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【プレスリリース】令和6年度全国発明表彰を受賞!

【プレスリリース】令和6年度全国発明表彰を受賞!
~未来創造発明奨励賞および未来創造発明貢献賞~

 国立大学法人横浜国立大学(学長:梅原 出)とデノラ・ペルメレック株式会社(社長:大倉 誠)およびENEOS株式会社(社長:山口 敦治)は、公益社団法人発明協会が主催する「令和6年度全国発明表彰」において、耐久性の高い水素キャリアとしての有機ハイドライド製造装置及び製造方法の発明が「未来創造発明奨励賞」および「未来創造発明貢献賞」を受賞しましたので、お知らせいたします。

 全国発明表彰は、日本の科学技術の向上と産業の発展に寄与することを目的としており、多大な功績を挙げた発明、考案、または意匠、あるいはその優秀性から今後大きな功績を挙げることが期待される発明等が表彰されるものです。
 今回受賞した有機ハイドライド電解合成法(Direct MCHⓇ)は、再生可能エネルギー由来の電力を用いた電気化学反応により、水素キャリアとしての有機ハイドライド(メチルシクロヘキサン(MCH))をトルエンから水素を介さずに直接製造する技術です。本技術を用いることで、水電解によって生成された水素を一度タンクに貯蔵し、トルエンと化学反応させる従来の工程が不要となることから、従来法と比べ大幅なコスト削減が可能となり、カーボンニュートラル社会実現への貢献が期待されます。

7月11日に行われた表彰式

 
 なお、本発明は国立研究開発法人科学技術振興機構の戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)における研究の成果として特許出願したものです。本発明は、製造効率が短期間で低下する耐久性の問題を解決するもので、実証スケールにまで規模を拡大させることができ、2023年に豪州にて行われたCO2フリー水素サプライチェーン構築に向けた実証の成功にも寄与しています。

 三者は今後も脱炭素社会・循環型社会に向けた本格的な水素の大量消費社会を見据え、コスト競争力が見込まれるDirect MCHⓇの技術開発を進め、エネルギートランジションを推進してまいります。

問い合わせ担当先

総務企画部リレーション推進課
メールアドレス:pressynu.ac.jp

(担当:リレーション推進課)


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