ウェルネスとーく
医療・健康・介護のコラム
[タレント 飯田圭織さん](上)コロナ外出自粛の子育て……いつまで続くのか、先が見えず眠れなくなったことも
「カオリンも力抜いたら」と辻ちゃんのアドバイスで楽になる
――ご主人のサポートはいかがでした。
1人目のころは、主人もすごく忙しい時期だったので、一緒に子育てをしようという気持ちはあっても、夜泣きをしている時に任せるというわけにはいかなくて、一人で面倒を見るしかありませんでした。発熱や 嘔吐 があると、二人で「どうしよう、どうしよう」という感じで、何回、夜間救急に駆け込んだかわからないくらいですよ。でも、二人目になると、慣れてきて、できるところは任せられるようになりました。
――モーニング娘。の仲間に相談することもありましたか。
辻ちゃん(辻希美さん)には、「どうしてるー」って連絡を取って、一緒に遊んだり、相談したりしていました。彼女は「たまにカオリンも力抜いたらいいんだよ。それでも子どもは育つから」なんて言ってくれます。そう言われると、楽になったりしますね。
コロナ太りで4、5キロプラス
――新型コロナの外出自粛の環境でどのように過ごしていますか。
ショックだったのは、昨年、卒園式や入学式ができないかもしれないと言われたことです。子どもと親にとっての一大イベントですよ。なんでこのタイミングになってしまったんだろうと、一時は落ち込みました。結局、入学式は時期をずらしてコンパクトにしてやってくださいました。最初の緊急事態宣言の時は、こんなに家族で一緒にいる時はないと思って、ステイホームを楽しんでいた面もありました。北海道のいつもお世話になっている魚屋さんから「観光客が来なくて困っている」という話を聞いてはお魚を買ったり、いろいろなものを料理したりして食べていたら、4、5キロ太ってしまいました。
「いつ友達と遊べるの?」に答えられず、つらかった
――その後は、なんとか元気にやってきましたか。
そうはいきませんでした。最初の緊急事態宣言の時は、「頑張って、おうちで過ごそう」と思ったのですが、コロナの外出自粛が続くと、「いつ終わりが見えるんだろう?」と、精神的につらくなりました。外で会食をしてニュースになる方もいましたよね。もしかしたらコンビニに行っただけで何か言われるんじゃないか、子どもに迷惑をかけてはいけない……とか考え過ぎてしまって。
子どもに「いつ友達と遊べるの?」と聞かれても、それに答えることができないのもつらいことでした。変に生真面目なところがあって、いろいろと抱え込み過ぎたのかなとも思います。夜、眠れなくなってしまったこともありました。整体に通っているのですが、そこで「自律神経の乱れ」と言われて、はり治療も受けました。
秋以降は、随分変わりました。自粛していたヨガ教室にも行けるようになったのもよかったですね。お母さんでも、自分の時間を作らないとバランスが崩れちゃいますね。それからは元気に活動しています。
いいだ・かおり 1981年北海道室蘭市生まれ。1998年、テレビ東京系番組「ASAYAN」のオーディション企画がきっかけで、「モーニング娘。」のメンバーとしてデビュー。2001年、2代目リーダーに就任。05年にグループを卒業してソロに転身し、バラエティー番組のほか、歌手、女優としてテレビドラマや舞台でも活動。現在も歌手、タレントとして活動する。2児の母親。
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