辻グループ
植物遺伝資源科学部門
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辻 寛之 准教授 植物が花芽をつくるための最強の運命決定因子、フロリゲンの研究をしています。 これまでにフロリゲンの活性の本体となる転写複合体の同定、フロリゲン受容体の発見、フロリゲンの新しい機能の解明といった発見をしてきました。これらの研究は、文字通り教科書を書き換える発見となりました。 私たちは、独自にコツコツ開発してきたユニークな技術と生物学の最先端の技術を融合した研究を展開することで、フロリゲンの重要な未解決問題にアプローチします。 |
研究内容
花成ホルモン・フロリゲンの 分子機能解明と植物改良への展開
フロリゲンは植物に花芽を作らせる植物ホルモンです。美しい花とその後の実りをもたらすフロリゲンは多くの研究者を惹きつけてきましたが、その正体は長い間謎に包まれていました。そして最近の分子遺伝学の発展から、FTというタンパク質がその正体であることが解明されました。私達はフロリゲンの受容体を発見、活性本体となる複合体を同定して、これに強い証明を与えました。私たちは、世界唯一のフロリゲン生体イメー ジング系と次世代シーケンサーを駆使してフロリゲンの新機能を解明し、新しい研究領域の開拓を目指しています。
