これなんだ?
画像を見て欲しい。
使ってるよ!って人と
懐かしいっ!って人と
なあにこれ?って人が
居ると思う。
名前は?
正式名は紙巻器芯棒という。なんて大仰な名前だろう。
これを購入するべく検索で来た人は ↓ ホレ!買うが良い!
amazonリンクでもその名前で出てくる。
そもそもトイレットペーパーホルダーの事を紙巻器と呼ぶようだ。
ホームセンターなどでの商品名はペーパーホルダー替え芯だが
TOTOなどのホームページで確認するとしっかり紙巻器だ。
これをつけるときに失敗して、床にトイレットペーパーをころころ転がしてしまった経験を持つ人はともかく、これがなんだかわからない人も多くなって来ているらしい。
これなあに?
わからない人の為に説明しとくと、これはトイレットペーパーを設置、固定するための道具だ。
使い方は
まずペーパーの穴にコイツを入れる。
コイツはペーパーより少し長いので左右がはみ出る事になる。
画像をみるとコイツの両端に突起があるのがわかるだろう。
コイツ用のホルダーにはこの突起がちょうど入る穴が開いている。
そこにコイツの突起をはめ込んでやるのだ。
そしてコイツはホルダーよりもほんのちょっと大きいので入らない。
もう一度画像を見てくれ、こいつには蛇腹があり、グッと押し込むと短くなるのだ。
片側をはめてから、グッと押し込んで短くして、手探りの感覚でもう一方の突起も穴にはめる。
これでペーパーがホルダーに設置できると言うわけだ。
難しくない?
難しいよ!見えない穴に向かって手探りで、しかもグッと押しつぶしながら行うのだ。
よしよし成功!と思ってペーパーをカラカラ引き出そうとした瞬間、バコッと落下、コロコロ転がるペーパー、絶望的気分。
家のトイレがコイツだった人で一度もこの経験が無かった人は居ないと断言できる!
なんでこんな物を!
なんでこんなめんどくさく回りくどい物を使用していたのだろう。
誰も疑問に思わなかったのか?
後に新作で出たのがこれ、↑ 蛇腹がね、バネになってるの
って使い勝手まったく変わらん!進化の度合いが1ミリ単位か!
今、現役の紙巻器
いや、最近のやつはオシャレだから、紙巻器よりペーパーホルダーの呼び名が似合うのだ。
実際、色々あるのだが、大きくはこの二種類だ。
①
②
こうなっていて、下からペーパーを入れるだけで紙がしっかりとセットできる。
簡単だ!実に簡単!取り外しだってそのまま上に外せばいい。
こんな感じで上に荷物が置けるタイプは下から上ではなく手前から奥だ。原理は一緒。
②
については説明が要らないね。横から棒に入れるだけ。
スペースが無い場合用に、棒が前面に可動式のタイプもあったりする。
実に簡単ではあるが、絶対に
コイツよりは楽だって!!!!!!
そもそもなんでこんな物を!
しつこく画像を出すが、本当になんでこんな物をみんな使っていたのか?と思う。
数十年前は本当にどこでもこれだったよ。
これしか見たこと無かった。
でもみんなが使い難いとは思ってたんだよね。失敗するし。
改めてよく見ると相当におかしい。蛇腹で押し込むとか常軌を逸している。
逆によくこれ思いついたよね?
ある意味、複雑すぎる。
最新作の風格すらある。
①の機構よりよっぽど複雑で遠回りしてる。ああいう弁みたいな物自体は昔からあった。
まあ最悪①が思いつかなかったとしてだ。
②は思いつくでしょ?こんなのただの棒だよ?
そして今や
コイツは絶滅してる。昔のホルダー買い換えてない人の家にだけあって、新築のトイレではみたことない。
ってことはコイツよりただの棒のほうが使いやすく優れているってことになる。
はるかに複雑で、プラスチックがなけりゃ難しいぐらいの品物だ。
あの棒タイプと
これ、どっちが新しくみえる?どっちが最先端?どっちにテクノロジー感じる?
どう考えてもこっちが新作でしょ?科学でしょ?蛇腹付いてんだぜ?
完全にオーパーツだ
未来人からのまったく使えない嫌がらせで
俺達はトイレットペーパーを大分に無駄にしてきた。
ワンタッチ式万歳!!!!