[女優 生駒里奈さん](下)デビュー10周年 「生き残れたことを自分でもすごいなと思います」 | ヨミドクター(読売新聞)
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[女優 生駒里奈さん](下)デビュー10周年 「生き残れたことを自分でもすごいなと思います」

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 「いこまちゃん」の愛称で親しまれている女優の生駒里奈さん。人気アイドルグループ乃木坂46の初代センターを務め、2018年に卒業後は、ドラマや映画、舞台にと女優として幅広く活躍しています。コロナ下での近況や古里・秋田への熱い思い、舞台への意気込みなどについて語っていただきました。(聞き手・田村良彦、撮影・小倉和徳)

台本は電車の中でブツブツ考えながら読むことも

[女優 生駒里奈さん](下)デビュー10周年 「生き残れたことを自分でもすごいなと思います」

――コロナ禍で大変な世の中ですが、ストレスの発散とかどうしていらっしゃいますか。

 もともとインドア派で外出もしないので、それほど影響はないです。ただ、お芝居の稽古の行き帰りに時々立ち寄る喫茶店があったんですけど、そういったことが気軽にできないのが、ちょっとストレスかなって感じます

――インドア派なので、自粛生活は平気?

 まったく気にならないんですけど、家の中では台本を読まなかったりするので、台本を外で読みたいなというときに自由に出られないのは、残念ですね。

――台本は外で読むことが多いのですか。

 電車の中で声に出さずにブツブツ考えながら読んで、稽古場に行って練習するというのが、自分としては一番覚えやすいです。

「演じられない役はないんだな」と思いました

――今年春に出演された舞台「カメレオンズ・リップ」を見ました。これまでの「いこまちゃん」のイメージとはかなり違ったタイプの役柄に目を見張りました。ご自身で振り返ってみていかがですか。

 「演じられない役はないんだな」と思うぐらい、自分の中の幅を広げてくれた時間だったと思います。どう演じたらいいか千秋楽までずっと悩んでいました。

 私は「つらい」という言葉はあまり使わないんですけど、「よかった」とか「楽しかった」という感想よりも、「本当に大変だった」「つらかった」という思いが残るくらい、自分を追い込んでいました。

 作品を理解する頃にはもう公演が終わっていて、その理解も違う解釈なのかもしれないんですけど、見ていただいたお客さんには影響を与えられたような気がするので、そこは頑張れたのかなと思いますね。

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