「あしや砂像展」中止に 大雨の影響で作品のほとんどが損傷

先週、芦屋町で開幕した「あしや砂像展」の作品のほとんどが、大雨の影響で損傷していることがわかりました。
主催者は修復が困難と判断し、会期を残して砂像展を中止しました。

「あしや砂像展」は、芦屋町などで作る実行委員会が例年開いているもので、ことしは先月25日に開幕し、会場となっている芦屋海浜公園には37基の作品が展示されていました。

芦屋町によりますと、会場は雨の影響で1日午後から入場を中止していたということです。

そして2日、会場を確認したところ、作品のほとんどが損傷していることがわかったということです。

実行委員会は修復が困難と判断し、今月10日までの会期を残して砂像展を中止しました。

会期の途中に中止になったのは今回が初めてだということです。

すでに販売された前売券については今後、払い戻すということで、詳細は後日、ホームページやSNSで発表するとしています。

「あしや砂像展実行委員会」は「開催期間はまだ残っていたので残念です。ご理解とご了承をお願いします」とコメントしています。

九州北部は前線などの影響で断続的に発達した雨雲がかかり、芦屋町の隣の水巻町に設置された国の雨量計では、降り始めから2日う午前11時までの雨量が255ミリに上っていました。