重良さんの
「心いっぱいに育て」②を載せます。
☆「浜松まつり-学問的分析と比較の視点から」荒川幸二ほか 岩田書院 2006年 ⑤
◇第1部 浜松まつりの歴史的検討(4)
(2) 凧合戦の開始 - 明治前・中期 ②
3 明治20~30年代
□「静岡民友新聞」「浜松拍子」
① すでに有名な催しに 30余組-相当数の群衆
② 糸切り合戦 町の屋号も成立
③ 4月下旬~ 最高潮 5月5日最終日
④ 停車場の東部・南部の田圃
⑤ 陣屋を設置して合戦が行われた
⑥ 各町で子どもの役割も形
⑦ 流血伴う喧嘩が頻発-警察沙汰も
→ 常態化する寄付金集め
□明治末 浜名郡下では凧揚げの風習が下火になる
衰退の要因
共同体の祝いという性格よりは、たかり性を強め、初節句の家
の生計を狂わせ、広がった報徳思想の勤労・勤倹という近代的徳
目にも反している
規制強化
部落(旧村)単位の若者組から村単位への青年会の改組
日露戦争後の官製的な青年会への改組推進政策
□浜松町の産業発展
1889 東海道線
1893 遠江織物組合
浜松商業会議所
三大会社
①1896 帝国制帽 ②1897 日本楽器 ③1900 日本形染
◎「たかり」を許容できるだけの町の経済発展があった
☆「心いっぱいに育て」和田重良 くだかけ舎 2001年 ②【再掲載 2016.5】
◇正しい答えを要求されて
応答せよ
→ 返事がないとき
◎ 「あのね、完全な答えじゃなくていいんだよ」
× 「返事をせよ」
→ 学校や家庭で「答える」「正しく答える」ことを徹底して訓
練した結果、人と人との気持ちの交流に大切な「応ずる」こと
ができなくなってしまった
◎ まず応ずる。そして答える。
◇いろいろなものから学ぶ心
「人生科」
味わう ← よく見てよく聞く
言葉での理解を捨てたとき、すっと入ってくる
学びにくい学校
= 教科の学習
学ばなければ進歩はない
自然(=言葉で教えてくれないところ)が一番
次に知的な欲求
◇あそびは人間をつくる
生活全体が遊び
子どもたちにとっての遊び -工夫があり創造性があること
くだかけ生活舎 「規則、年齢、強制のない共同生活」
大変気に掛かるのは青少年のアルバイト感覚
= ろくに仕事ができなくても仕事として時間を潰せばお金を
もらえる
こんな仕組みが蔓延している社会全体が小さな社会になっ
てしまっている。
◎ 大きな夢や理想をもてない ちっぽけな社会
◇泣きながらでもいい - 劣等感のある子
劣等感ウィルス
「弱いまんまでいい」
テストはゲーム
そんなところに人間の価値はない
劣等感を取り込んで行けたら凄い力に
◇夜行性の正体
身体のリズムは地球の自転のリズム
→ 大人がそのリズムを!
◇気晴らしばっかり
気晴らしより打ち込むこと
◇まじめについて
わがままの横行
不平不満は不真面目
人間が文明の中で生活していて行き着いたところは何かとい
うと条件に不平不満を言うこと
◇ぼんやり指数
ぼんやり指数ゼロの生活を
3歳までは ぼんやり指数ゼロ
→ 小・中になると高くなる
= 外からの圧力に動かされそれに慣れてしまうと、その反動
としてぼんやりしてしまう
今回は、12月23日に続いて、岩田書院の
「浜松まつり―学際的分析と比較の視点から」の紹介 5回目です。
出版社の案内には、
「5月の連休中、静岡県浜松市は『浜松まつり』一色になる。ラッパの
音とお囃子の音、砂煙の上がる大凧揚げ、夜の街路での提灯の灯りと
練りの声…。その魅力を、日本史・社会学・古典芸能・ヨーロッパ史
の各分野から学際的に分析する。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「明治20~30年代、寄付金集めが常態化した」
・「明治末、共同体の祝いという性格よりは、たかり性を強め初節句の
家の生計を狂わせた。広がった報徳思想の勤労・勤倹という近代的
徳目にも反しているとして浜名郡下では凧揚げの風習が下火になっ
た」
・「下火にはなったが、たかりを許容できるだけの町の経済発展があった」
もう一つ、再掲載になりますが、和田重良さんの
「心いっぱいに育て」②を載せます。
☆「浜松まつり-学問的分析と比較の視点から」荒川幸二ほか 岩田書院 2006年 ⑤
◇第1部 浜松まつりの歴史的検討(4)
(2) 凧合戦の開始 - 明治前・中期 ②
3 明治20~30年代
□「静岡民友新聞」「浜松拍子」
① すでに有名な催しに 30余組-相当数の群衆
② 糸切り合戦 町の屋号も成立
③ 4月下旬~ 最高潮 5月5日最終日
④ 停車場の東部・南部の田圃
⑤ 陣屋を設置して合戦が行われた
⑥ 各町で子どもの役割も形
⑦ 流血伴う喧嘩が頻発-警察沙汰も
→ 常態化する寄付金集め
□明治末 浜名郡下では凧揚げの風習が下火になる
衰退の要因
共同体の祝いという性格よりは、たかり性を強め、初節句の家
の生計を狂わせ、広がった報徳思想の勤労・勤倹という近代的徳
目にも反している
規制強化
部落(旧村)単位の若者組から村単位への青年会の改組
日露戦争後の官製的な青年会への改組推進政策
□浜松町の産業発展
1889 東海道線
1893 遠江織物組合
浜松商業会議所
三大会社
①1896 帝国制帽 ②1897 日本楽器 ③1900 日本形染
◎「たかり」を許容できるだけの町の経済発展があった
☆「心いっぱいに育て」和田重良 くだかけ舎 2001年 ②【再掲載 2016.5】
◇正しい答えを要求されて
応答せよ
→ 返事がないとき
◎ 「あのね、完全な答えじゃなくていいんだよ」
× 「返事をせよ」
→ 学校や家庭で「答える」「正しく答える」ことを徹底して訓
練した結果、人と人との気持ちの交流に大切な「応ずる」こと
ができなくなってしまった
◎ まず応ずる。そして答える。
◇いろいろなものから学ぶ心
「人生科」
味わう ← よく見てよく聞く
言葉での理解を捨てたとき、すっと入ってくる
学びにくい学校
= 教科の学習
学ばなければ進歩はない
自然(=言葉で教えてくれないところ)が一番
次に知的な欲求
◇あそびは人間をつくる
生活全体が遊び
子どもたちにとっての遊び -工夫があり創造性があること
くだかけ生活舎 「規則、年齢、強制のない共同生活」
大変気に掛かるのは青少年のアルバイト感覚
= ろくに仕事ができなくても仕事として時間を潰せばお金を
もらえる
こんな仕組みが蔓延している社会全体が小さな社会になっ
てしまっている。
◎ 大きな夢や理想をもてない ちっぽけな社会
◇泣きながらでもいい - 劣等感のある子
劣等感ウィルス
「弱いまんまでいい」
テストはゲーム
そんなところに人間の価値はない
劣等感を取り込んで行けたら凄い力に
◇夜行性の正体
身体のリズムは地球の自転のリズム
→ 大人がそのリズムを!
◇気晴らしばっかり
気晴らしより打ち込むこと
◇まじめについて
わがままの横行
不平不満は不真面目
人間が文明の中で生活していて行き着いたところは何かとい
うと条件に不平不満を言うこと
◇ぼんやり指数
ぼんやり指数ゼロの生活を
3歳までは ぼんやり指数ゼロ
→ 小・中になると高くなる
= 外からの圧力に動かされそれに慣れてしまうと、その反動
としてぼんやりしてしまう
「1年目からうまくいくセミナー講師超入門」大岩俊之 実務教育出版 2017年 ① /「一人恐怖に強迫される若者たち-彼らは,ケータイを介して常時接続しあい,互いの存在を確認しあっている」 土井隆義 筑波大学大学院人文社会科学研究科教授 『月刊少年育成』 2009.2 ③【再掲載 2016.7】 [読書記録 一般]
今日は12月25日、水曜日です。
今回は、大岩俊之さんの
「1年目からうまくいくセミナー講師超入門」1回目の紹介です。
出版社の案内には、
「本書では、シナリオの作り方、集客、場の作り方まで、呼ばれる講師
になるためのノウハウを基礎から徹底解説します。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「誰かの人生を変えるお手伝いをすることがセミナー講師の仕事。変
化を求めてやってくる人、変わりたい人、成長したい人がいる」
・「講師力とは、自分の経験を客観的に分析する力、論理的で分かりや
すい話を組み立てる力、相手を引き付けあきさせない話力、言葉で
相手に行動を促す力、集客力」
・「話し下手な人の中に可能性を秘めた人がいる」
もう一つ、再掲載になりますが、土居隆義さんの
「一人恐怖に強迫される若者たち」③を載せます。
☆「1年目からうまくいくセミナー講師超入門」大岩俊之 実務教育出版 2017年 ①
◇はじめに
誰かの人生を変えるお手伝いをする = セミナー講師の仕事
変化を求めてやってくる 変わりたい人 成長したい人
(内容)
就活セミナー、起業セミナー、読書セミナー、営業セミナー
話し方セミナー エクセルセミナー、ダイエットセミナー
ライブでしか伝わらないもの
ライブならではのパワー 迫力 熱量
自分を拘束する時間 人との出会い
「講師力」がビジネスに必要な時代
講師力
・ 自分の経験を客観的に分析する力
・ 論理的で分かりやすい話を組み立てる力
・ 相手を引き付けあきさせない話力
・ 言葉で相手に行動を促す力
・ 集客力
「講師力」で人生の可能性か広がる
セミナー講師は誰よりも成長できる
誰でもセミナー講師になれる
話し下手な人の中に可能性を秘めた人がいる
滑舌に気を付けて、ゆっくり大きな声で話す
どんなテーマを選び、誰に伝えるかを徹底的に考え抜くこと
論理的で説得力のある話を組み立てること
参加者が学びやすい「場づくり」の工夫をすること
1 あなただから教えられることかある(1)
あなただけができるオリジナルセミナー
セミナー講師にライセンスは不要
必要なのはオリジナルコンテンツ「経験」
セミナーの「説得力」は何で決まる?
経験による裏付けが大切
自分の経験・スキルの「棚卸し」
会社勤めはネタの宝庫
当たり前のことでも人に役立つノウハウ
これまでに経験した仕事を詳しく振り返る
どんな業界で、誰を相手に何をする仕事なのか、どんなス
キルが身に付いているかできるだけ詳細に書き出してみる
成功体験と失敗体験を書き出す
成功体験 「なぜ成功できたのか」
「成功できていない人とは何が違ったか」
失敗体験 「なぜ失敗したのか」
「失敗をどう乗り越えたのか」
「好きなこと」を書き出す
趣味でも何でもいい
様々なリサーチ
- 参加者に「好き」が伝わり、思いが伝わりやすい
「できること」「得意なこと」を書き出す
「嫌いなこと」を書き出す
思いつく限り
「お金や時間をたくさん費やしたこと」を書き出す
3人以上に「教えて」と頼まれたことを書き出す
「何も準備しなくても1時間話ができそうなこと」を書き出す
「ナンバー1」か「オンリー1」を探す
ナンバー1の実績
オンリー1のもの
ニッチなテーマに絞る
組み合わせると強さが出る
マインドマップを活用した講義
「好き」×「できる」×「需要がある」
セミナーテーマを決定
☆「一人恐怖に強迫される若者たち-彼らは,ケータイを介して常時接続しあい,互いの存在を確認しあっている」 土井隆義 筑波大学大学院人文社会科学研究科教授 『月刊少年育成』 2009.2 ③【再掲載 2016.7】
3.同質的な仲間で閉じた世界
多様性の時代には、あらゆる価値項目が等価に並び、従来のような序
列性が失われる。
知識や能力にも明確な優劣の基準が見出せないから、自己に評価を下
す相手は、超越的な他者ではなく、自分と対等な他者になる。
仲間集団からは階層性が失われ、若者たちは互いに対等な立場で評価
を下しあおうとする。
「上から目線」を彼らが極端に嫌悪するのもそのためだろう。
また、仲間内の評価だけではなく、大人から受ける評価についても、
メンタルには対等な他者からのものと感受されるようになる。
こうして、たとえば学校においても、教師と生徒は対等だという意識
が広まっていく。
この地平に、抑圧的な大人という敵はもはや存在しえない。
若者たちのあいだに共通の敵が想定されていれば、彼らの関心の眼差
しはみな一様にそちらへ向けられるから、自分たちの人間関係のあり方
それ自体がクローズアップされることはさほど多くない。
しかし、そのような共通の敵を見失った世界では、その抑圧に対する
反動形成として共有された対抗文化もまた衰退していく。
かくして、若者たちのあいだに共通の関心事は成立しづらくなり、そ
の眼差しが注がれる対象も外部には見出せなくなっていく。
共有された眼差しの対象として最後に残されるのは、互いの関係性、
それ自体である。
ところが、そこで営まれる関係性とは、自らの肯定感を維持していく
ために唯一の基盤となってくれるものである。
もはや一人で立つことが困難になった自分にとって唯一の支えとなっ
てくれるものである。
だから、そこでは、できるだけ自己承認を得やすい同質的な他者が求
められがちになってしまう。
前回も指摘したように、あらかじめ客観的な評価の物差しがそこに存
在するわけではなく、他者がどのような反応を示すかは前もって予想し
づらいから、人間関係にも安全パイが求められ、できるだけ同質の人間
だけと結びつこうとするのである。
他方、異質な人間とは、適度な距離をもって付き合ったり、あるいは
対決を試みたりするのではなく、そもそも最初から認識対象の圏外へと
押し出してしまおうとする。
自分の内部に確固たる肯定感の基盤があって自己が安定していれば、
異質な人間とも接触を保ちつづけ、場合によっては対立を表明すること
もできよう。
しかし、いまはその基盤を自分の内部にもちえず、入閣関係に対して
依存的になっているために、そこに立ち現われる異質な他者は、自己肯
定感の基盤を根底から揺さぶってしまうのである。
このような事情を鑑みれば、自分にとって異質な人間を認識の圏外へ
と追いやり、同質な相手だけと接続しあおうとする今日の若者たちの心
性は、一般によく言われるようなケータイの普及によって広まった現象
ではない。
しかし、そのような志向を示す人たちにとって、ケータイを端末とす
るネット環境が、きわめて好都合な世界であることは事実だろう。
ケータイのおかげで、いまや私たちは、いつどこにいても、自分が繋
がりたい相手だけと即座に繋がりあうことができるようになっているか
らである。
現在のようなネット環境がととのう以前は、時間と空間を隔てた相手
とコミュニケーションをとるための手段がかなり限られていた。
理想の相手と繋がりあうためには、自分にとって不都合な人間とのコ
ミュニケーションも途中で経由しなければならなかった。
たとえば、中学時代の私などは、ガールフレンドの自宅へ電話をかけ
るとき、「あの怖そうな父親が出たらどうしよう」と緊張しながらダイ
ヤルを回したものである。
自分にとって心地よい人間関係を築くためには、同時に不都合な人間
とも否応なく付き合わざるをえなかった。
しかし、近年は、異質な人びとが時間と空間の制約を超えて、互いに
繋がりあうことを技術的に可能にしたネットという革新的なシステムが、
逆に、同質な人びとが時間と空間の制約を超えて、互いに繋がりあうこ
とを容易にする手段として、実質的には機能するようになっている。
ネット空間へと聞かれたケータイの小さな窓を覗き込むことで、面倒
で不都合な人間とはいっさい触れ合うことなく、自分にとって心地よい
相手だけと即座に人間関係を築くことができるようになっている。
たとえば、近年の若者たちのあいだでは、地元つながりによる人間関
係への依存が強まっている。
高校へ進学したり就職したりして生活圏が拡大し、雑多な人間と付き
合わざるをえなくなった場合でも、中学時代までの人間関係をそのまま
ずっと緊密に保ち、その地元つながりを中心に日常生活を営もうとする
傾向が強まっている。
時間や場所や相手の都合を気にせずに互いに繋がりあえるケータイ・
メールを駆使することで、それが実際に容易になっているのである。
では、ケータイという文明の利器を駆使することで、今日の若者たち
は一人恐怖から解放されているのだろうか。
前回も述べたように、けっしてそうではない。
同質な人間との常時接続を可能にしてくれるケータイは、一人恐怖を
解消してくれる便利なツールのように見えて、じつはそのように機能し
てはいない。
ケータイ自体はニュートラルな装置だから、使われ方しだいで、逆に
一人恐怖を煽るツールとしても機能しうる。
じっさい、秋葉原で事件を起こした青年にとって、ケータイは自己の
疎外感を強めるツールヘと変貌してしまっていた。
今回は、大岩俊之さんの
「1年目からうまくいくセミナー講師超入門」1回目の紹介です。
出版社の案内には、
「本書では、シナリオの作り方、集客、場の作り方まで、呼ばれる講師
になるためのノウハウを基礎から徹底解説します。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「誰かの人生を変えるお手伝いをすることがセミナー講師の仕事。変
化を求めてやってくる人、変わりたい人、成長したい人がいる」
・「講師力とは、自分の経験を客観的に分析する力、論理的で分かりや
すい話を組み立てる力、相手を引き付けあきさせない話力、言葉で
相手に行動を促す力、集客力」
・「話し下手な人の中に可能性を秘めた人がいる」
もう一つ、再掲載になりますが、土居隆義さんの
「一人恐怖に強迫される若者たち」③を載せます。
☆「1年目からうまくいくセミナー講師超入門」大岩俊之 実務教育出版 2017年 ①
◇はじめに
誰かの人生を変えるお手伝いをする = セミナー講師の仕事
変化を求めてやってくる 変わりたい人 成長したい人
(内容)
就活セミナー、起業セミナー、読書セミナー、営業セミナー
話し方セミナー エクセルセミナー、ダイエットセミナー
ライブでしか伝わらないもの
ライブならではのパワー 迫力 熱量
自分を拘束する時間 人との出会い
「講師力」がビジネスに必要な時代
講師力
・ 自分の経験を客観的に分析する力
・ 論理的で分かりやすい話を組み立てる力
・ 相手を引き付けあきさせない話力
・ 言葉で相手に行動を促す力
・ 集客力
「講師力」で人生の可能性か広がる
セミナー講師は誰よりも成長できる
誰でもセミナー講師になれる
話し下手な人の中に可能性を秘めた人がいる
滑舌に気を付けて、ゆっくり大きな声で話す
どんなテーマを選び、誰に伝えるかを徹底的に考え抜くこと
論理的で説得力のある話を組み立てること
参加者が学びやすい「場づくり」の工夫をすること
1 あなただから教えられることかある(1)
あなただけができるオリジナルセミナー
セミナー講師にライセンスは不要
必要なのはオリジナルコンテンツ「経験」
セミナーの「説得力」は何で決まる?
経験による裏付けが大切
自分の経験・スキルの「棚卸し」
会社勤めはネタの宝庫
当たり前のことでも人に役立つノウハウ
これまでに経験した仕事を詳しく振り返る
どんな業界で、誰を相手に何をする仕事なのか、どんなス
キルが身に付いているかできるだけ詳細に書き出してみる
成功体験と失敗体験を書き出す
成功体験 「なぜ成功できたのか」
「成功できていない人とは何が違ったか」
失敗体験 「なぜ失敗したのか」
「失敗をどう乗り越えたのか」
「好きなこと」を書き出す
趣味でも何でもいい
様々なリサーチ
- 参加者に「好き」が伝わり、思いが伝わりやすい
「できること」「得意なこと」を書き出す
「嫌いなこと」を書き出す
思いつく限り
「お金や時間をたくさん費やしたこと」を書き出す
3人以上に「教えて」と頼まれたことを書き出す
「何も準備しなくても1時間話ができそうなこと」を書き出す
「ナンバー1」か「オンリー1」を探す
ナンバー1の実績
オンリー1のもの
ニッチなテーマに絞る
組み合わせると強さが出る
マインドマップを活用した講義
「好き」×「できる」×「需要がある」
セミナーテーマを決定
☆「一人恐怖に強迫される若者たち-彼らは,ケータイを介して常時接続しあい,互いの存在を確認しあっている」 土井隆義 筑波大学大学院人文社会科学研究科教授 『月刊少年育成』 2009.2 ③【再掲載 2016.7】
3.同質的な仲間で閉じた世界
多様性の時代には、あらゆる価値項目が等価に並び、従来のような序
列性が失われる。
知識や能力にも明確な優劣の基準が見出せないから、自己に評価を下
す相手は、超越的な他者ではなく、自分と対等な他者になる。
仲間集団からは階層性が失われ、若者たちは互いに対等な立場で評価
を下しあおうとする。
「上から目線」を彼らが極端に嫌悪するのもそのためだろう。
また、仲間内の評価だけではなく、大人から受ける評価についても、
メンタルには対等な他者からのものと感受されるようになる。
こうして、たとえば学校においても、教師と生徒は対等だという意識
が広まっていく。
この地平に、抑圧的な大人という敵はもはや存在しえない。
若者たちのあいだに共通の敵が想定されていれば、彼らの関心の眼差
しはみな一様にそちらへ向けられるから、自分たちの人間関係のあり方
それ自体がクローズアップされることはさほど多くない。
しかし、そのような共通の敵を見失った世界では、その抑圧に対する
反動形成として共有された対抗文化もまた衰退していく。
かくして、若者たちのあいだに共通の関心事は成立しづらくなり、そ
の眼差しが注がれる対象も外部には見出せなくなっていく。
共有された眼差しの対象として最後に残されるのは、互いの関係性、
それ自体である。
ところが、そこで営まれる関係性とは、自らの肯定感を維持していく
ために唯一の基盤となってくれるものである。
もはや一人で立つことが困難になった自分にとって唯一の支えとなっ
てくれるものである。
だから、そこでは、できるだけ自己承認を得やすい同質的な他者が求
められがちになってしまう。
前回も指摘したように、あらかじめ客観的な評価の物差しがそこに存
在するわけではなく、他者がどのような反応を示すかは前もって予想し
づらいから、人間関係にも安全パイが求められ、できるだけ同質の人間
だけと結びつこうとするのである。
他方、異質な人間とは、適度な距離をもって付き合ったり、あるいは
対決を試みたりするのではなく、そもそも最初から認識対象の圏外へと
押し出してしまおうとする。
自分の内部に確固たる肯定感の基盤があって自己が安定していれば、
異質な人間とも接触を保ちつづけ、場合によっては対立を表明すること
もできよう。
しかし、いまはその基盤を自分の内部にもちえず、入閣関係に対して
依存的になっているために、そこに立ち現われる異質な他者は、自己肯
定感の基盤を根底から揺さぶってしまうのである。
このような事情を鑑みれば、自分にとって異質な人間を認識の圏外へ
と追いやり、同質な相手だけと接続しあおうとする今日の若者たちの心
性は、一般によく言われるようなケータイの普及によって広まった現象
ではない。
しかし、そのような志向を示す人たちにとって、ケータイを端末とす
るネット環境が、きわめて好都合な世界であることは事実だろう。
ケータイのおかげで、いまや私たちは、いつどこにいても、自分が繋
がりたい相手だけと即座に繋がりあうことができるようになっているか
らである。
現在のようなネット環境がととのう以前は、時間と空間を隔てた相手
とコミュニケーションをとるための手段がかなり限られていた。
理想の相手と繋がりあうためには、自分にとって不都合な人間とのコ
ミュニケーションも途中で経由しなければならなかった。
たとえば、中学時代の私などは、ガールフレンドの自宅へ電話をかけ
るとき、「あの怖そうな父親が出たらどうしよう」と緊張しながらダイ
ヤルを回したものである。
自分にとって心地よい人間関係を築くためには、同時に不都合な人間
とも否応なく付き合わざるをえなかった。
しかし、近年は、異質な人びとが時間と空間の制約を超えて、互いに
繋がりあうことを技術的に可能にしたネットという革新的なシステムが、
逆に、同質な人びとが時間と空間の制約を超えて、互いに繋がりあうこ
とを容易にする手段として、実質的には機能するようになっている。
ネット空間へと聞かれたケータイの小さな窓を覗き込むことで、面倒
で不都合な人間とはいっさい触れ合うことなく、自分にとって心地よい
相手だけと即座に人間関係を築くことができるようになっている。
たとえば、近年の若者たちのあいだでは、地元つながりによる人間関
係への依存が強まっている。
高校へ進学したり就職したりして生活圏が拡大し、雑多な人間と付き
合わざるをえなくなった場合でも、中学時代までの人間関係をそのまま
ずっと緊密に保ち、その地元つながりを中心に日常生活を営もうとする
傾向が強まっている。
時間や場所や相手の都合を気にせずに互いに繋がりあえるケータイ・
メールを駆使することで、それが実際に容易になっているのである。
では、ケータイという文明の利器を駆使することで、今日の若者たち
は一人恐怖から解放されているのだろうか。
前回も述べたように、けっしてそうではない。
同質な人間との常時接続を可能にしてくれるケータイは、一人恐怖を
解消してくれる便利なツールのように見えて、じつはそのように機能し
てはいない。
ケータイ自体はニュートラルな装置だから、使われ方しだいで、逆に
一人恐怖を煽るツールとしても機能しうる。
じっさい、秋葉原で事件を起こした青年にとって、ケータイは自己の
疎外感を強めるツールヘと変貌してしまっていた。
「忘れない技術 記憶するコツ」鶴田光敏 実業之日本社 2001年 ①前 /「カリスマ先生の小論文・作文」樋口裕一 PHP研究所 2006年 ②【再掲載 2016.9】 [読書記録 一般]
今日は12月24日、火曜日です。
今回は、鶴田光敏さんの
「忘れない技術 記憶するコツ」を載せます。
鶴田光敏さんは小児科医ですが、
佐藤愛子さんのエッセイでもお名前を見ます。
出版社の案内には、
「恩師・司馬遼太郎から教わったこと、最新の医学データに基づく『い
まからでも遅くない』脳活性法を全公開」
とあります。
何となく身体によさそうな気がします。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「司馬遼太郎は、いつも最高脳を鍛えていた。死ぬまで最高脳を使っ
ていた」
・「褒めることで脳は活性化する。吉田松蔭は、①誰にでも敬語を使っ
て話した ②年下にも優しく接した ③目の前の人間を最高の人物
としておだてあげた ④必ず証拠になるように書き物を記して相手
に与えた」
・「水分量が大切。人体の水分量は、新生児80%、子供70%、成人男子
60%、成人女子53%、肥満成人40%、高齢者43%」
・「クンバワ呼吸法(ヨガ) ①4秒間大きく息を吸う ②7秒間息を止め
る ③6秒で両方の鼻孔から静かに息を吐き出す」
もう一つ、再掲載になりますが、樋口裕一さんの
「カリスマ先生の小論文・作文」②を載せます。
☆「忘れない技術 記憶するコツ」鶴田光敏 実業之日本社 2001年 ①前
◇鶴田光敏
1954年 愛知県生
名古屋市 つるた小児科 鶴田診療所
◇はじめに
司馬遼太郎(1923~1996) ホームドクター
偉人 違い
「いつも最高脳を鍛えていた」
「死ぬまで最高脳を使っていた」
司馬遼太郎「世に棲む日々」
「条件」と「環境」
島倉伊之助、藤本憲章
◇脳にとっていいこと、悪いこと
1 暗記が大の苦手だった司馬先生が日本を代表する大作家になられ
た
2 72歳の司馬先生にできて、わたしたちにできないと思っていたこ
とは何かに没頭すること
→ 記憶が何よりの秘訣
3 小泉総理が感動した司馬先生の「志」のすすめ
志をもつこと
4 脳の働きは姿勢に左右される
5 褒めることで脳は活性化する
松蔭
① 誰にでも敬語を使って話した
② 年下にも優しく接した
③ 目の前の人間を「最高の人物」としておだてあげた
④ 必ず証拠になるように書き物を記して相手に与えた
褒めの達人
6 脳に快感ホルモンを出させるちょっとしたコツ
自分の脳を喜ばせて
13 ぼけの原因はアルミニウム
アルミ缶より瓶ビール
- 日本のアルミ消費の高さ
18 水分量が大切
人体
①新生児 80% ②子供 70% ③成人男子 60%
④成人女子 53% ⑤肥満成人 40% ⑥高齢者 43%
19 細胞内液が老化を左右する
20 活性水素
フランス ルルドの水
メキシコ トラコラの水
◇健康脳をつくるちょっとしたコツ
22 玄米
23 DHAの採り方
24 チロシン
25 記憶が25%アップ レシチン
26 和食が頭によい
27 熟睡<メラトニン>
28「完全咀嚼法」
脳の血液量が20%アップ
西岡一(はじめ)同志社大名誉教授
「一口30回の咀嚼でがんも防げる」
29 梅干しを咀嚼して食べるすごい効果
活性酸素の消去
30 首の状態に留意する
行中法
31 マスキング(息を止める)
「クンバワ呼吸法」ヨガ
① 4秒間大きく息を吸う
② 7秒間息を止める
③ 6秒で両方の鼻孔から静かに息を吐き出す
34 手の指を刺激すると脳が活性化する
37 頭寒足温
足の指をよく伸ばす
38 頭がよくなる歩き方
腰と下腹部に力
親指側に力を入れグイグイ
足の裏をピタッとつける
39 つま先立ち脳活性化法
① 足を肩幅に開く
静かにかかとを持ち上げつま先立ちする
② 体重を小指の法から親指の法へ移動させ7秒間そのままに
する → 14秒間休む
☆「カリスマ先生の小論文・作文」樋口裕一 PHP研究所 2006年 ②【再掲載 2016.9】
◇二日目 書く前にメモを取る
書き始める前にすること
… メモ
問題提起のために「3WHAT,3W1H」でメモを取る
樋口式「3WHAT」とは
樋口式「3WHAT」
①「それは何か=定義」
②「何が起こっているか=現象」
③「何がその結果起こるか=結果」
定義・現象・結果
問題提起は賛否両論のあるものでなければならない
樋口式「3WHAT」
→ イエス・ノーの意見提示の材料が得られる
・それは何か=定義(分かり切っている場合は不要)
・何が起こっているか=現象
・何がその結果起こるか=結果
「なぜ」「いつから」「どこで」「どうやれば」を考える
3W
①「WHY」
(理由 背景)
②「WHEN」
(いつから それ以前は=歴史的経過)
③「WHERE」
(どこでそうなのか 他の場所では=地理的状況)
1H
①「HOW」
(どうやればよいか = 対象)
メモはあくまでもアイデアを思いつくための作業
メモの注意点
① メモはあくまでもアイデアを思いつくための作業
② 課題文があるときは「定義」や「現象」は考えなくて
良い
③ 論が深まらないときはしっかりメモを取る
得意なものや自分の関心事項と結びつけてメモを取る
自分が知っていることと結びつけて書く
自分が持っている知識をフルに動員して臨機応変にメモを取る
メモを取るコツ
① 何かにこだわって深く考える
得意分野で,メモよりアイデアを
② 自分が知っていることと結びつけて書く
関心,雑学が必要
現象をメモする
① 今どんなことが起こっているか
② 何が問題になっているか を考える
③ どんなことが言われているか
「理由」「背景」は必ず考える
「展開部」に書くアイデアを思いつくことができる。
「イエス」と「ノー」を分けて考えると良い
構成の仕方(もっとうけそうなアイデアを一つ選ぶ)
良い小論文を書くコツ
メモしたものの中で最もうけそうなアイデア一つ
① イエス・ノーのどちらで書くか考える
② うけそうだと思うほうを選ぶ
「たしかに…,しかし-」パターンで!
「意見提示」とは
① 「問題提起」と「展開」の橋渡し役とする
~ 反対意見の利用
「たしかに…,しかし-」パターン
② 理由の羅列は論にならない
小論文のテーマのパターン
論ずるテーマを具体的に指示するもの
抽象的なテーマ
対比的なテーマ
小論文と作文との違い
小論文
= できるだけ論理的に論じる 客観的な視点が必要
→ 「イエス・ノー」を判断する文章
作文
= 感性の豊かな人柄を示すような体験を書くことが必要
→ 「イエス・ノー」を判断しない文章
<豆知識3>
問題提起の書き出し
疑問文で始める 客観的事実で始める 定義分類で始める
個人的体験で始める 結論で始める
意見提示の書き出し
・「たしかに…,しかし-」反対意見+反論
展開部の書き出し
・3W1H(なぜ,いつから,どこで,どうすれば)
結論の書き方
・もう一度全体整理 → 「イエスかノーか」
今回は、鶴田光敏さんの
「忘れない技術 記憶するコツ」を載せます。
鶴田光敏さんは小児科医ですが、
佐藤愛子さんのエッセイでもお名前を見ます。
出版社の案内には、
「恩師・司馬遼太郎から教わったこと、最新の医学データに基づく『い
まからでも遅くない』脳活性法を全公開」
とあります。
何となく身体によさそうな気がします。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「司馬遼太郎は、いつも最高脳を鍛えていた。死ぬまで最高脳を使っ
ていた」
・「褒めることで脳は活性化する。吉田松蔭は、①誰にでも敬語を使っ
て話した ②年下にも優しく接した ③目の前の人間を最高の人物
としておだてあげた ④必ず証拠になるように書き物を記して相手
に与えた」
・「水分量が大切。人体の水分量は、新生児80%、子供70%、成人男子
60%、成人女子53%、肥満成人40%、高齢者43%」
・「クンバワ呼吸法(ヨガ) ①4秒間大きく息を吸う ②7秒間息を止め
る ③6秒で両方の鼻孔から静かに息を吐き出す」
もう一つ、再掲載になりますが、樋口裕一さんの
「カリスマ先生の小論文・作文」②を載せます。
☆「忘れない技術 記憶するコツ」鶴田光敏 実業之日本社 2001年 ①前
◇鶴田光敏
1954年 愛知県生
名古屋市 つるた小児科 鶴田診療所
◇はじめに
司馬遼太郎(1923~1996) ホームドクター
偉人 違い
「いつも最高脳を鍛えていた」
「死ぬまで最高脳を使っていた」
司馬遼太郎「世に棲む日々」
「条件」と「環境」
島倉伊之助、藤本憲章
◇脳にとっていいこと、悪いこと
1 暗記が大の苦手だった司馬先生が日本を代表する大作家になられ
た
2 72歳の司馬先生にできて、わたしたちにできないと思っていたこ
とは何かに没頭すること
→ 記憶が何よりの秘訣
3 小泉総理が感動した司馬先生の「志」のすすめ
志をもつこと
4 脳の働きは姿勢に左右される
5 褒めることで脳は活性化する
松蔭
① 誰にでも敬語を使って話した
② 年下にも優しく接した
③ 目の前の人間を「最高の人物」としておだてあげた
④ 必ず証拠になるように書き物を記して相手に与えた
褒めの達人
6 脳に快感ホルモンを出させるちょっとしたコツ
自分の脳を喜ばせて
13 ぼけの原因はアルミニウム
アルミ缶より瓶ビール
- 日本のアルミ消費の高さ
18 水分量が大切
人体
①新生児 80% ②子供 70% ③成人男子 60%
④成人女子 53% ⑤肥満成人 40% ⑥高齢者 43%
19 細胞内液が老化を左右する
20 活性水素
フランス ルルドの水
メキシコ トラコラの水
◇健康脳をつくるちょっとしたコツ
22 玄米
23 DHAの採り方
24 チロシン
25 記憶が25%アップ レシチン
26 和食が頭によい
27 熟睡<メラトニン>
28「完全咀嚼法」
脳の血液量が20%アップ
西岡一(はじめ)同志社大名誉教授
「一口30回の咀嚼でがんも防げる」
29 梅干しを咀嚼して食べるすごい効果
活性酸素の消去
30 首の状態に留意する
行中法
31 マスキング(息を止める)
「クンバワ呼吸法」ヨガ
① 4秒間大きく息を吸う
② 7秒間息を止める
③ 6秒で両方の鼻孔から静かに息を吐き出す
34 手の指を刺激すると脳が活性化する
37 頭寒足温
足の指をよく伸ばす
38 頭がよくなる歩き方
腰と下腹部に力
親指側に力を入れグイグイ
足の裏をピタッとつける
39 つま先立ち脳活性化法
① 足を肩幅に開く
静かにかかとを持ち上げつま先立ちする
② 体重を小指の法から親指の法へ移動させ7秒間そのままに
する → 14秒間休む
☆「カリスマ先生の小論文・作文」樋口裕一 PHP研究所 2006年 ②【再掲載 2016.9】
◇二日目 書く前にメモを取る
書き始める前にすること
… メモ
問題提起のために「3WHAT,3W1H」でメモを取る
樋口式「3WHAT」とは
樋口式「3WHAT」
①「それは何か=定義」
②「何が起こっているか=現象」
③「何がその結果起こるか=結果」
定義・現象・結果
問題提起は賛否両論のあるものでなければならない
樋口式「3WHAT」
→ イエス・ノーの意見提示の材料が得られる
・それは何か=定義(分かり切っている場合は不要)
・何が起こっているか=現象
・何がその結果起こるか=結果
「なぜ」「いつから」「どこで」「どうやれば」を考える
3W
①「WHY」
(理由 背景)
②「WHEN」
(いつから それ以前は=歴史的経過)
③「WHERE」
(どこでそうなのか 他の場所では=地理的状況)
1H
①「HOW」
(どうやればよいか = 対象)
メモはあくまでもアイデアを思いつくための作業
メモの注意点
① メモはあくまでもアイデアを思いつくための作業
② 課題文があるときは「定義」や「現象」は考えなくて
良い
③ 論が深まらないときはしっかりメモを取る
得意なものや自分の関心事項と結びつけてメモを取る
自分が知っていることと結びつけて書く
自分が持っている知識をフルに動員して臨機応変にメモを取る
メモを取るコツ
① 何かにこだわって深く考える
得意分野で,メモよりアイデアを
② 自分が知っていることと結びつけて書く
関心,雑学が必要
現象をメモする
① 今どんなことが起こっているか
② 何が問題になっているか を考える
③ どんなことが言われているか
「理由」「背景」は必ず考える
「展開部」に書くアイデアを思いつくことができる。
「イエス」と「ノー」を分けて考えると良い
構成の仕方(もっとうけそうなアイデアを一つ選ぶ)
良い小論文を書くコツ
メモしたものの中で最もうけそうなアイデア一つ
① イエス・ノーのどちらで書くか考える
② うけそうだと思うほうを選ぶ
「たしかに…,しかし-」パターンで!
「意見提示」とは
① 「問題提起」と「展開」の橋渡し役とする
~ 反対意見の利用
「たしかに…,しかし-」パターン
② 理由の羅列は論にならない
小論文のテーマのパターン
論ずるテーマを具体的に指示するもの
抽象的なテーマ
対比的なテーマ
小論文と作文との違い
小論文
= できるだけ論理的に論じる 客観的な視点が必要
→ 「イエス・ノー」を判断する文章
作文
= 感性の豊かな人柄を示すような体験を書くことが必要
→ 「イエス・ノー」を判断しない文章
<豆知識3>
問題提起の書き出し
疑問文で始める 客観的事実で始める 定義分類で始める
個人的体験で始める 結論で始める
意見提示の書き出し
・「たしかに…,しかし-」反対意見+反論
展開部の書き出し
・3W1H(なぜ,いつから,どこで,どうすれば)
結論の書き方
・もう一度全体整理 → 「イエスかノーか」
「浜松まつり-学問的分析と比較の視点から」荒川幸二ほか 岩田書院 2006年 ④ /「教育一分話」柴山一郎 学陽書房 2000年 ⑧【再掲載 2017.5】 [読書記録 郷土]
今日は12月23日、月曜日です。
今回は、12月20日に続いて、岩田書院の
「浜松まつり―学際的分析と比較の視点から」の紹介 4回目です。
出版社の案内には、
「5月の連休中、静岡県浜松市は『浜松まつり』一色になる。ラッパの
音とお囃子の音、砂煙の上がる大凧揚げ、夜の街路での提灯の灯りと
練りの声…。その魅力を、日本史・社会学・古典芸能・ヨーロッパ史
の各分野から学際的に分析する。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「1875年に浜松県令通達があったものの凧揚げ抑制は続いた。抑制的
指導にもかかわらず広い層へ普及した」
・「明治10年代、浜松の凧揚げがエスカレートしてけんかが目立った。
背景として1880年代前半の好景気が想定できる。凧揚げの風習が
『旧弊』として強く非難された」
・「遠州の大凧は当初から青年層(若者)を担い手としていたが、大凧同
士の糸切り合戦という性質が強まり、ますます屈強な青壮年集団へ
の依存性を高める」
・「『静岡大務新聞』1884(明治7)年4月6日に挙げられた浜松凧揚げの
問題点-①田畑蹂躙 ②町内の若者が送りを強いる ③若者が職業を
休み飲食 ④喧嘩争論 ⑤市中の冗費多く ⑥電線にかけて妨害」
もう一つ、再掲載になりますが、柴山一郎さんの
「教育一分話」⑧を載せます。
☆「浜松まつり-学問的分析と比較の視点から」荒川幸二ほか 岩田書院 2006年 ④
◇第1部 浜松まつりの歴史的検討(3)
(2) 凧合戦の開始 - 明治前・中期 ①
1 明治初年
幕藩体制解体
= 領主の凧揚げ規制の解除
→ 盛んになった
しかし、1875(明治8)年4月15日「浜松県令通達」
凧揚げ抑制は続いていた
= 抑制的指導にもかかわらず広い層へ普及
2 明治10年代 = 凧揚げ集団の成立と糸切り合戦の開始
地方新聞「函右日報」
浜松の凧揚げがエスカレート けんか
背景 1880年代前半の好景気が想定できよう
◎ 凧揚げの風習が「旧弊」として強く非難されている
「静岡新聞」1883.4.20
糸切り合戦始まる → 畑の持ち主迷惑 寺島
「函右日報」1883.4.28
伝馬・肴・連尺 町単位で手ぬぐいをそろえて集団意識
指揮者と太鼓・喇叭の合図で行動
戦闘集団が成立したことにより1880年代初めに独自の変容
→ 各町対抗の凧糸切り
◎ 遠州の大凧は当初から青年層(若者)を担い手としていたが、
大凧同士の糸切り合戦という性質が強まり、ますます屈強な青
壮年集団への依存性を高める
背景
① 近世以来の「町」の独立意識の高さ
1882年 24か町分立
連尺 伝馬 旅籠 塩 田 肴 成子坂(成子)
七軒(菅原) 上新(菅原) 神明 板屋 新 早馬
下垂(尾張) 池 鍛冶 平田(なめだ) 元魚 大工
利 紺屋 名残 清水(三組) 猿屋(成子)
② 施設消防組織の影響
1874(明治7)年5月10日
小野組出張所銀行(伝馬)より失火 1358戸焼死3人
→ それまで2,3の消防組
→ 14か町
→ 1882年までに21組に
若者を構成員とする消防組
→ 若者組の規律化・近代的再編
「静岡大務新聞」1884(明治7)年4月6日
問題
① 田畑蹂躙
② 町内の若者が送りを強いる
③ 若者が職業を休み飲食
④ 喧嘩争論
⑤ 市中の冗費多く
⑥ 電線にかけて妨害
☆「教育一分話」柴山一郎 学陽書房 2000年 ⑧【再掲載 2017.5】
◇大河内一男 1905~1984 経済学者
東大総長
どんな粗末な頭でも,自分の頭で考える。
◇井上靖
人生は所詮克己の一語につきる。
人間が他の動物と違うところは誘惑や欲望と闘って自分に
打ち克つことができるという点だ。
◇ピタゴラス 前570~500
怒りは常に愚行に始まり悔恨に終わる。
◇孔子
過ちて改めざる,これを過ちという
人間は同じ失敗を二度と繰り返さないことが大事
◇聖徳太子
和(やわらぎ)を以て貴しとなす。
上和らぎて下睦ぶ
◇「十八史略」
臥薪嘗胆(がしんしょうたん)
目的を達するために辛苦に耐えて将来を期すること
天知る地知る我知る人知る
◇「菜根譚」
自分のつらいのを忍ぶのはいいが,人のつらいのを見ていては
いけない
◇武田信玄
したいことをするな。いやなことをしろ。
◇徳川家康
堪忍のなる堪忍は誰もする。ならぬ堪忍するのが堪忍。
◇セルバンテス
1547~1616 スペイン・作家
命ある限り希望はある。
与えた者は沈黙を守れ,受け取った者は話したまえ。
◇ゲーテ
急がず休まず
◇マルクス 1818~1883
すべてを疑え
◇スマイルズ 1812~1904 イギリス・著述家
習慣は木に文字を刻むがごとし。
木の長ずるにつれて文字は拡大する
- 福沢諭吉 「勉強習慣の大切さ」
◇ザメンホフ 1859~1917 ポルトガル・言語学者
時々目を閉じよ。反省のない者は守り手のない財産のように破滅
する。
◇デューイ 1859~1952 米国・哲学者
人間は習慣の束である。 自己コントロールが大切
今回は、12月20日に続いて、岩田書院の
「浜松まつり―学際的分析と比較の視点から」の紹介 4回目です。
出版社の案内には、
「5月の連休中、静岡県浜松市は『浜松まつり』一色になる。ラッパの
音とお囃子の音、砂煙の上がる大凧揚げ、夜の街路での提灯の灯りと
練りの声…。その魅力を、日本史・社会学・古典芸能・ヨーロッパ史
の各分野から学際的に分析する。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「1875年に浜松県令通達があったものの凧揚げ抑制は続いた。抑制的
指導にもかかわらず広い層へ普及した」
・「明治10年代、浜松の凧揚げがエスカレートしてけんかが目立った。
背景として1880年代前半の好景気が想定できる。凧揚げの風習が
『旧弊』として強く非難された」
・「遠州の大凧は当初から青年層(若者)を担い手としていたが、大凧同
士の糸切り合戦という性質が強まり、ますます屈強な青壮年集団へ
の依存性を高める」
・「『静岡大務新聞』1884(明治7)年4月6日に挙げられた浜松凧揚げの
問題点-①田畑蹂躙 ②町内の若者が送りを強いる ③若者が職業を
休み飲食 ④喧嘩争論 ⑤市中の冗費多く ⑥電線にかけて妨害」
もう一つ、再掲載になりますが、柴山一郎さんの
「教育一分話」⑧を載せます。
☆「浜松まつり-学問的分析と比較の視点から」荒川幸二ほか 岩田書院 2006年 ④
◇第1部 浜松まつりの歴史的検討(3)
(2) 凧合戦の開始 - 明治前・中期 ①
1 明治初年
幕藩体制解体
= 領主の凧揚げ規制の解除
→ 盛んになった
しかし、1875(明治8)年4月15日「浜松県令通達」
凧揚げ抑制は続いていた
= 抑制的指導にもかかわらず広い層へ普及
2 明治10年代 = 凧揚げ集団の成立と糸切り合戦の開始
地方新聞「函右日報」
浜松の凧揚げがエスカレート けんか
背景 1880年代前半の好景気が想定できよう
◎ 凧揚げの風習が「旧弊」として強く非難されている
「静岡新聞」1883.4.20
糸切り合戦始まる → 畑の持ち主迷惑 寺島
「函右日報」1883.4.28
伝馬・肴・連尺 町単位で手ぬぐいをそろえて集団意識
指揮者と太鼓・喇叭の合図で行動
戦闘集団が成立したことにより1880年代初めに独自の変容
→ 各町対抗の凧糸切り
◎ 遠州の大凧は当初から青年層(若者)を担い手としていたが、
大凧同士の糸切り合戦という性質が強まり、ますます屈強な青
壮年集団への依存性を高める
背景
① 近世以来の「町」の独立意識の高さ
1882年 24か町分立
連尺 伝馬 旅籠 塩 田 肴 成子坂(成子)
七軒(菅原) 上新(菅原) 神明 板屋 新 早馬
下垂(尾張) 池 鍛冶 平田(なめだ) 元魚 大工
利 紺屋 名残 清水(三組) 猿屋(成子)
② 施設消防組織の影響
1874(明治7)年5月10日
小野組出張所銀行(伝馬)より失火 1358戸焼死3人
→ それまで2,3の消防組
→ 14か町
→ 1882年までに21組に
若者を構成員とする消防組
→ 若者組の規律化・近代的再編
「静岡大務新聞」1884(明治7)年4月6日
問題
① 田畑蹂躙
② 町内の若者が送りを強いる
③ 若者が職業を休み飲食
④ 喧嘩争論
⑤ 市中の冗費多く
⑥ 電線にかけて妨害
☆「教育一分話」柴山一郎 学陽書房 2000年 ⑧【再掲載 2017.5】
◇大河内一男 1905~1984 経済学者
東大総長
どんな粗末な頭でも,自分の頭で考える。
◇井上靖
人生は所詮克己の一語につきる。
人間が他の動物と違うところは誘惑や欲望と闘って自分に
打ち克つことができるという点だ。
◇ピタゴラス 前570~500
怒りは常に愚行に始まり悔恨に終わる。
◇孔子
過ちて改めざる,これを過ちという
人間は同じ失敗を二度と繰り返さないことが大事
◇聖徳太子
和(やわらぎ)を以て貴しとなす。
上和らぎて下睦ぶ
◇「十八史略」
臥薪嘗胆(がしんしょうたん)
目的を達するために辛苦に耐えて将来を期すること
天知る地知る我知る人知る
◇「菜根譚」
自分のつらいのを忍ぶのはいいが,人のつらいのを見ていては
いけない
◇武田信玄
したいことをするな。いやなことをしろ。
◇徳川家康
堪忍のなる堪忍は誰もする。ならぬ堪忍するのが堪忍。
◇セルバンテス
1547~1616 スペイン・作家
命ある限り希望はある。
与えた者は沈黙を守れ,受け取った者は話したまえ。
◇ゲーテ
急がず休まず
◇マルクス 1818~1883
すべてを疑え
◇スマイルズ 1812~1904 イギリス・著述家
習慣は木に文字を刻むがごとし。
木の長ずるにつれて文字は拡大する
- 福沢諭吉 「勉強習慣の大切さ」
◇ザメンホフ 1859~1917 ポルトガル・言語学者
時々目を閉じよ。反省のない者は守り手のない財産のように破滅
する。
◇デューイ 1859~1952 米国・哲学者
人間は習慣の束である。 自己コントロールが大切
「子どもの頭を良くする勉強法」伊藤真 KKベストセラーズ 2015年 /「人生のくくり方」 加藤秀俊 NHKブックス 1981年 ⑧【再掲載 2017.8】 [読書記録 教育]
今日は12月20日、金曜日です。
今回は伊藤真さんの
「子どもの頭を良くする勉強法」を紹介します。
出版社の案内には、
「受験はもちろん人生において成功する勉強法を教えてあげたい親御さ
んへ『早く勉強しなさい』と感情的に怒ってしまうことがある親御さ
んへ、子どもが話しかけているのにスマホをいじっている時がある親
御さんへ、子どもの将来や勉強法について、親が抱えている悩みや不
安のすべて に、 司法試験指導塾のカリスマ塾長がすべて答えた!
一生役立つ子どもの《思考力・共感力・記憶力・論理力》を育てる勉
強法の決定版」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「あらゆる仕事は『他者の幸福』につながっている」
・「頭の良い生徒は、素直で、集中力があり、好奇心が強く、さらには
批判的な視点をもっている」
・「最高の褒め方は驚いてあげること」
もう一つ、再掲載になりますが、加藤秀俊さんの
「人生のくくり方」⑧を載せます。
☆「子どもの頭を良くする勉強法」伊藤真 KKベストセラーズ 2015年
◇なぜ子どもの頭を良くしたいのか
記憶力 よりも 検索能力
受験の意味
人間的成長が成果
◇人生の成功者とはどんな人なのか
まず親が素直になって子どもに伝えるべき事
あらゆる仕事は「他者の幸福」につながっている
◇家庭でできる子どもの頭を良くする習慣
親は子どものサポート役
頭の良い生徒
「素直」「集中力がある」「好奇心が強い」
+
批判的な視点を持つ
鬼コーチになる親は失格
子どもに伝えたい「時間の有限性」
~ デッドライン
◇親子のコミュニケーション術
褒められる成功体験
最高の褒め方 = 「驚いてあげること」
親だって子どもと同じ成長過程にある
親が謙虚でないと子どもは素直でない
「家族会議」のススメ
以下略
☆「人生のくくり方」 加藤秀俊 NHKブックス 1981年 ⑧【再掲載 2017.8】
◇隠居と定住
年齢に関係なく隠遁生活
「世捨て人」(超俗の人)
寒山拾得 9世紀 唐
西行 もと武士
鴨長明 「方丈記」
「隠居」
一定年齢で老後生活
平安時代
- 官僚の退官制度 おおむね40歳くらい
戦国時代
- 「家社会」成立
財産・家名・仏壇・位牌の継承
→ 家督相続 ~ 隠居
相続人が結婚した時期に父親引退
老人自ら隠居宣言
隠居
= 家を子供に譲り渡すこと
①正常・平穏な隠居 と ②刑罰としての隠居
西日本
離れを使っての隠居
= 二世帯住宅
嫁入り婚の為
国東半島
家長権利
戸主権
① 家の財産の運用
② 田畑の管理
③ 家族全体の管理
ヨワタシ
主婦権(杓文字ワタシ,ヘラワタシ)
隠居分家
- 次男を連れて親が分家
本家6割 隠居分家4割
隠居分類学
1 完全隠居か不完全隠居か
2 別居隠居か同居隠居か
3 別火か同火か
4 財産分与
積極隠居 と 消極隠居
-隠居してから後,自分の人生を探そうというすばらしい精神
関西の町衆
定年制
大正末~昭和の初め
昭和8年
40%が定年制 50歳(平均寿命45歳)
1975年 60%が定年制
1980年 90%
大正時代
退職金 最終月収の100倍
専門職の人々に定年はいらないとしていた
- 中小企業
日本経済を支えていた根本
= 定年制のない中小企業の人々
シンガポール
国家社会主義
42%が所得税
= 社会資本の充実
シンガポール住宅制度
・若夫婦と親同居
日当たり良 4LDK 安い家賃で
共同住宅の4・5階に
・同居せず
条件悪・小さな住宅・割高家賃
※ 隠居した老人の面倒を誰が見るかについて,子供が面倒を見る場合
は優遇し,核家族的な生活を求める人には,相対的に悪い条件で住宅
供給(儒教精神)
◎ 老人のけじめの付け方は美しく悔いのないものでありたい
今回は伊藤真さんの
「子どもの頭を良くする勉強法」を紹介します。
出版社の案内には、
「受験はもちろん人生において成功する勉強法を教えてあげたい親御さ
んへ『早く勉強しなさい』と感情的に怒ってしまうことがある親御さ
んへ、子どもが話しかけているのにスマホをいじっている時がある親
御さんへ、子どもの将来や勉強法について、親が抱えている悩みや不
安のすべて に、 司法試験指導塾のカリスマ塾長がすべて答えた!
一生役立つ子どもの《思考力・共感力・記憶力・論理力》を育てる勉
強法の決定版」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「あらゆる仕事は『他者の幸福』につながっている」
・「頭の良い生徒は、素直で、集中力があり、好奇心が強く、さらには
批判的な視点をもっている」
・「最高の褒め方は驚いてあげること」
もう一つ、再掲載になりますが、加藤秀俊さんの
「人生のくくり方」⑧を載せます。
☆「子どもの頭を良くする勉強法」伊藤真 KKベストセラーズ 2015年
◇なぜ子どもの頭を良くしたいのか
記憶力 よりも 検索能力
受験の意味
人間的成長が成果
◇人生の成功者とはどんな人なのか
まず親が素直になって子どもに伝えるべき事
あらゆる仕事は「他者の幸福」につながっている
◇家庭でできる子どもの頭を良くする習慣
親は子どものサポート役
頭の良い生徒
「素直」「集中力がある」「好奇心が強い」
+
批判的な視点を持つ
鬼コーチになる親は失格
子どもに伝えたい「時間の有限性」
~ デッドライン
◇親子のコミュニケーション術
褒められる成功体験
最高の褒め方 = 「驚いてあげること」
親だって子どもと同じ成長過程にある
親が謙虚でないと子どもは素直でない
「家族会議」のススメ
以下略
☆「人生のくくり方」 加藤秀俊 NHKブックス 1981年 ⑧【再掲載 2017.8】
◇隠居と定住
年齢に関係なく隠遁生活
「世捨て人」(超俗の人)
寒山拾得 9世紀 唐
西行 もと武士
鴨長明 「方丈記」
「隠居」
一定年齢で老後生活
平安時代
- 官僚の退官制度 おおむね40歳くらい
戦国時代
- 「家社会」成立
財産・家名・仏壇・位牌の継承
→ 家督相続 ~ 隠居
相続人が結婚した時期に父親引退
老人自ら隠居宣言
隠居
= 家を子供に譲り渡すこと
①正常・平穏な隠居 と ②刑罰としての隠居
西日本
離れを使っての隠居
= 二世帯住宅
嫁入り婚の為
国東半島
家長権利
戸主権
① 家の財産の運用
② 田畑の管理
③ 家族全体の管理
ヨワタシ
主婦権(杓文字ワタシ,ヘラワタシ)
隠居分家
- 次男を連れて親が分家
本家6割 隠居分家4割
隠居分類学
1 完全隠居か不完全隠居か
2 別居隠居か同居隠居か
3 別火か同火か
4 財産分与
積極隠居 と 消極隠居
-隠居してから後,自分の人生を探そうというすばらしい精神
関西の町衆
定年制
大正末~昭和の初め
昭和8年
40%が定年制 50歳(平均寿命45歳)
1975年 60%が定年制
1980年 90%
大正時代
退職金 最終月収の100倍
専門職の人々に定年はいらないとしていた
- 中小企業
日本経済を支えていた根本
= 定年制のない中小企業の人々
シンガポール
国家社会主義
42%が所得税
= 社会資本の充実
シンガポール住宅制度
・若夫婦と親同居
日当たり良 4LDK 安い家賃で
共同住宅の4・5階に
・同居せず
条件悪・小さな住宅・割高家賃
※ 隠居した老人の面倒を誰が見るかについて,子供が面倒を見る場合
は優遇し,核家族的な生活を求める人には,相対的に悪い条件で住宅
供給(儒教精神)
◎ 老人のけじめの付け方は美しく悔いのないものでありたい
「勉強しない子に勉強しなさいと言ってもぜんぜん勉強しないんですけどの処方箋」 石田勝紀 ダイヤモンド社 2023年 ⑤(最終) /「人生のお荷物を捨てる方法」ひろさちや 青春出版社 2007年 ②【再掲載 2017.7】 [読書記録 教育]
今日は12月21日、土曜日です。
今回は12月18日に続いて、石田勝紀さんの
「勉強しない子に勉強しなさいと言っても
ぜんぜん勉強しないんですけどの処方箋」
の紹介5回目 最終です。
出版社の案内には、
「1万件を超える『幼児から高校生までの保護者の悩み相談』を受け、
4千人以上の小中高校生に勉強を教えてきた教育者・石田勝紀が送
る、子どもを勉強嫌いにしないための本。子どもに失敗してほしく
ない、教育熱心な人ほど苦悩を抱える大問題への意外な解決法を、
子育てを『動物園型』『牧場型』『サバンナ型』にたとえて解説し
ます。親子のタイプ診断と相性別対処法を使えば、自分から勉強する
子になるのは時間の問題です。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「親は自分軸をもちたい。価値観には正解がないことを自覚する。ア
リの目ではなく鳥の目で俯瞰的に見る。あふれる情報を区別して振
り回されないようにする」
・「ルールを破ったときのペナルティを決めたら必ず実行する」
・「子どもにとって親は『格上』ではなく『対等な』存在」
・「親が主導して何かをやらせるのはやめる」
もう一つ、再掲載になりますが、ひろさちやさんの
「人生のお荷物を捨てる方法」②を載せます。
宗教の本ですが、教育の本でもあります。
☆「勉強しない子に勉強しなさいと言ってもぜんぜん勉強しないんですけどの処方箋」 石田勝紀 ダイヤモンド社 2023年 ⑤(最終)
◇勉強しない子に勉強しなさいと言ってもぜんぜん勉強しないんですけどの処方箋
価値観を理解し合うとうまくいく。親子のタイプ別対処法
欠点に見えていたことも才能の片鱗として輝く
マルチタスク型とシングルタスク型
<マルチタスク型>
□親
無駄なことを嫌い、損得勘定で物事を考える
いろいろなことに気がつく反面、1つのことに集中しない
特徴
・空気を読む ・人の目が気になる ・気が散りやすい
・メニューは値段から見る ・「めんどくさい」の言葉を多用
・好きな理由に才能が隠れていることが多い
・リーダータイプ ・人の言葉に傷つきやすい
□子
全教科平均点以上できる子が多い
親に言われたことは比較的よく聞く方 一方で神経質な面もある
特徴
・選ぶときに「何でもいい」と言う ・喧嘩したくない
・周囲の様子をよく見ている ・失敗するのがこわい
・何でもそつなくこなす
・全教科まんべんなく点数を取る ・集中力は短い
・手帳に計画やスケジュールを書くのが好き
<シングルタスク型>
□親
マイペースで言われたことに振り回されない
特徴
・集中力がすごい ・周囲の目を気にしない
・やりたいこととやりたくないことがはっきりとしている
・面倒なことは最初からやらない
・仕組みのような枠にはこだわらない ・片付けができない
・専門職の才 ・特定領域の知識に乏しい ・クリエイト
□子
いわゆる天才型に多く偉業を果たすことも
特徴
・好きなものからたべて嫌いなものは絶対に食べない
・そのときの気分次第で服を選ぶ ・どこでも集中できる
・場所が変わっても寝付きがいい
・「やりたくない、行きたくない」とよく言う
・親の言うことをあまり聞かない
・好きなことに熱中しやすい ・計画性はほとんどない
[マルチタスク型親 × マルチタスク型子]
親に言われたことを、子どもが比較的素直に聞く
[マルチタスク型親 × シングルタスク型子]
好きなことをやらせて自己満足度を高めることが大事
[シングルタスク型親 × シングルタスク型子]
才能の芽を摘まないように適切な環境を与えよう
[シングルタスク型親 × マルチタスク型子]
親が好きなことを楽しんで子どもは自立的に動く
□どんな組合せの親子だって大丈夫。「自分軸」をもてばうまくいく
① 価値観には正解がないことを自覚する
② アリの目ではなく鳥の目で俯瞰的に見てみる
③ あふれる情報を区別して振り回されないようにする
□まとめ
○「マルチタスク型」「シングルタスク型」という発想で、親子の価
値観に気付く
○ 親子のタイプによって、とるべきアプローチは異なる
○ うまくいく条件は親が「自分軸」をもつこと
◇カウンセリング
お悩み件数№1は「自分から勉強してくれません」
◎ ルールを破ったときのペナルティを決めたら必ず実行する
本人と一緒にルールを決める
→ 紙に書き目立つところに貼る、動画撮影
※ ゲームやネットの世界にも目に見えない柵となり、問題が
起きたら子どもにとってリスクになるとしっかり伝える
◎ 子どもにとって親は「格上」ではなく「対等な」存在
◎ 親が主導して何かをやらせるのはやめる
◇石田勝紀
音声配信 Voicy 「Ma ma Cafe ラジオ」
毎日配信 (無料で聴ける日もある)
1968年横浜生
平成元年20才で起業-学習塾
2010~
「カフェスタイル勉強会からMamaCafe」
☆「人生のお荷物を捨てる方法」ひろさちや 青春出版社 2007年 ②【再掲載 2017.7】
Ⅱ 生きたいように生きればよい
◇もう一度家族の時間を取り戻す
家庭を崩壊させた国の行く末
近い将来世界で滅ぶ国…アメリカ,中国,イスラエル,日本
= 「家庭を崩壊させた国」
55%主義で行こう
日本人は「会社人間」
→ 仕事には55%,45%は自分勝手に
※ 自分は家庭人なんだ
人間の三つの役割
① 家庭人としての役割
② 社会人としての役割
③ 職業人としての役割
「堂々たるマイホームパパ」のすすめ
マイホームパパ ←→ 社畜,社奴
1961年の農業基本法
→ 政治
金があることが幸せか金よりもっと大事なものがあること
が幸せか,それを論争するのが本来の政治のありよう
→◎ 「金があることがいいことだ」と決めつけてイデオロギー
論争をやめてしまった
※「金持ちになったら地獄に堕ちる」
子どもに個室なんていらない
子どもにとって親の離婚とは何か
日本 ~ 同居離婚
わたしたちはもっと労働を馬鹿にしないといけない。
= 「働いてばかりいるやつは馬鹿者だ」
「希望の先取り」が不幸を招く
老人達の意外な不満
希望の先取り - 子どもにも
悩む前からレール
日本の家庭はどのように破壊されているか
大家族には介護問題などない
全部国に面倒見て貰おう
◎ 国でやりますよと甘い言葉でささやいて,日本人から家
を奪ってしまった
→ ガンガン要求しよう
介護を「捨てる」という発想
◇不登校引きこもりの子の感性
今も残る軍事教育の形
フランス革命 - 兵士教育が必要に → 義務教育
◎ 義務教育の始まりは軍事教育
明治政府 - 徴兵と義務教育
学校に行きたくない
方言をやめさせることから ← 非人間的教育
給食 … 義務教育は軍事教育から好き嫌いがあっては困る
学校には兵士の育成しかできない
義務教育 - 企業戦士の育成
好き嫌いを厭わず誰が困っていようと見捨てて会社に来い!
義務教育は不必要な悪
手間を掛けて子どもを教育する喜び
◎教育は親がやるべきもの ~ 教育は家庭教育
わが子が不登校になったら
後期高等教育はどんどん競争を
◇先々のことなんか心配しなくていい
少子高齢化は政治家が考えること
悩むことは政治家に任せよう
世間の数字にだまされるな
おばあちゃんがいる動物は人間とゴンドウクジラだけ
「宗教的な知恵」を考える意味
父母 → 世渡りの知恵
祖父母 → 宗教的な知恵
どう生きたっていい
◎宗教のものさしは目盛りがない
今回は12月18日に続いて、石田勝紀さんの
「勉強しない子に勉強しなさいと言っても
ぜんぜん勉強しないんですけどの処方箋」
の紹介5回目 最終です。
出版社の案内には、
「1万件を超える『幼児から高校生までの保護者の悩み相談』を受け、
4千人以上の小中高校生に勉強を教えてきた教育者・石田勝紀が送
る、子どもを勉強嫌いにしないための本。子どもに失敗してほしく
ない、教育熱心な人ほど苦悩を抱える大問題への意外な解決法を、
子育てを『動物園型』『牧場型』『サバンナ型』にたとえて解説し
ます。親子のタイプ診断と相性別対処法を使えば、自分から勉強する
子になるのは時間の問題です。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「親は自分軸をもちたい。価値観には正解がないことを自覚する。ア
リの目ではなく鳥の目で俯瞰的に見る。あふれる情報を区別して振
り回されないようにする」
・「ルールを破ったときのペナルティを決めたら必ず実行する」
・「子どもにとって親は『格上』ではなく『対等な』存在」
・「親が主導して何かをやらせるのはやめる」
もう一つ、再掲載になりますが、ひろさちやさんの
「人生のお荷物を捨てる方法」②を載せます。
宗教の本ですが、教育の本でもあります。
☆「勉強しない子に勉強しなさいと言ってもぜんぜん勉強しないんですけどの処方箋」 石田勝紀 ダイヤモンド社 2023年 ⑤(最終)
◇勉強しない子に勉強しなさいと言ってもぜんぜん勉強しないんですけどの処方箋
価値観を理解し合うとうまくいく。親子のタイプ別対処法
欠点に見えていたことも才能の片鱗として輝く
マルチタスク型とシングルタスク型
<マルチタスク型>
□親
無駄なことを嫌い、損得勘定で物事を考える
いろいろなことに気がつく反面、1つのことに集中しない
特徴
・空気を読む ・人の目が気になる ・気が散りやすい
・メニューは値段から見る ・「めんどくさい」の言葉を多用
・好きな理由に才能が隠れていることが多い
・リーダータイプ ・人の言葉に傷つきやすい
□子
全教科平均点以上できる子が多い
親に言われたことは比較的よく聞く方 一方で神経質な面もある
特徴
・選ぶときに「何でもいい」と言う ・喧嘩したくない
・周囲の様子をよく見ている ・失敗するのがこわい
・何でもそつなくこなす
・全教科まんべんなく点数を取る ・集中力は短い
・手帳に計画やスケジュールを書くのが好き
<シングルタスク型>
□親
マイペースで言われたことに振り回されない
特徴
・集中力がすごい ・周囲の目を気にしない
・やりたいこととやりたくないことがはっきりとしている
・面倒なことは最初からやらない
・仕組みのような枠にはこだわらない ・片付けができない
・専門職の才 ・特定領域の知識に乏しい ・クリエイト
□子
いわゆる天才型に多く偉業を果たすことも
特徴
・好きなものからたべて嫌いなものは絶対に食べない
・そのときの気分次第で服を選ぶ ・どこでも集中できる
・場所が変わっても寝付きがいい
・「やりたくない、行きたくない」とよく言う
・親の言うことをあまり聞かない
・好きなことに熱中しやすい ・計画性はほとんどない
[マルチタスク型親 × マルチタスク型子]
親に言われたことを、子どもが比較的素直に聞く
[マルチタスク型親 × シングルタスク型子]
好きなことをやらせて自己満足度を高めることが大事
[シングルタスク型親 × シングルタスク型子]
才能の芽を摘まないように適切な環境を与えよう
[シングルタスク型親 × マルチタスク型子]
親が好きなことを楽しんで子どもは自立的に動く
□どんな組合せの親子だって大丈夫。「自分軸」をもてばうまくいく
① 価値観には正解がないことを自覚する
② アリの目ではなく鳥の目で俯瞰的に見てみる
③ あふれる情報を区別して振り回されないようにする
□まとめ
○「マルチタスク型」「シングルタスク型」という発想で、親子の価
値観に気付く
○ 親子のタイプによって、とるべきアプローチは異なる
○ うまくいく条件は親が「自分軸」をもつこと
◇カウンセリング
お悩み件数№1は「自分から勉強してくれません」
◎ ルールを破ったときのペナルティを決めたら必ず実行する
本人と一緒にルールを決める
→ 紙に書き目立つところに貼る、動画撮影
※ ゲームやネットの世界にも目に見えない柵となり、問題が
起きたら子どもにとってリスクになるとしっかり伝える
◎ 子どもにとって親は「格上」ではなく「対等な」存在
◎ 親が主導して何かをやらせるのはやめる
◇石田勝紀
音声配信 Voicy 「Ma ma Cafe ラジオ」
毎日配信 (無料で聴ける日もある)
1968年横浜生
平成元年20才で起業-学習塾
2010~
「カフェスタイル勉強会からMamaCafe」
☆「人生のお荷物を捨てる方法」ひろさちや 青春出版社 2007年 ②【再掲載 2017.7】
Ⅱ 生きたいように生きればよい
◇もう一度家族の時間を取り戻す
家庭を崩壊させた国の行く末
近い将来世界で滅ぶ国…アメリカ,中国,イスラエル,日本
= 「家庭を崩壊させた国」
55%主義で行こう
日本人は「会社人間」
→ 仕事には55%,45%は自分勝手に
※ 自分は家庭人なんだ
人間の三つの役割
① 家庭人としての役割
② 社会人としての役割
③ 職業人としての役割
「堂々たるマイホームパパ」のすすめ
マイホームパパ ←→ 社畜,社奴
1961年の農業基本法
→ 政治
金があることが幸せか金よりもっと大事なものがあること
が幸せか,それを論争するのが本来の政治のありよう
→◎ 「金があることがいいことだ」と決めつけてイデオロギー
論争をやめてしまった
※「金持ちになったら地獄に堕ちる」
子どもに個室なんていらない
子どもにとって親の離婚とは何か
日本 ~ 同居離婚
わたしたちはもっと労働を馬鹿にしないといけない。
= 「働いてばかりいるやつは馬鹿者だ」
「希望の先取り」が不幸を招く
老人達の意外な不満
希望の先取り - 子どもにも
悩む前からレール
日本の家庭はどのように破壊されているか
大家族には介護問題などない
全部国に面倒見て貰おう
◎ 国でやりますよと甘い言葉でささやいて,日本人から家
を奪ってしまった
→ ガンガン要求しよう
介護を「捨てる」という発想
◇不登校引きこもりの子の感性
今も残る軍事教育の形
フランス革命 - 兵士教育が必要に → 義務教育
◎ 義務教育の始まりは軍事教育
明治政府 - 徴兵と義務教育
学校に行きたくない
方言をやめさせることから ← 非人間的教育
給食 … 義務教育は軍事教育から好き嫌いがあっては困る
学校には兵士の育成しかできない
義務教育 - 企業戦士の育成
好き嫌いを厭わず誰が困っていようと見捨てて会社に来い!
義務教育は不必要な悪
手間を掛けて子どもを教育する喜び
◎教育は親がやるべきもの ~ 教育は家庭教育
わが子が不登校になったら
後期高等教育はどんどん競争を
◇先々のことなんか心配しなくていい
少子高齢化は政治家が考えること
悩むことは政治家に任せよう
世間の数字にだまされるな
おばあちゃんがいる動物は人間とゴンドウクジラだけ
「宗教的な知恵」を考える意味
父母 → 世渡りの知恵
祖父母 → 宗教的な知恵
どう生きたっていい
◎宗教のものさしは目盛りがない
「浜松まつり-学問的分析と比較の視点から」荒川幸二ほか 岩田書院 2006年 ③ / 関成延『よく話し,語り,対話する教育』 勁草出版サービスセンター 1988年 ③【再掲載 2017.3】 [読書記録 郷土]
今日は12月20日、金曜日です。
今回は、12月12日に続いて、岩田書院の
「浜松まつり―学際的分析と比較の視点から」の紹介 3回目です。
出版社の案内には、
「5月の連休中、静岡県浜松市は『浜松まつり』一色になる。ラッパの
音とお囃子の音、砂煙の上がる大凧揚げ、夜の街路での提灯の灯りと
練りの声…。その魅力を、日本史・社会学・古典芸能・ヨーロッパ史
の各分野から学際的に分析する。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「通説は酒井近江守真邑『浜松城記』にある、永禄年中、飯尾義広殿
誕生時、佐橋甚五郎(入野)凧の大なる御名を記念し揚げたとされ
るが偽書の疑い」
・「18世紀後半にはに節句と凧揚げが結びつき、長男が生まれた初節句
に凧を揚げる風習ができたか。正月の凧揚げは強風のため、適さな
かったから。富豪層の初節句の祝い凧であるがゆえ大型化・華美に
なる傾向があった」
・「19世紀半ばより若者組の勝手な行動が目立つようになり触れ書も出
された。しかし、権力的な禁令にも関わらず凧揚げが根強い風習と
して定着していった。『担い手の広がりと反権力的・反社会秩序的意
味合い』があり、より一層厳しい権力的禁圧がなされた」
・「近世後期から幕末に定着」
もう一つ、再掲載になりますが、関成延さんの
『よく話し,語り,対話する教育』③を載せます。
☆「浜松まつり-学問的分析と比較の視点から」荒川幸二ほか 岩田書院 2006年 ③
<凧揚大会ポスター 昭和23年
「浜松市文化遺産デジタルアーカイブ」のサイトより>
◇第1部 浜松まつりの歴史的検討(2)
(1)初凧揚げの風習化-近世末-
1 豪農層初節句祝いと凧揚げ
起源
通説は「浜松市史」1926 史料:酒井近江守真邑「浜松城記」
・ 永禄年中 飯尾義広殿誕生時佐橋甚五郎(入野)凧の大
なる御名を記念し揚げた
1560年代領主級
→ 16世紀末町場(町民)まで広がった
→ 17世紀半ば三河まで広がった
→ 18世紀前半三方原で浜松対吉田の合戦
◎ 偽書の疑い
では起源は?
小楠和正 1789(寛政元)年4月11日「高林家史料」
・浜松宿で凧の商いがあった
・節句と凧揚げの結びつき
・四尺(121cm)四方は御触書と一致
・高価で自前で作る技術がなかった
= 18世紀後半には長男が生まれた初節句に凧を揚げる風習
18世紀後半に節句と凧揚げが結びついた
※ 正月の凧揚げは強風のため適さず
18世紀後半
木綿を中心とした商品生産の発展
→ 富豪層の初節句の祝い凧であるがゆえ大型化・華美にな
る傾向
19世紀
◎小さな糸枠 → 籠の中 文書散見
2 若者組の大凧揚げ
19世紀半ば~ 具体的な資料
若者組の勝手な行動が目立つ ← 触れ書
→ 権力的な禁令にも関わらず凧揚げが根強い風習として定着
していった
<担い手の広がり + 反権力的・反社会秩序的意味合い>
→ ◎より一層厳しい権力的禁圧
「土のいろ」3巻2号 1926.4 飯尾哲爾
初凧
・郡部では全く止んだが市内では依然として
・通常は「初」
・嫁の里から贈る(家々身分相当のもの)
・絵は贈り家の定紋や鶴亀等のめでたいもの
長男の頭文字
・他の親戚・知人等も夫々凧を贈る
・贈られた家は糸・用具を整える
・村の若い者はこの凧を飛揚するため初の家に押し掛ける
・初の家は若衆のため酒肴を調え柏餅を用意する
4月8日ごろから5月節句まで1か月騒ぎを継続
凧を揚げて酒を飲み風がないと言って終日呑む
・万一糸が切れるとどこまでも拾いに行く
(なくなると早死にするといわれる)
◎近世後期~幕末に定着
☆関成延『よく話し,語り,対話する教育』 勁草出版サービスセンター 1988年 ③【再掲載 2017.3】
◇対話の教育・校長ノート
O.F.ボルノー「対話への教育」
上寺久雄「甘やかすこと・耐えさせること」黎明書房
対話とコミュニケーション
子供と大人の対話の欠如
◇いじめと対話
生命の深さを見る 親鸞「涙したか」
コールリッジ(詩人)
「偉大なる人格は男性と女性を兼ね備えた人だ」
◇親との対話
甘え - 日本人特有
アメリカは非情の世界「セールスマンの死」
老いて虚しく生きず
利に放りて行けば怨多し
安岡正篤「朝の論語」
現代教育考
教育の土壌 レイチェル・カーソン「沈黙の春」
「人間のはじめの教育」 感じる心・感性・情緒・感情の教育
子供は一冊の本
ペスタロッチ
ダゴール「花を愛するように子供を愛している」
→ 当時の日本人を見て(大正5年)
↑↓
タゴールの見たものとの余りの相違
「魂の節制はどこへ?」
教育の心
「玉磨かざれば光なし」
お母さんの道徳教育
ペスタロッチ「生活は陶冶する」
唐澤富太郎(日本女子大)「お母さんの知恵」
切磋琢磨
←「水は低きに流れる」
礼儀について
逞しさを育てる
生きる力を育てる
読書の名言
① 一番ためになる本は一番考えさせる本である
② 人は読書によって自分自身に出会う
③ 読書の習慣を身に付けることは,人生の殆どの不幸から自
分を守る待避所を作ることである
④ 書物は人間が深く愛し,慈しむ少数のものの一つである
「鉢の木」に学ぶ
一人一人が何かの「鉢の木」を持つ大切さ
◇関成延(せき しげのぶ)
大正14年 神津島生まれ 神津島中心に教職
今回は、12月12日に続いて、岩田書院の
「浜松まつり―学際的分析と比較の視点から」の紹介 3回目です。
出版社の案内には、
「5月の連休中、静岡県浜松市は『浜松まつり』一色になる。ラッパの
音とお囃子の音、砂煙の上がる大凧揚げ、夜の街路での提灯の灯りと
練りの声…。その魅力を、日本史・社会学・古典芸能・ヨーロッパ史
の各分野から学際的に分析する。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「通説は酒井近江守真邑『浜松城記』にある、永禄年中、飯尾義広殿
誕生時、佐橋甚五郎(入野)凧の大なる御名を記念し揚げたとされ
るが偽書の疑い」
・「18世紀後半にはに節句と凧揚げが結びつき、長男が生まれた初節句
に凧を揚げる風習ができたか。正月の凧揚げは強風のため、適さな
かったから。富豪層の初節句の祝い凧であるがゆえ大型化・華美に
なる傾向があった」
・「19世紀半ばより若者組の勝手な行動が目立つようになり触れ書も出
された。しかし、権力的な禁令にも関わらず凧揚げが根強い風習と
して定着していった。『担い手の広がりと反権力的・反社会秩序的意
味合い』があり、より一層厳しい権力的禁圧がなされた」
・「近世後期から幕末に定着」
もう一つ、再掲載になりますが、関成延さんの
『よく話し,語り,対話する教育』③を載せます。
☆「浜松まつり-学問的分析と比較の視点から」荒川幸二ほか 岩田書院 2006年 ③
<凧揚大会ポスター 昭和23年
「浜松市文化遺産デジタルアーカイブ」のサイトより>
◇第1部 浜松まつりの歴史的検討(2)
(1)初凧揚げの風習化-近世末-
1 豪農層初節句祝いと凧揚げ
起源
通説は「浜松市史」1926 史料:酒井近江守真邑「浜松城記」
・ 永禄年中 飯尾義広殿誕生時佐橋甚五郎(入野)凧の大
なる御名を記念し揚げた
1560年代領主級
→ 16世紀末町場(町民)まで広がった
→ 17世紀半ば三河まで広がった
→ 18世紀前半三方原で浜松対吉田の合戦
◎ 偽書の疑い
では起源は?
小楠和正 1789(寛政元)年4月11日「高林家史料」
・浜松宿で凧の商いがあった
・節句と凧揚げの結びつき
・四尺(121cm)四方は御触書と一致
・高価で自前で作る技術がなかった
= 18世紀後半には長男が生まれた初節句に凧を揚げる風習
18世紀後半に節句と凧揚げが結びついた
※ 正月の凧揚げは強風のため適さず
18世紀後半
木綿を中心とした商品生産の発展
→ 富豪層の初節句の祝い凧であるがゆえ大型化・華美にな
る傾向
19世紀
◎小さな糸枠 → 籠の中 文書散見
2 若者組の大凧揚げ
19世紀半ば~ 具体的な資料
若者組の勝手な行動が目立つ ← 触れ書
→ 権力的な禁令にも関わらず凧揚げが根強い風習として定着
していった
<担い手の広がり + 反権力的・反社会秩序的意味合い>
→ ◎より一層厳しい権力的禁圧
「土のいろ」3巻2号 1926.4 飯尾哲爾
初凧
・郡部では全く止んだが市内では依然として
・通常は「初」
・嫁の里から贈る(家々身分相当のもの)
・絵は贈り家の定紋や鶴亀等のめでたいもの
長男の頭文字
・他の親戚・知人等も夫々凧を贈る
・贈られた家は糸・用具を整える
・村の若い者はこの凧を飛揚するため初の家に押し掛ける
・初の家は若衆のため酒肴を調え柏餅を用意する
4月8日ごろから5月節句まで1か月騒ぎを継続
凧を揚げて酒を飲み風がないと言って終日呑む
・万一糸が切れるとどこまでも拾いに行く
(なくなると早死にするといわれる)
◎近世後期~幕末に定着
☆関成延『よく話し,語り,対話する教育』 勁草出版サービスセンター 1988年 ③【再掲載 2017.3】
◇対話の教育・校長ノート
O.F.ボルノー「対話への教育」
上寺久雄「甘やかすこと・耐えさせること」黎明書房
対話とコミュニケーション
子供と大人の対話の欠如
◇いじめと対話
生命の深さを見る 親鸞「涙したか」
コールリッジ(詩人)
「偉大なる人格は男性と女性を兼ね備えた人だ」
◇親との対話
甘え - 日本人特有
アメリカは非情の世界「セールスマンの死」
老いて虚しく生きず
利に放りて行けば怨多し
安岡正篤「朝の論語」
現代教育考
教育の土壌 レイチェル・カーソン「沈黙の春」
「人間のはじめの教育」 感じる心・感性・情緒・感情の教育
子供は一冊の本
ペスタロッチ
ダゴール「花を愛するように子供を愛している」
→ 当時の日本人を見て(大正5年)
↑↓
タゴールの見たものとの余りの相違
「魂の節制はどこへ?」
教育の心
「玉磨かざれば光なし」
お母さんの道徳教育
ペスタロッチ「生活は陶冶する」
唐澤富太郎(日本女子大)「お母さんの知恵」
切磋琢磨
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礼儀について
逞しさを育てる
生きる力を育てる
読書の名言
① 一番ためになる本は一番考えさせる本である
② 人は読書によって自分自身に出会う
③ 読書の習慣を身に付けることは,人生の殆どの不幸から自
分を守る待避所を作ることである
④ 書物は人間が深く愛し,慈しむ少数のものの一つである
「鉢の木」に学ぶ
一人一人が何かの「鉢の木」を持つ大切さ
◇関成延(せき しげのぶ)
大正14年 神津島生まれ 神津島中心に教職