東京都 新型コロナ 1809人感染確認 土曜としては2番目

東京都は16日、土曜日としては2番目に多い1809人が都内で新たに新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。都の担当者は「まだまだ増える可能性もあり、とにかく不要不急の外出を控えてほしい」と話しています。

東京都は16日、都内で新たに10歳未満から100歳以上までの男女合わせて1809人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

1日の感染の確認が1000人を超えるのは4日連続です。

また土曜日としては、1週間前の今月9日の2268人に次いで、これまでで2番目に多くなりました。

年代別は、
▽10歳未満が65人
▽10代が97人
▽20代が379人
▽30代が302人
▽40代が294人
▽50代が268人
▽60代が152人
▽70代が123人
▽80代が95人
▽90代は33人で過去最多
▽100歳以上が1人となっています。

このうち、
▽およそ39%にあたる707人は、これまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、
▽およそ61%の1101人は、これまでのところ感染経路がわかっていないということです。

このほか、アジア圏への渡航歴がある人が1人いるということです。

濃厚接触者の内訳は、
▽「家庭内」が最も多く373人
次いで、
▽「施設内」が127人
▽「職場内」が49人
▽「会食」が43人などとなっています。

このうち「施設内」は
▽18の医療機関で患者と職員合わせて70人が、
▽17の高齢者施設で利用者・入所者と職員合わせて45人が感染したということです。

町田市の飛鳥病院では、16日だけで患者と職員合わせて32人の感染が確認されています。

また、正月の親戚との会食で50代の夫婦とその子どもの20代の女性が感染したケースや、70代の女性が帰省してきた子どもから感染したケースがあったということです。

これで、都内で感染が確認されたのは合わせて8万3878人になりました。

都の担当者は「2001人だったきのうより減ったがすごく減ったとは全く思っていない。まだまだ増える可能性もありとにかく不要不急の外出を控えて感染拡大を防いでほしい」と話しています。

一方、16日時点で入院している人は15日より38人増えて3058人となりました。

「現在確保している病床に占める割合」は76.5%となっています。

このうち、都の基準で集計した16日時点の重症の患者は15日より3人増えて136人で、重症患者用の病床の54.4%を使用しています。

また、感染が確認されている人のうち、自宅で療養している人は15日より421人減って8431人となりました。

都が確保したホテルなどで療養している人は15日より20人減って859人です。

このほか、医療機関に入院するか、ホテルや自宅で療養するか調整中の人は485人増えて7531人と過去最多となりました。

また都は、これまでに感染が確認されていた60代と80代の男性3人が死亡したことを明らかにしました。このうち2人は院内感染で、1人は家庭内感染だったということです。

これで、都内で死亡した人は合わせて720人になりました。