石川で被災者のリハビリなど支援 茨城県災害派遣チーム出発式

能登半島地震で大きな被害を受けた石川県の避難所で、医師や理学療法士などでつくる茨城県の災害派遣チームが高齢者をはじめとした被災者のリハビリなどの支援にあたることになり、出発式が行われました。

派遣されるのは災害時にリハビリなどの支援活動を行う、医師や理学療法士などの災害派遣チーム、「茨城JRAT」です。
1日は、今回、派遣される医師などが所属する茨城県つくば市の筑波記念病院で出発式が行われました。
この中で「茨城JRAT」の羽田康司会長は「避難生活が長期化するなか、ますますJRATの活動の重要性が増している。健康管理と安全に注意して活動をしてほしい」とあいさつしました。
医師らは今月6日から石川県穴水町の病院を拠点に石川県内各地の避難所で高齢者を中心に身体機能の低下や災害関連死を未然に防ぐための支援をしたり、被災者の生活環境を整える活動などにあたったりするということです。
「茨城JRAT」は2015年に発生した常総水害で初めて活動を行っていて、県外への派遣は発足以来、初めてだということです。
派遣される言語聴覚士の柵山真地子さんは「被災された方が日常の生活を取り戻せるように支援できたらと思っています」と話していました。