和歌山県の私鉄
和歌山県北部には、大正時代から昭和初期にかけて開業した、路線距離の短いローカル私鉄が、幾つかあった。
廃線になる前に撮影しておこうと、1994年の冬に何度か通った。
今回は、廃線になった有田鉄道と、現存する紀州鉄道の2路線を振り返る。
撮影:1994年1月
<有田鉄道>
吉備町(現・有田川町)の藤並駅と、金屋口駅を結ぶ5.6Kmの路線だった
1915(大正4)年開業 沿線の特産物ミカン、木材などを積出港まで運搬
1984年2月 貨物輸送終了
1990年代になると、乗客は地元の高校生ばかり
2002年12月 廃止
キハ58 富士急行からの譲渡車両
国鉄のキハ58と同型だが、両運転台なので単行運転ができる
DD353 DB20
<紀州鉄道>
御坊市の御坊駅―西御坊駅を結ぶ、わずか2.7Kmの日本一短いローカル線
有田鉄道廃止後は、現存する県内唯一の非電化路線
国鉄紀勢西線(現・JR西日本 紀勢本線)の御坊駅が開業したのが1929(昭和4)年
政争の具となったあげく、駅は街はずれにつくられた
そこで、市街地と御坊駅を結ぶ鉄道が必要になった
これが紀州鉄道の前身、御坊臨港鉄道だ 開業は1931(昭和6)年
現在はレールバスが走るが、かつては古典的なディゼルカーが走っていた
キハ604
1960年製 大分交通耶馬渓線からの譲渡車両
キハ605
かつて常磐炭鉱の専用線で従業員を運んでいた車両
振動が大きく、使われないまま留置線に放置されていた
次回は、「動く博物館」とも言われ“骨董電車”が走っていた野上電鉄です。
大正時代にタイムスリップします。
廃線になる前に撮影しておこうと、1994年の冬に何度か通った。
今回は、廃線になった有田鉄道と、現存する紀州鉄道の2路線を振り返る。
撮影:1994年1月
<有田鉄道>
吉備町(現・有田川町)の藤並駅と、金屋口駅を結ぶ5.6Kmの路線だった
1915(大正4)年開業 沿線の特産物ミカン、木材などを積出港まで運搬
1984年2月 貨物輸送終了
1990年代になると、乗客は地元の高校生ばかり
2002年12月 廃止
キハ58 富士急行からの譲渡車両
国鉄のキハ58と同型だが、両運転台なので単行運転ができる
DD353 DB20
<紀州鉄道>
御坊市の御坊駅―西御坊駅を結ぶ、わずか2.7Kmの日本一短いローカル線
有田鉄道廃止後は、現存する県内唯一の非電化路線
国鉄紀勢西線(現・JR西日本 紀勢本線)の御坊駅が開業したのが1929(昭和4)年
政争の具となったあげく、駅は街はずれにつくられた
そこで、市街地と御坊駅を結ぶ鉄道が必要になった
これが紀州鉄道の前身、御坊臨港鉄道だ 開業は1931(昭和6)年
現在はレールバスが走るが、かつては古典的なディゼルカーが走っていた
キハ604
1960年製 大分交通耶馬渓線からの譲渡車両
キハ605
かつて常磐炭鉱の専用線で従業員を運んでいた車両
振動が大きく、使われないまま留置線に放置されていた
次回は、「動く博物館」とも言われ“骨董電車”が走っていた野上電鉄です。
大正時代にタイムスリップします。