「忘れ得ぬ言葉 私が出会った37人」鎌田慧 岩波書店 2023年 ① /「学級崩壊に学ぶ」河村茂雄 誠信書房 1999年 ④(最終)【再掲載 2015.11】 [読書記録 一般]
今日は1月2日、木曜日です。
拙ブログ、5,000本目の記事となります。
今回は、鎌田慧さんの
「忘れ得ぬ言葉 私が出会った37人」の紹介 1回目です。
出版社の案内には、
「自分の逃げる姿勢というものは許せない」 - 瀬戸内寂聴さんをはじ
め、大江健三郎、石牟礼道子、菅原文太、やなせたかし各氏など、37
人から直接聞いた印象深い言葉を紹介。戦争、原発、公害、えん罪、
基地問題など、権力に抗し、あくまで人びとの側に立ち筋を通したそ
れぞれの人生を、豊かな筆致で描く愛蔵版エッセイ集。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「人に寄り添い 逃げない - 瀬戸内寂聴」
・「人間みなチョボチョボや - 小田実」
・「部外者ではなく当事者たれ - 井上ひさし」
もう一つ、再掲載になりますが、河村茂雄さんの
「学級崩壊に学ぶ」④を載せます。
☆「忘れ得ぬ言葉 私が出会った37人」鎌田慧 岩波書店 2023年 ①
◇大江健三郎
「私らは原発体制の恐怖と侮辱のそとに出て、自由に生きていけるは
ずです」
大江健三郎、坂本龍一が2023年3月に逝去
= 原発に対する批判者
政権からの侮辱 原発再稼働・新増設 大軍拡 生活者の切り捨て
◇瀬戸内寂聴
「人に寄り添い 逃げない」
◇鶴見俊輔
「国家が絶対だという。そこのところをのみこめない」
◇小田実
「人間みなチョボチョボや」 - 人間平等感
◇井上ひさし
「むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく」
鬱屈の底からあふれているユーモア 現実参加
「ふかいことをゆかいに、ゆかいなことをまじめに」
「部外者ではなく当事者たれ」
☆「学級崩壊に学ぶ」河村茂雄 誠信書房 1999年 ④(最終)【再掲載 2015.11】
◇教師が活用したいカウンセリング技術
Ⅰ 指導にこそカウンセリングを生かす
1 学級集団全体に指導する
(1)課題を提示する前に活動するおもしろさや意味を事前に紹介す
る
(2)子どもが好きでない学習や活動は,その意味や全体との関係を
説明する
(3)学級集団の状態に柔軟に対処する
(4)指示や発問は短く分かりやすく
(5)最初は一つの指示で一つの活動をさせる
(6)努力の過程を具体的に褒める
(7)褒められているところを他の子どもに見せる
(8)単純な作業や繰り返し学習は短い時間に区切る
(9)節目で評価の時間を設定し,取り組んだ意味と感性に気付かせ
る
良はまわりから 反は自分から
(10)一人一人が認められる場面を設定する
2 子ども個人に指導する (1)子どもに応じた声掛けをする
(2)内容・レベルを子どもの力に合わせる
(3)指導が必要なときにこそ指導の中で具体的に褒める
(4)小さなミスは事務的に指導
(5)ミスが続くときは原因と対策を考えさせる
(6)要領のいい子にはねばり強く頑張っている子を見せて指導する
目立たない子を褒める
(7)物事を投げやりにする子には指導を通してビジョンを与える
(8)今後の対応の仕方を選ばせる
(9)馴れ合ってくるこの場合,少し事務的に
(10)質問して考えさせて指導する
→ 何を指導するのかを明確にして,その子どもにどのような
対応をすれば教師の期待する方向に向かうのかを考えてから
指導する
Ⅱ 子どもに巻き込まれない注意の仕方
1 学級集団全体に対して注意・叱責する
(1)注意や叱責で子どもを動かそうとしない
(2)子どもの不安の強さに応じた注意をする
(3)改まった態度や場面を設定する
(4)準備は長く慎重に,注文や叱責は軽く
(5)気のゆるみのミスは注意し,試行錯誤の失敗はその原因を分析
する
(6)気付かない問題は質問や例え話をして考えさせる
(7)注意 内容+感情(をさっと)
(8)長々やってしまったら最後にポイントを三つ
(9)注意後は,単純作業→切り替え
(10)学級のリーダー,中心の子ほど問題行動や態度は厳しく注意す
る
2 子ども個人に注意する
感情的にならない - 逆なで,馬鹿にする
(1)注意するタイミング,場所,時間を考える
その子に合わせる
(2)注意するときの子どもの抵抗を軽減する
「君も気付いていると思うが…」
(3)注意する内容は現在の行動・態度だけ 現在のことを短く
(4)フォローも計画的に
「このレベルは他の子には○○しないが,君には…」
(5)謝らせるのではなく責任の取り方今後の対応の仕方を確認する
どう責任をとるか 明日どうするか
(6)巻き込む子どもへの対応策を持つ
一旦切る言葉
「これ以上話していたら,あとは昼休みに」一対一で
(7)言い訳ばかりする子
「ではどうすればいいの」
案がなければとりあえず先生の言うことを
(8)反抗的な子どもへの対応
最初にしゃべらせる 具体的な事実を認めさせる
対応策を提示し選ばせる
(9)「別に」と押し黙る子への対応
「何か言いたくなったらいつでも…」
(10)「聞く耳を持たない子ども」への対応
一対一 トーンを落として淡々と
「君はどう思う」
返事がなければ…「先生の言ったことを考えておいてね」
(11)うぬぼれの強い子どもへの対応
(12)プライドの高い子どもへの対応
「最後にプライド」
(13)天の邪鬼の子
「こう言うと君は怒るかもしれないが…」
(14)自分は悪くないと言い張る子どもへの対応
(15)こじれた問題をのこした子への対応
拙ブログ、5,000本目の記事となります。
今回は、鎌田慧さんの
「忘れ得ぬ言葉 私が出会った37人」の紹介 1回目です。
出版社の案内には、
「自分の逃げる姿勢というものは許せない」 - 瀬戸内寂聴さんをはじ
め、大江健三郎、石牟礼道子、菅原文太、やなせたかし各氏など、37
人から直接聞いた印象深い言葉を紹介。戦争、原発、公害、えん罪、
基地問題など、権力に抗し、あくまで人びとの側に立ち筋を通したそ
れぞれの人生を、豊かな筆致で描く愛蔵版エッセイ集。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「人に寄り添い 逃げない - 瀬戸内寂聴」
・「人間みなチョボチョボや - 小田実」
・「部外者ではなく当事者たれ - 井上ひさし」
もう一つ、再掲載になりますが、河村茂雄さんの
「学級崩壊に学ぶ」④を載せます。
☆「忘れ得ぬ言葉 私が出会った37人」鎌田慧 岩波書店 2023年 ①
◇大江健三郎
「私らは原発体制の恐怖と侮辱のそとに出て、自由に生きていけるは
ずです」
大江健三郎、坂本龍一が2023年3月に逝去
= 原発に対する批判者
政権からの侮辱 原発再稼働・新増設 大軍拡 生活者の切り捨て
◇瀬戸内寂聴
「人に寄り添い 逃げない」
◇鶴見俊輔
「国家が絶対だという。そこのところをのみこめない」
◇小田実
「人間みなチョボチョボや」 - 人間平等感
◇井上ひさし
「むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく」
鬱屈の底からあふれているユーモア 現実参加
「ふかいことをゆかいに、ゆかいなことをまじめに」
「部外者ではなく当事者たれ」
☆「学級崩壊に学ぶ」河村茂雄 誠信書房 1999年 ④(最終)【再掲載 2015.11】
◇教師が活用したいカウンセリング技術
Ⅰ 指導にこそカウンセリングを生かす
1 学級集団全体に指導する
(1)課題を提示する前に活動するおもしろさや意味を事前に紹介す
る
(2)子どもが好きでない学習や活動は,その意味や全体との関係を
説明する
(3)学級集団の状態に柔軟に対処する
(4)指示や発問は短く分かりやすく
(5)最初は一つの指示で一つの活動をさせる
(6)努力の過程を具体的に褒める
(7)褒められているところを他の子どもに見せる
(8)単純な作業や繰り返し学習は短い時間に区切る
(9)節目で評価の時間を設定し,取り組んだ意味と感性に気付かせ
る
良はまわりから 反は自分から
(10)一人一人が認められる場面を設定する
2 子ども個人に指導する (1)子どもに応じた声掛けをする
(2)内容・レベルを子どもの力に合わせる
(3)指導が必要なときにこそ指導の中で具体的に褒める
(4)小さなミスは事務的に指導
(5)ミスが続くときは原因と対策を考えさせる
(6)要領のいい子にはねばり強く頑張っている子を見せて指導する
目立たない子を褒める
(7)物事を投げやりにする子には指導を通してビジョンを与える
(8)今後の対応の仕方を選ばせる
(9)馴れ合ってくるこの場合,少し事務的に
(10)質問して考えさせて指導する
→ 何を指導するのかを明確にして,その子どもにどのような
対応をすれば教師の期待する方向に向かうのかを考えてから
指導する
Ⅱ 子どもに巻き込まれない注意の仕方
1 学級集団全体に対して注意・叱責する
(1)注意や叱責で子どもを動かそうとしない
(2)子どもの不安の強さに応じた注意をする
(3)改まった態度や場面を設定する
(4)準備は長く慎重に,注文や叱責は軽く
(5)気のゆるみのミスは注意し,試行錯誤の失敗はその原因を分析
する
(6)気付かない問題は質問や例え話をして考えさせる
(7)注意 内容+感情(をさっと)
(8)長々やってしまったら最後にポイントを三つ
(9)注意後は,単純作業→切り替え
(10)学級のリーダー,中心の子ほど問題行動や態度は厳しく注意す
る
2 子ども個人に注意する
感情的にならない - 逆なで,馬鹿にする
(1)注意するタイミング,場所,時間を考える
その子に合わせる
(2)注意するときの子どもの抵抗を軽減する
「君も気付いていると思うが…」
(3)注意する内容は現在の行動・態度だけ 現在のことを短く
(4)フォローも計画的に
「このレベルは他の子には○○しないが,君には…」
(5)謝らせるのではなく責任の取り方今後の対応の仕方を確認する
どう責任をとるか 明日どうするか
(6)巻き込む子どもへの対応策を持つ
一旦切る言葉
「これ以上話していたら,あとは昼休みに」一対一で
(7)言い訳ばかりする子
「ではどうすればいいの」
案がなければとりあえず先生の言うことを
(8)反抗的な子どもへの対応
最初にしゃべらせる 具体的な事実を認めさせる
対応策を提示し選ばせる
(9)「別に」と押し黙る子への対応
「何か言いたくなったらいつでも…」
(10)「聞く耳を持たない子ども」への対応
一対一 トーンを落として淡々と
「君はどう思う」
返事がなければ…「先生の言ったことを考えておいてね」
(11)うぬぼれの強い子どもへの対応
(12)プライドの高い子どもへの対応
「最後にプライド」
(13)天の邪鬼の子
「こう言うと君は怒るかもしれないが…」
(14)自分は悪くないと言い張る子どもへの対応
(15)こじれた問題をのこした子への対応