[タレント 眞鍋かをりさん](上)3歳半の子どもに今も授乳 「おっぱいのおかげで子育てが楽になった」 | ヨミドクター(読売新聞)
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医療・健康・介護のコラム

[タレント 眞鍋かをりさん](上)3歳半の子どもに今も授乳 「おっぱいのおかげで子育てが楽になった」

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 横浜国立大学在学中からマルチな活動を続け、かつては「ブログの女王」と呼ばれたタレントの眞鍋かをりさん。2015年に結婚、出産し、現在は1児の母親です。仕事と育児のバランスの取り方や、昨年からタレント仲間などと始めた児童虐待根絶を目指すボランティアの取り組み、40歳を目前にした健康管理の方法などをうかがいました。(聞き手・藤田勝、撮影・武田裕介)

両親の助けも借り、子育てと仕事を両立

――仕事と家庭のバランスが難しそうですね。

 時間的、内容的にできること、できないことがある中で、仕事の声をかけてもらえることはありがたいことです。ベストバランスというのはわかりませんが、その都度、これでいいかなと思いながら、やらせてもらっています。

 うちの子は、平日は午後2時までプレスクールに通っているので、毎朝、お弁当を作り、送り迎えをしています。週2回、習いごとを始めましたが、一緒に遊ぶ時間もたっぷりとっています。仕事がある時は、近くに住んでいる両親に助けてもらっています。寝かしつけは自分がやると決めたので、夜は8時半とか、遅くても9時、10時ぐらいには寝かせるようにしています。

――子育てが楽しそうですね。

 まだ赤ちゃんの時から、早くコミュニケーションをとりたくて、一方的に話しかけてばかりいました。最近は、遊びに連れて行くというより、一緒に遊びにいくという感じです。行く場所も、近くの公園から、映画館、テーマパークへと広がりました。私が出演したウルトラマンR/B(ルーブ)の映画も見に行きました。テレビ放送も第1話からすべて見せていて、子どもは、親はテレビに出るものだと思っているみたいです(笑)。

――もっと仕事がしたいですか。

 やりたい仕事を泣く泣くあきらめたこともあります。でも仕事が詰まってくると、逆にもっと子どもといたいと思ってしまい、正解はないですね。

産後1か月、母乳が出なくて寝られず…

――育児でつらかったことはありますか。

 産後の1か月は、母乳育児で悩みました。母乳が出なくて……。

 精神的な面が大きかったと思いますが、ほとんど寝られませんでした。「母乳が絶対にいい」という意見と、「人工乳でもいい」という意見の対立が、宗教戦争みたいにハードで、私も情報に振り回されました。結局、私は母乳の方に“入信”しましたが、このことで学んだのは、「子育ては自分で選んだことに自信を持つしかない」ということです。子どもの教育についてもメチャクチャ悩んでいますが、それも同じことだと思います。

――お子さんは3歳半。授乳を続けているそうですね。

 2歳ぐらいで離乳することが多いようですが、うちの子は長いタイプのようで、いけるところまでいこうと思っています。食事は普通に食べているので、フリードリンクみたいなものですね(笑)。虫歯になりやすいとか、授乳のデメリットを言う人もいますが、毎月、歯科でチェックしていますし、おっぱいのおかげで、夜泣きもイヤイヤ期にも悩むことがありませんでした。うちの場合は、子どもの心の栄養としておっぱいがあって、子育てが楽になったと思います。

――もともと子ども好き?

 普通です(笑)。友達に子どもが生まれたと聞いても、「子どもは面倒」という意識が強くて、会いに行きたいとは思わなかったです。妊娠中に母親の意識が芽生えるとよく言いますが、私の場合は、生まれるまで全く自覚が生まれず、「本当に生まれるのかな?」みたいな感じでした。出産も超スピード安産で、これなら、20代のころの胃けいれんの方がずっとつらかったなと思いました。ストレスのせいだと思いますが、のたうち回るぐらいの胃けいれんを起こしたことがあるんです。

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