TOEIC300点台&海外未経験者のタイ出張顛末記 - ゆとりずむ

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東京で働く意識低い系ITコンサル(見習)。金融、時事、節約、会計等々のネタを呟きます。

TOEIC300点台&海外未経験者のタイ出張顛末記

サワディー!らくからちゃです。

気がつけば10日ほどぶりの更新ですが、皆様お元気にお過ごしでしょうか。私事ではございますが、しばらく微笑みの国タイ王国までお仕事で行っておりました。タイに行くのは生まれて初めて・・・どころか、海外に行くことすら初めて。パスポートも取り立てのピカピカです(;´Д`)

タイ語は勿論、英語だって怪しいもんですが、なんとか無事生還してくることが出来ました。TOEICは、一番良かったときで600点台、最後に受けた時は300点台だったような気がします(半分寝てた)。あれ、忍耐力のテストだよね?

3泊4日ほどの短期出張ではございますが、個人の備忘録も兼ねて書いてみたいと思います。

はじまり

ことの始まりは、5月の初め頃。結膜炎でしばらく休んだ後、パイセン(色黒)から言い渡された指示は

『YOU 6月タイランドね。』

(´゚◞౪◟゚`) パードゥン????

確かに『タイが困っている・・・。YOUは助けるべき・・・。』『せやな』というやり取りは以前からしてたけど、現地へ行くなんて話、聞いていないぜ!?というか、英語が全然話せないのは、現法とのテレビミーティングでご存知ですよね?という問答をひとしきり行ったあと、業務命令には従うしか無いので、重たい足取りでパスポートを取りに行ってきたことから全て始まります。

幸い今回はパイセン(趣味はサーフィン)が最初から最後まで同行して頂けることになり、飛行機や宿の手配まで、全て見よう見真似で同じように行いました。なお『獅子は我が子を千尋の谷に落とす』が基本スタイルの弊社は、最初ひとりで行かせようとしていたらしい。

お仕事の内容は、普段わたしが担当している会社の、現地生産管理システムの立ち上げ。普段は会計機能ばっかり触っているので、製造機能はあんまり使ったこと無い(笑)。

大丈夫か、これ。

空港編

 パイセン(新婚3年目)からは、『別に特別な用意は要らないYO!パスポートさえあればOKね!』と言われていましたが、そもそもスーツケースから持っていなかったので、近所のららぽーとまで行って物色。

・・・これでいいや

 と、結局Amazonでコチラの商品を選びました。特に何の問題も無かったです。だって、お店だと最低2万円くらいだったけど、これなら5000円だぜ?

あとは、

  • ワイシャツ
  • 下着
  • ひげそり
  • 各種薬

などなどを妻に用意してもらい、ひとしきり詰めて空港までLet's Go! パイセン(管理職)からは、『You初めてだし、出国ゲートに2時間前集合ね!』と言われたため、4時間前(早すぎ)くらいには空港に到着。

まー、迷った迷った。

ターミナルとかウィングとか、そういう専門用語を使うのは、辞めて頂きたく!!あとやたら、空港で『マイル貯めね??カード作ったらラウンジ行けるよ!!』とお勧めされたのですが、マイルが何かよくわかって居ない人はラウンジが何かも良く分からないと思う

でパイセン(愛読書はワンピース)と合流した後『Meは海外出張たくさん行ってるからラウンジ行けるよ!一緒に行こうよ!』とお誘い頂き行ってきました。

 ※なんか良い方のラウンジらしい

お仕事編

お仕事の内容について、細かく書くことはもちろん出来ませんが、ざっくり言うとこんな感じ。

  • 1日目:弊社現地法人で作戦会議
  • 2日目:お客様工場で打ち合わせ
  • 3日目:弊社現地法人で作戦会議
  • 4日目:お客様工場で打ち合わせ

今回に関連する弊社スタッフは、

  1. 日本人支社長(超強)*1
  2. タイ人コンサル(強) *1
  3. タイ人エンジニア(中)*1
  4. タイ人エンジニア(弱)*1

といった感じ。なおタイ人は全て女性で日本語はホンノチョットダケなので、コミュニケーションは基本的に英語です。お客様側は、日本側の情シス2名に現地工場担当者1名が日本人で残りは全部タイ人。タイ人のワーカーは、英語が話せる人も少ないので、日本語→タイ語へ通訳をしてくれる人が居ます。

初日は、日本人のお客さんとの打ち合わせだったので、前半戦は日本語で行けましたが、後半戦に入るとパイセン(タイ飯ラブ♡)が『じゃあ、うちのスタッフに、開発状況をヒアリングしてみましゅか。Youヨロシコ!』という流れになったので、課題を色々質問することに。

頑張ればなんとかなる。

とにかく、しゃべらないと何も始まりません。実は、何を言いたいのかを日本語で整理するところが難しい。日本語なら、ある種、条件反射で受け答えしているような内容もあります。でも改めて英語に言い換える前に、自分が言いたかったことを整理してみると、『あれ、結局何が言いたかったんだ?』『それ、聞く必要あんのか?』と。

そこさえきちんと整理されれば、単語なんて思いついた順番に言ってしまっても、割りとなんとかなります。もう基本的に、出川イングリッシュ。

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とにかく、モジモジしていても何も始まらない。間違ってもいいから、身振り手振りを交えながら、大きな声でゆっくりはっきりと話せば、向こうから聞き返してくれる。たいていの日本人がそうかなあと思うのですが、話すよりも聞くほうが楽ですよね。まずは、適当に話してみて、リアクションを貰う。そんな感じでずーっと話して居ました。

話していく中で、『並行稼動ってParallel runって言うんだ』とか『ああ、進捗はProgressで良いんだ』などなど、ちょっとずつ分かっていく範囲が広がります。ぶっちゃけ今回のタイ出張で使った英単語は、全部で100種類も無かったと思います。

大丈夫、なんとかなる。

生活編

弊社オフィスは、アソークという駅の近くにあります。

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(出典:アソーク駅周辺 - タイ ロングステイ 長期滞在の専門サイト)

日本で言うと、新宿みたいな所?結構なビジネス街です。宿も、オフィス近くの定宿を利用させて貰いました。結構、広々としたお部屋で、キッチンもついていて快適でした(写真取りそこねた・・・)。

勤務時間は、9時〜5時半になりますが、宿がオフィスのほぼ隣で、通勤時間がドアtoドアで5分位ですので、日本より快適だったかもしれません。

移動は、原則社用車です。弊社で雇用している運転手がいるので、朝から晩まで、お客様を食事に連れていくところまで、全て送迎して貰えます。『贅沢やな〜』と最初は思いましたが、信用できるタクシーを毎回手配したり、遠方まで迎えに来てもらう手間を考えれば、こちらのほうが安上がりなんだとか(なるほど)。

街中は、至る所にセブン−イレブンがあります。宿の近くには、50メートル間隔くらいでありました。あとちょっとおもしろかったのが、コンビニの前に有料の体重計なんてあったりするんですよね。

お値段は1バーツ。約3円です。儲かるんだろうか・・・。

タイと聞くと、物価が凄く安いイメージがあるかもしれませんが、街中のコンビニで買い物したりする分には、それほどでもありません。ただ、食事は凄く安い

これでだいたい50バーツ(約150円)くらいだったかなあ。ただ見て頂ければ分かるかと思うのですが、ちょっと量が微妙なんですよね。タイ人自体が小柄だからなのか、やや少なめ。ただ2人分頼むと、それはそれで多いので、中々塩梅が難しい。

お味の方はというと、正直色々ですね。全体的にスパイシーなのですが、韓国料理のような唐辛子辛い系ではなく、色んな香辛料で辛い&酸っぱい味付けがされている感じ。中で色んな味が主張して喧嘩しあっているような味付けのものが多いんですね。

酢豚のパイナップルが許せない人には、ちょっとキツいかも。

あと、凄いなあと思ったのは、至る所に旧国王の肖像画が掲げられていたことでしょうか。亡くなられたのは、去年の10月13日ですが、まだ1年経っていないということで、服喪期間ということだそうです。北朝鮮で政治ポスターを持ち帰ろうとして大変なことになった学生もいましたし、不敬罪にならないように気をつけて行動したほうが無難ですね。

日本を出発した時は、どうなることかと思いましたが、

だいたい1時間もあれば慣れます

日本人が多いからか、至る所に日本語の看板はありますし、ちょっと外国人が多いエリアとあんまり大差無いかもしれません。また英語が母国語の国ではないので、お互い分からないもの同士なんとか通じ合うことは出来ます。

宿についたとき、カードキーが正しく認証されずに、困ってしまったのですが

"Sorry... I cant use this key... I read this(カードキー裏面の説明文を指差しながら). But Not open(ガチャガチャ回す素振りをしながら)"

だいたいこんな感じで話しても通じました。大事なのは、英語をどれだけ知っているかではなく、その場で思いつく単語でどれだけ伝えられるかのような気がしました。

まとめ

というわけで、初めてのタイ出張は、いろいろと不慣れなところも多かったのですが、思ったよりかは何とかなりました。支社長さんが、

No pressure, No diamond.

なんて有り難い言葉を唱えておりましたが、わたしも入社8年目の30歳ですので、これくらいさくっとこなせるようにならないとですね・・・。

おみやげに、これでもかというほどマンゴーを買って帰りました。来週も行くことになりそうなので、この中で一番美味しかったものをまた買って帰ってこようと思います。

ではでは、今日はこのへんで。