給与の源泉は粗利
代表ブログ今回、営業利益を上期、下期、通期で一覧化してみました。
※FY22/3以前はエネルギー事業を除く擬制3月決算にて算出
前期は上期、下期も黒字化する事が出来ました。
私としては上期、下期だけではなく四半期毎に黒字を出したいですが、これを見ると5期中1度しか上期、下期共に黒字の期は無いです。
進行年度に関しては前期同様上期、下期とも黒字で予算を組んでおります。
季節性などボラが一定数有る事は仕方がないですが、あまりにもそれが大きいと非常に選択肢が狭まるため、私としては恐怖を感じます。
ボラが大きい、つまり事業にバクチ感が出てしまうと、ピーク時に何か起こった場合はリカバリーもきかず、思考も深堀せず、市場、競合、運のせいにしてしまい思考が自責に向かいにくく、問題の本質を捉えられなくなるからです。
その昔は通期で利益を上げれば良いだろうという発想はありましたが、今の我々は四半期で約束した数字はやり切る、という考えを持っています。
少しだけ大人の会社に近づいた感があります(笑)
次に、年度ごとの粗利を出しています。
基本的にこの数字がとても大切だと思っています。
営業利益を出すには粗利を伸ばすか販売管理費を削るかです。
粗利が一定の販売管理費のコントロール下で伸びていれば会社は潰れません。
成長企業(グロース企業)においてこの粗利の伸びが鈍化すると致命的です。
次に、固定費の中で大半を占める年収についてです。
今様々な会社が採用を強化してますので改めて当社の等身大も開示します。
※対象期間内(2023年4月~2024年3月)に産前産後休業、育児休業、休職を含む者および途中入社の者を除いて集計
全体の平均年収は 464万円 平均年齢 33歳(社員のみ)になります。(前回ブログ)
この平均年収を上げられるのも、粗利が出ているからです。粗利が出ている中でしか原則給料は上げられないです。
粗利が伸びてないのに給与を上げるのは相当苦しいですし矛盾が生じます。
勿論新しい事業の立ち上げ、大きな投資、減価償却、のれんなどは無い前提の話です。
最後に、新しい社員が契約を取ると、私にも直接報告頂く事があります。
「受注が取れました、売上●●円です」と。
そこで私は必ず、「おめでとうございます、世の中に必要とされていますね。ところで粗利は?」と聞きます。
そこで一部の人達は、この粗利が言えなかったりします。
給与の源泉にあるのは「粗利」になりますので、社員の皆さんには是非とも意識する数字の1つとして強烈にインプットして欲しいところです。