2022年1月19日(水) 上野千鶴子先生をお招きして特別講演会（都市科学部・校友会共催）をオンラインにて開催いたしました。
司会進行は、都市科学部鈴木崇之教授が行い、主旨説明を都市科学部長・藤掛洋子教授が行いました。

上野千鶴子先生は、社会学者・東京大学名誉教授・認定NPO法人ウィメンズアクションネットワーク（WAN）理事長であり、多くの著作があります。

特別講演会は、「近代家族と住宅の変貌：都市・コミュニティ・環境」と題し、近代家族モデルの変容についてご紹介頂きました。また、空間帝国主義から「自分らしく生きる」＝脱家族化・脱共同体化に向けての変貌について、複数の建築家の取り組み事例をご紹介頂き、地域社会圏モデルなどの新しい空間の創造に社会が大きく動いていること、「住宅＝家族」で完結しない暮らしとして選択縁の社会が生まれてきていることについてお話を頂きました。空間をデザインしていく「プロデューサー」となるために、一人ひとりができることは何か、都市科学部の可能性を考えることのできる素晴らしい時間となりました。

江原由美子元都市科学部教授をはじめ、参加者より多くの質問やコメントを頂き、上野先生より回答を頂きました。
本講演会には200名以上の申し込みがあり、当日は、学内外の学生や教職員、一般の方々を含め、計157名にご参加いただきました。

上野千鶴子先生、ご参加頂きました皆様方に厚く御礼申し上げます。
誠にありがとうございました。


※本講演会は、「ジェンダーと共生：開発」授業内で実施しました。

横浜国立大学都市科学部・校友会ならびにスタッフ一同