土砂降りの後は、こんな夕日 - YK-akadoの『不』日記

YK-akadoの『不』日記

元劇団女優・まだ細々俳優鬱治療中の旦那の両親と同居で頑張る2児の母・剣道に息子と通う有段者で役員、その息子は不登校児に・長年勤務の パート主婦 、色んな立場で感じた事やぼやきを書き綴り、最愛の子ども達に何か残ればいいな。

土砂降りの後は、こんな夕日

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これでもか!って雨が降る。


自ら傘をさす?カッパを着る?
一旦、どこかの軒下で雨宿り?
雨がひどいから、家から出ないと決め込もうか。

どれも正解。

土砂降りの雨は、研ぎ清まされた剣が幾本も容赦なく突き刺さるような時もあり、血だらけなのに気付かず過ごしてある日倒れる。
そんなアホな事はやめよう。

今のこの豪雨は、バケツいっぱいの水を次から次へ浴びせかけられ、痛くはないが、時々溺れそうになる。

そんな、私の豪雨注意報。



私は旦那の仕事の大変さには、ある程度の想像がつき、気持ちも分かるつもりだ。講師の仕事だって、人に教える大変さは痛いように分かるし、新しい芝居やプロジェクトの何らかの責任者になれば、規模が大きければ大きいほど重圧もすごい。
昔、私も市が主宰の舞台で、あるチーフをやった後、美容師さんに丸ハゲ2ヶ所出来てることを教えてもらった。幸い表側からは全く分からない状態だったけど。

でも、私の仕事の大変さは旦那には分からない。
新システムに対応しようと頑張る更年期おばさんだ。そんなおばさんは、電話の向こうの、高圧的なオバサンや注文したことなどすっかり忘れてしまって「こんなもの勝手に送ってくるな」と怒鳴る大オバサンに毎日対応している。
ご飯の買い物も経済的なおりあい、子供達や爺婆の趣向、栄養面を考えなければもっと楽だし。残業して時短で料理の場合には、買い物内容も変わる。
旦那は料理はめったにしないし、結婚して洗濯は覚えたが、衣類によって洗濯方法や干し方の違い、洗濯表示の事までは分からない。
子供の事も、子供自身が母じゃないとダメ、分からないって事がほとんどだ。

私も昔同じ業界にいただけで、気持ちや状況を推し測ることは出きるが、旦那の仕事を代わる事は出来ないし、本当の辛さはその立場にまるっとなってみないと分からない。
だから、何も言わない。


また、プロダクションの仕事、講師の仕事、少しずつ始まり旦那の顔が日に日に暗い。まともに話が出来ない。仕事先の人との電話は普通に話すのに家族にはどもって言葉が出て来ないから、聞いてられない苦しくて、子供この前で。
旦那が子供が居る所で話そうとする行動で、息苦しくなる。


不登校長男は、週一のスクールカウンセラーさん面談と週一の給食食べに学校、それ以外に行く気は失せた様子で、プリント1枚やるのにもイライラを募らせる。漢字ドリルもやらなくなった。
焦らないで、と言われたが来年中学生だと思うと時々焦る。

長女は、相変わらずマイペースで、もう少し段取り良く何事も進めていかないと、社会に出てやって行けないだろう、と心配になる事も。


会社の新システムは、とうとう選んだ本人、社長が、私の隣の課長の子の報告に「それは、低レベルだって事ですよね。やる気がないんですよね」とシステム会社のことをディスっていた。
隣でお詫びの手紙分を考えていた私は『じゃあ何故ここを選んだ?なんでわざわざ遠く東京の業者にした?他の人の意見も聞かず選んだのあなたですよね?』と突っ込みたかった。
社長が居なくなってから、課長の子が私に「そんな低レベルでやる気ないなんて私の一存で言えないですよね」と。そりゃそうです。
社長曰くの低レベルな新システムを何とか少し使えるようになってきましたが、手間やエラーが多すぎて、前より処理が三倍手間な感じになってます。
アナログおばさんでも新たなエラーに気付き、その日エラーが解消した影響で新しいことにも一番に気付くことができ、ベテランの面目を保てている所まできた感じです。毎日神経使い、しんどいけど。


市剣連のガイドラインが出て、7月1日から、当剣道会も稽古再会です。
まだまだ本格的稽古は出来ないけれど、という路線と、様々な注意事項も記載してHPを更新、HP内のブログも新しい記事を書きました。
役員のママと相談し、7月は当面、面マスクじゃなく、どんなマスクでも良しで基本稽古を1時間だけ、その日に、余っている新品手拭いを各人に配れるよう、ママ達が面マスクを手作り出きるよう、いくつかの手作り面マスクのサンプルと一緒に私が持って行く事になりました。
また7月から稽古が始まる事を旦那に伝えると、更に忙しくなる私が嫌な様子、苦虫を噛み潰したような顔になってました。
苦しいですね。



外でも家の中でも、溺れそうになってますが、ブログで愚痴を吐き出す、という凄いカッパを手入れました。同じように悩んで苦しんでいる方のブログに共感し、軒下に避難もできます。
丈夫な傘は子供の笑顔と、そして……

ブログでつながっている皆さんに励ましのコメントを頂いたり、また方々のブログ自体にメッセージが込められていたり……優しい傘を差し出してくれる。あちこちから、助け船。
何なら浮き輪も投げられて、お陰で私は溺れずにいます。

感謝します。
ありがとう。

あの空、写真では見にくいけれど、豪雨の後の空に小さくあちこちに青い空の穴が見てとれます。まるであちこちからのヘルプ魔法が効いたかのように。
そして、キレイな夕日になる。
きっと誰かの助けを受けながら土砂降りはいつかこんな空になる。
私の豪雨だけじゃなく、きっと誰かの豪雨も。